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躁な気分の泳ぎ方

久々に学会に行った。
オンライン参加でもよかったのだけれど、さほどの負担感なく行ける距離だったので、ちょっとだけ現地にも足を運んでみた。

老若男男男女(より、もそっと男の人が多いくらいの男女比)、いろんな人が集まった大きな会場で、講演を聞き、議論を交わす時間。
元々大して好きなわけではないけれど、しばらく振りに参加してみると、やっぱり勉強になるし、ちょっとお祭り感あるし、なんのかんので楽しいんだよな。なんてことを確認しつつ。
あれこれ聞いて、知識を詰め込んで。
三日間の学会が終わった後は、しっかり疲れ切った状態で翌週を迎えることになった。

振り返ってみると、学会までの二週間ほどは、なんだか随分とテンション高く過ごしていたと思う。
普段は昼間疲れてお昼寝をしていたところ、午後になっても全然眠くならず、何なら夜も起きてられそうな感じ。
作業に集中し出すと止まらなくて、ご飯も睡眠も関係なくぶっ続けで一気に終わらせようかな、と思っちゃうくらい。

うーん、これはもしや躁的なアレかしら。
まぁ、自覚して自制できるなら大して気にすることはなかろう。と思って、夜は意識的に眠り、ご飯も意識的に三食きちんと食べ、意識して「いつも通り」過ごすよう心がけてみた。
それができるうちはまぁ、たぶん大丈夫。

思いながら、次の受診では一応主治医に報告した。
で、躁状態のときにやりがちで、避けた方がいいことを改めて確認。

① 散財したり
② 予定を入れまくったり
③ 周りの人を見下してトラブルを起こしたり(自尊心が高くなるから)
④ 知らん人とエッチしてうっかり子どもができちゃったり(性欲高くなるから)

こういうことをすると、躁が去ったときには借金とこなしきれない予定が山をなし、友人は失い、なんか知らんけど妊娠してる、みたいな状態が残ったりして、鬱の中で追い討ちくらって苦しむことになったりするからね。
後に影響を残すことはしないのが基本ですよ。
やるなら、その日のうちに片が着くことね。
とのアドバイスをもらった。

で、わたしがしていたことといえば。

・学会に申し込んだり(①と②)
・学会に申し込んで、宿泊用のホテルを予約したり(①と②)
・学会ついでに友達と会う約束をしたり(②)
・勉強のための本を多量に買い込んだり(①と②)
・ボランティア団体の仕事をあれこれ抱え込んだり(②)
・以前から買おうか迷っていたプロテインを購入したり(①)
・母の日のプレゼント奮発したり(①)

うん、こうやって見てみるとなるほど、いつになく散財してるし(元々はほとんどお金使わないタイプ)、気づけばスケジュール帳がめっちゃ埋まっとる(現在がんばって消化中)。
わたしの躁うつ病は躁症状の目立たない2型だから、③とか④とかで派手なトラブルを起こすことはないけれど、やっぱり無駄に活動的になって、鬱期の自分に負担をかけるようなことを繰り返していたんだろうなぁ、と再認識した。
こういう「調子のいい時期」に調子に乗ってた経験、今までもたくさん心当たりがあるもの。

というわけで今月は遠方の学会に行くのだけれど、これはまぁ、教授からも参加を勧められたものだから結果的によしとしよう。

でも、次に躁っぽくなったときは、「その日の中で完結すること」で調子に乗ることにする。今回の教訓。

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