How to深夜徘徊
プロローグ
こんな時間に回したって、季節柄夜〜朝は洗濯物が湿気で乾きゃしない。そう思いながら夜11時過ぎ、やっと動くようになった体を布団から起こし、洗濯を開始する。これで40分は寝れない時間に拘束されるね。
さてどうしようか。
YouTubeはさっきまでずっと見てた。
お腹はすいてない。
一先ずはお香を焚いてみる。
部屋の中がみるみるうちにフルーティな香りに包まれていく。
最近知ったスウェーデンのfikaという文化について調べながら、やはりウトウトしていることに気付く。
やっぱり、歩こう。
スマホ、サイフ(足りうる最小額のみ)イヤホン、ライト、あれば発光帯。を持って、
脱げにくい靴を履いたら
さぁ出発だ。
How to 深夜徘徊
道を決めよう。
あなたの住む街は田舎?都会?、はたまた、アパート?戸建て?
はじめての人は、まずは大きな道沿いを歩こう。
やっぱり夜は少し危険、初めは人通りがあるところがおすすめ。安心して、夜はそれでも十分面白い。
でも慣れてきたら、自分だけのルートを作ったり、知らない道に入ったり、行きつけの自販機を作ったり、猫と会えたり。
楽しみ方は無限大。
深夜徘徊してみたいけど、、ほんとに怖くて危険だったら、友達を呼ぼう。
談笑する夜道もすごく素敵だ。
※特に女性の方は安全に気をつけてご判断を。
もちろん行かないのも素敵な判断です。
危なそうな人、場所は積極的に避けよう。
あなたの街の夜とにらめっこ
音楽を聞こう。
夜中一人で外に出る。
それはちょっぴり怖い。
ちょっぴり寂しい。
だから音楽を聞こう。どんな音楽でもいい。
ロック、R&B、ラップ、、、でも私のおすすめはやっぱり夜らしい落ち着いた音楽。歩くと共に、心が落ち着くよ。
著者が歩きながら聞く音楽はコチラ。
tiny yawn 「4月の怪物」
さらさ「温度」
青葉市子「いきのこり●ぼくら」
不眠旅行「Ginger(2021ver.)」
ひとひら「つくる」
Nujabes「aruarian dance」
野口文「bottoIV」
耳に音楽が流れたら、雰囲気を楽しみつつ歩きだそう。立ち止まって夜景を見ながら聞くのも良いね。
※音が大きすぎて周囲への注意が消えないように。
曲を変える時は立ち止まろう。
暗闇を進む足取りを、どこか軽やかにするお耳の魔法、ミュージック。今夜は何を聞こうかな。
写真を撮ろう。
歩き出すとふと気付く。
私のいる街が、まるで違う顔をしていることに。
車通りの少ない大通り。誰もいない公園。向こうでチカチカ光るビルの航空障害灯。街路灯のしたの雑草。風がなる音。
なんて気持ちがいいのだろうか。
スマホをおもむろに取り出す。
そして、パシャリ。
立ち止まっては、パシャリ。
夜の一面が、私のフォルダに刻まれる。
明日の朝見返した時に、きっと驚く。
周りに気をつけながら、お気に入りの夜を見つけ出そう。
※いいカメラは落とすと危ないからスマホの方がおすすめ。
ファインダーを除くとそこには、黒でお化粧をした街がこちらを覗いている。
撮っちゃって、いいのかな。
ただいま
歩き疲れて帰ってくると、洗濯が終わっていた。
頭の中は、夜を摂取して眠気と、不思議な喜びに包まれている。
洗濯物を干して、シャワーを浴びて、布団に入る。
おやすみ。
次はどこを歩こうかな