『10000文字』の文章を書いてみて気づいた『3つの失敗』の話。
こんにちは。ネコぐらしです。
別のプラットフォームの話になってしまいますが
「10000文字」の文章を書いて発信してみました。
私の大好きなオンラインゲームコミュニティへの投稿です。
ただし、内容がかなーーーり専門的で人を選ぶ文体ですので、こちらのnoteへの直接のリンクは控えさせてもらいます。ごめんなさい
どうしても気になるよって方は、私のXアカウントからであれば確認できます。ご興味があればこちらから(ただ恥ずかしい気持ち半分)
🐔https://twitter.com/lattenecco_ff14/status/1757859830411497577🐔
10000文字の文章に対して、いくつかフィードバックを頂けました。
そこを踏まえ、今回は
『長文で失敗してしまったこと3つ』と
『そこから学んだ長文作成のコツ』
についてお届けしようと思います。
1.文章が「もたもた」しちゃった。
今回、10000文字の文章を書くに当たって、3つのルールを設けていました。
エモーショナルな感情表現をすること
かならず9900~10000文字で文章を完結させること
”文章の水増し”と捉えられる記述は極力行わないこと
エモーショナルな表現ということで、かなり過激な表現をOKとしています。
立ち位置としては、酸いも甘いも含めた文体で、あるコンテンツに関してユーモアを交えて紹介する、といった感じの文章を目指しました。
あるよね~と共感してもらえたり、それはいいすぎだよ~wとか、ちょっとくすっと笑えてもらって注目を集められたら、概ね目的達成です。
文章の随所にあるあるポイントや小ネタをふんだんに盛り込んで、いざ発信。が、結果的にこれらの目論見は失敗に終わります。
ライティングが終わった後、いくつかのフィードバックをもらい改めて自分の投稿した文章を読み返してみました。すると、、、
なんか文章が「もたもた」しちゃってるのです。
この「もたつき」の正体はなんだろう…。
原因を探ってみることにしました。
問題点①:「小ネタ」がむしろブレーキになってスピード感がない。
これが最も致命的だと感じたポイントです。
確かにちりばめた共感ポイントや小ネタは、目的通りのリアクションを読み手に期待できます。
しかし同時にそこが突っかかりポイントにもなっていて、スラスラっと読み流せないのです。
スーッと清流を下るように文字から文字に目が移る爽快感は、今回のような長文においては最も重要。文章に宿る”清涼感”を保持し続けるのがポイントだったんだと、猛反省しました。
たとえば、料理においても添加物(小ネタ)をそのままギュッと濃縮しただけでは、お客様に不快感を与えてしまうだけ。きれいに配分を考え調和させなければ、こってりしたギトギトの豚骨ラーメンのようになってしまう。
もちろん、豚骨ラーメンが食べたい読み手様に対しては、この『もたもた』感は武器になる。ですが、炎天下の中ひやし中華をオーダーしたお客様にそれを出してはクレームものです。当然お客様は手をつけない。
今回はゲームが対象ですので、もっとライトな文体を目指すべきでした。
おそらく今回読者層が期待していたのはソーメンくらいのお手軽感。
どんな読み手がどんな文章を求めているかをリサーチしなければ、ライティングにおいての正解にたどり着けない、と深く学べた機会でした。
そういえば、こちらの書籍でもリサーチについて口を酸っぱく説明していたと思い出しました。今からでも読み返さなきゃ…。
問題点②:連続的な「小ネタ」によって緩急がなくなってしまった。
こちらも重要です。
同じ小ネタばかり提供し続けていては、根強いファン以外に新規が見込めません。
「冷やし中華はじめました」はいいんですが
「冷やし中華以外全部やめました」はかなりリスキーです。
辞めるにしても、せめて「新しいタイプの冷やし中華はじめました」とか、続く新メニューや独創性が必要になってきます。
そうしないと、「緩急のない文章」になってしまう。
色んな表現をあの手この手で盛り込むよりも、関連性の高いワードやテーマを自然に繋げ「どうしたら最後まで読んでもらえるか」を意識するのが今回の課題でした。
「清涼感のある文章」と「緩急のない文章」は似て非なるものです。
硬度が異様に高い硬水のようなトゲトゲしい喉越しが、読者の手を止めてしまう要因になっているかも。
できれば「いろはす」のような柔らかさを目指していきたいものです。
※もちろん、読者層によって好まれる文章は変動していきます。
一概に全部いろはすを目指そう、が正解ではないはず。
2.プラットフォームで好まれる属性が全く違った。
今回投稿させていただいたプラットフォームが、ゲーム専用コミュニティのブログサイトでした。
よって、そこに投稿された内容はどれも非常に専門的。
いってしまえばゲームに関するトピックだけが好まれる場所です。
そこで私はあろうことか司馬遼太郎とか太宰治とかを引き合いにだしてしまったのですが、これが良くない。
ゲームと全く関係がないですし、外部要因にフォーカスすることをこのプラットフォームの住人は好みません。
ゲーム以外の興味関心は極力排除してありますし、外部からの導線も確保されていない。
noteであれば専門分野外からの引用は、むしろ多様的で惹かれるもの映ります。ウェルカム to note。
今回投稿した場所ではまったくの逆効果でした。
非常に独りよがりな記事として、プカプカと水面に浮いちゃってた気がします。
今回の場合では、全ての引用をゲームに関連する内容から抽出するのが正解でした。
ここにおいても、読み手の状況と心情をつぶさに観察する必要があったと反省している次第です。
3.誤字脱字と表現のブレ
基本の「てをはに」の誤用と、誤字脱字、とにかくそれらが目立ちました。10000文字という文章を校閲するのには時間がかかります。
一応chatAIに確認してもらっているのですが、プロンプトをしっかり指定しなければ精度は芳しくなく、結構な数すり抜けている。
結局、フォロワーさんからのフィードバックで気が付きました。
「豊富な表現に対して、誤字脱字がかなり悪目立ちしていたよ」と赤裸々な感想をもらって嬉しい反面、自身の稚拙なケアレスミスにガクッと肩を落としてしまいました。
こちらに関して、以前お見かけした「文章を一旦寝かせる」という工程も非常に効果的である気がします。衝動的に投稿してしまう私にとって、リライトや読み返しの時間をしっかり確保するのも必要だと感じたエピソードになります。
「文章を寝かせる」点については、こちら片付けコラムニストのこと様のnote記事を引用させて頂きます✨
とても参考になりました。ありがとうございます!🙇♀
まとめ
ということで、長文を書く時のポイントをまとめていきたいと思います。
1.ライティング前に、読者層をよくマーケティングした上で要素を選別していく。
2.小ネタや強調が文章の”清涼感”を阻害していないかしっかり読み込む。
3.長文を書きあげたら発信する前に見直しやリライトの時間を設ける。
こんなところでしょうか。
ただ、一点注意していただきたいのは、あくまで今回の内容で触れたのは、
長文を書く時に失敗した体験談です。
たとえば、衝動的な感情が乗りやすいエッセイ形式や、テクニックやポイントを紹介する形式には当てはまらない可能性が高い。
個人的に、エッセイであればすぐ投稿したほうが鮮度が高く、テクニック集に清涼感はそれほど要らないかな、という気もしますね。
自分の書く文章にしっかり向き合って、のびのびと綴れるよう成長していきたいものです!
みなさまもよきライティングライフを📒
🐈気に入りましたら、ぜひサイトマップも覗いていってくださいな🐈
📒こちらは最近エッセイ記事📒
ネコぐらしは『文字生生物』を目指して、毎日noteで発信しています。📒
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あなたのスキとPVが、この生物を成長させる糧🍚
ここまで読んで頂き、ありがとうございます✨