2023年に公開のホロライブオリジナル楽曲MVを再生回数ランキング風に並べてみる
最近ホロライブのオリジナルソング増えてきたなぁと、ふとなんとなくそんなことを思ったので、「いったい今何曲あるんだろう?」と何気なくとあるサイトを見たら、なんとホロライブが公開しているオリジナルソングMVの数は、今日現在の時点でもう525曲もあるそうで。
そうなってくると今度は「それだけあったら、私はそのうちどのぐらいの曲数を覚えていて、聞いたことがあるんだろう?」「今年ってどの曲が人気あったのかな?」みたいなことが気になってきました。
とはいえ「525曲のMVを全部確認する」というのはあまりに非現実的かな?とも思ったので、今回はそのうちでも一番私が覚えている自信がない最近の「2023/01/01から今日までにYouTubeでMVが公開されたホロライブオリジナル楽曲」について再生回数順に並べてみよう!という振り返りを、真面目にやってみようと思います。
ただ、それでもまだ実はとあるサイトさんのリスト内で141曲もあったので、今回はその中でも総再生回数が100万回以上の楽曲にさらに絞って集計を行っています。また、集計がややこしくなるのでshortの楽曲MVはカウントに入れていません。
ちなみに前述した曲数を始め、今回の再生数やランキング集計、楽曲MVの選出基準等については、コチラのサイトさんを利用させていただきました。
にじ・ホロ・ホロスタのMV検索に便利なサイトさんなので、使っていない方は是非どうぞ。私も頻繁にお世話になっています。
BEST3
とりあえず、まずは上位3曲から。
1位 美少女無罪♡パイレーツ / 宝鐘マリン
2023/7/30公開の、ホロライブ3期生宝鐘マリンのソロでは5曲目のオリジナルソング。
アニメ的なMVでこれまでとは少し異なる非セクシー路線、TikTok等の流行を押さえたキャッチーな踊るサビが非常に特徴的なコミカル色の強い楽曲で、ホロライブオリジナル楽曲MVの最速1000万回再生記録は現在この曲が持っています(約39日)し、先日の本人のFNS歌謡祭の出演時にも歌われた曲になります。
Vtuberの記録的な面で言えばこの楽曲の一か月後に登場した「粛聖!! ロリ神レクイエム☆/しぐれうい」(2023/09/10公開 現在7038万回再生)というとんでもない化け物MVが登場した影響で、やや界隈での印象こそ薄れた感はありましたが、それでも現在の再生数3017万回はホロライブのこれまでの全MVの中では十分に驚異的かつ前代未聞の勢いで、歴代のホロライブオリジナル楽曲MVのランキングでも公開からわずか5カ月の現時点で4位と、すごい位置にいます。
ちなみに歴代のランキング上位3曲は以下の通り。
現在の歴代1位も既に彼女の曲ではあるのですが、もしかしたらこの曲が歴代トップに躍り出る日も、そう遠くはないのかもしれません。
2位:ソワレ / 星街すいせい
2023/8/25公開、ホロライブ0期生星街すいせいのオリジナル楽曲。
2022年12月発売の2ndアルバム『Specter』から先行配信リリースされた楽曲が発表から半年以上の時を経てのMV化、ということでファンの注目を集めた楽曲という印象と、サビの疾走感がやたらカッコいいがとにかく転調が多くてびっくり箱のように驚かされる難解な曲、というイメージが個人的にはあります。
また、今年1月のソロライブ「Shout in Crisis」ではアンコールラストに使用された楽曲でもあり、現在のMV再生回数は857万回と今年の彼女のオリジナル楽曲MVの中では最も再生回数の伸びたMVです。
今年はソロライブ、THE FIRST TAKE、テレビ出演、野外フェス出演など様々な出来事でVtuberの世界を広げた彼女ですが、この曲はそんな慌ただしい日々を送った彼女の今年の活躍を象徴する楽曲だったようにも思います。
3位:Oh! Asmara / Kobo Kanaeru
こちらは3/27公開、hololive Indonesia 3期生Kobo Kanaeru(こぼ・かなえる)の2曲目となるオリジナル楽曲です。
この曲の再生回数は現在678万回。
1曲目のオリジナル楽曲「Mantra Hujan」(2022/03/27公開 1474万回再生)と同様に、本人の作詞作曲、全編インドネシア語で歌われるこの楽曲は、日頃の配信での本人のインドネシアスラング全開の口の悪さや破天荒さ、1曲目の際に見せた元気なカラーとはまた少し違う、まるで少女漫画のようなどこか子供っぽくて少し未熟な恋の様子を可愛らしく歌っていて、主にその日頃とのギャップがインドネシアのファンに思いっきりつき刺さっている感じが、MVのコメント欄からは読み取れるような気がします。
彼女については、英語による配信の多いホロライブIDの1期・2期生たちが多くの英語圏と日本からのファンの支持を受けていた様子とは異なり、以前から純粋にインドネシア国内にファン層を広げている傾向がデビューからずっとありますし、インドネシアでよく視聴されているプラットフォームであるTikTokでの「#kobokanaeru」タグに至っては、本人がほとんどTikTokチャンネルを使用していないにもかかわらず、彼女の切り抜きshort動画やコラージュ動画等を中心にその視聴回数が現在17億回を突破と、相変わらずとんでもないことになっています。
つい2日前には、彼女の3曲目になるオリジナル楽曲「Entah..」も公開されていますがこちらも再生回数的には順調な滑り出しを見せています。
今後どこまで数字が伸びてくるのかは、興味深いところです。
BEST10
続いては、先程のBEST3を含めた順位をBEST10までまとめて。
ここ以降はYouTubeの画像リンクを直接貼るとnote記事自体が重くなるので、主に文中リンクでのご紹介になりますがご容赦ください。
BEST10はこんな感じになりました。
HOROTORI(小鳥遊キアラ、パヴォリア・レイネ、七詩ムメイ、大空スバル 、鷹嶺ルイ)の5人が歌う日英インドネシア語の混ざったネタっぽい公式ユニット曲「HOLOTORI Dance!」が4位にランクインしているあたりはちょっと意外な感じがしました。
あとはhololive Englishの初ライブ「-Connect the World-」でソロ曲のトップバッターとして登場したハコス・ベールズの「PSYCHO」が7位とかなり上位だったり、hololive DEV_ISから3か月前にデビューしたReGLOSS(火縅青、音乃瀬奏、一条莉々華、儒烏風亭らでん、轟はじめ)のデビュー曲「瞬間ハートビート」が9位だったりと、BEST10は流石に個人的にも印象深い曲が多かったです。
ちなみに上記BEST10は全て今日時点で300万回再生を超えています。
なかなか豪華な話です。
BEST11~20
続いてBEST20まで。
このあたりの楽曲にちょこちょこ出てくる【holo*27】は、2023年年始から3/19のEXPOでのライブステージまでの期間に展開されたホロライブと音楽プロデューサーDECO*27のコラボプロジェクトの楽曲になります。
あとこの中だと、常闇トワ1stソロライブ「Break your ×××」の無料パートラスト&新3D衣装公開時に歌われた13位の楽曲「ライメイ」や、7月末デビューのhololive English3期生-Advent-(シオリ・ノヴェラ、古石ビジュー、ネリッサ・レイヴンクロフト、フワワ・アビスガード、モココ・アビスガード)のデビュー楽曲「Rebellion」がこの辺に入ってきているのが興味深かったです。
また、17位の戌神ころね「Wonky Monkey」までは、再生回数が全て200万回を突破している楽曲になります。
その他、100万回再生越え楽曲
続いて、残るBEST21位以降の100万回再生突破オリジナル楽曲を、ここで一気にご紹介。
という訳で、2023年発表のホロライブオリジナル楽曲で100万回再生超えしている楽曲は全35曲36MV(うち星街すいせい「みちづれ」が2MV)という結果になったわけなのですが、改めて全体を見返してみると2023年下半期に発表の曲が多いことにちょっと意外な感じがしました。
直近で言えば10位の宝鐘マリン × Gawr Guraによる「SHINKIRO」、16位の角巻わため「What an amazing swing」、28位の星街すいせい「ザイオン」、31位の鷹嶺ルイ「ホロホーク」あたりは2023年11月公開にもかかわらず特に順調な再生回数の伸びを見せているような気がします。
あとは「未来島 ~Future Island~」「ザイオン」「U.F.O. - U Feel Overjoyed! - 」「SNEAKING」といったタイアップ楽曲が結構な数ランクインしているのもなかなかに印象的です。
番外編と感想
番外編としてVMusic Ch.さんがカバーしていない範囲の楽曲を見てみると、例えば星街すいせいの場合、前述のTHE FIRST TAKEでの歌唱MV「Stellar Stellar」(1/20公開 1474万回再生)「みちづれ」(2/1公開 651万回再生)をランキングに入れれば両方がBEST5に入ります。
またKanaria氏の曲で星街すいせいが歌唱に参加している「レクイエム」(4/14)をランキング内に放り込むと、こちらも1941万回再生でBEST3に入ってきます。
同様にTaku Inoueと星街すいせいのユニット「Midnight Grand Orchestra」の「Midnight Mission」(10/25)を対象にすると、このランキングでは20位ぐらいに入ります。
あとは、今回の集計期間「2023/01/01~2023/12/15」を、仮に「2022/12/16~2023/12/15」のキッチリ1年間に設定しなおしたりすると、20位以下あたりには下記の楽曲なども、実はランキングに入ってきたりします。
ホロライブのオリジナルソングは記念日の周辺や年始ライブ前でのMV公開が多いせいか、リリースタイミングが年末になる関係で、この手の年末に集計するランキングには載らない楽曲が毎年多い印象はあります。
例えば2022年下半期リリース楽曲なんかも、現在の再生回数だけで見れば、実は数百万回は再生されていて歴代のランキングでは上位に入る、みたいな楽曲は多かったです。
また逆に運営企画の楽曲には再生回数で明暗がくっきり分かれた印象が今回はありました。
今回のランキングには4位の「HOLOTORI Dance!」や、8位に入ったhololive summer 2023 メインテーマの「青春アーカイブ」、29位の「迷宮なラビリンス」など、公式チャンネルで公開されたMVもありましたが。
その一方でUMISEA等の一部ユニット曲や、「青春アーカイブ」以外のhololive summer 2023関連楽曲、Blue Journey楽曲といった、公式主導の企画と思われる【holo*27】以降の有料ライブの関連楽曲たちは、いずれもMVの再生回数という点ではやや伸び悩みを見せており、こういった部分には今後の課題が見えるような気がします。
個人的にはBlue Journeyの「astro」とか好きなんですけどね……。
このあたりは楽曲というよりプロデュースの課題、という気もします。
こちらについては最近になって1st Singleの販促を兼ねて「歌い分け動画」といった形式のMVも続々と公開されているようですし、今後に期待したいところです。
さて、という訳で今回は、2023年公開のホロライブオリジナル楽曲について、特に再生回数が多いものをざっくりとまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?みなさんが知らない曲なんかもあったでしょうか?
とりあえず私自身は今回取り上げた楽曲の中では、曲とタイトルが一致しない楽曲は実はあったのですが、全く見ていないMVは一応無かったです。
とはいえ、100万回再生超えの楽曲だけでその総数がまもなく200曲を超えそうなホロライブのオリジナル楽曲の数々に加え、多数の歌ってみた動画が毎日次々とリリースされ続けている現環境において、これらのMVをいつまで箱推しする視聴側が追っていられるか?となると、ちょっと首をひねらざるを得ない部分はあるような気はします。
このオリジナル楽曲MVラッシュはいつまで続くのか?を考えると、今後もぞくぞくと続いて欲しいような、ほどほどでもいいような、もっと一曲一曲を大事に歌い続けても欲しいような、といったなかなか複雑な感想、というのが私としては正直な所かもしれません。
もちろん色々MVを視聴できること自体、贅沢な話ではあるのですけれど。
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