阿斗乃真釣
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holoilve DEV_ISから新ユニットデビュー!!のデビュー前感想
いよいよ、といったところでしょうか。 「holoilve DEV_IS」からユニット『ReGLOSS』がデビューした2023年9月より、1年2カ月。2つ目の5人組ユニットが遂に登場するようです。 デビューを迎える新ユニットの名は『FLOW GLOW(フロウ グロウ)』。 前回は「gloss=光沢」で今回は「glow=灯り」みたいな感じのネーミングの類似性もあり、ホロライブでは珍しく今回も全員人間モチーフ、さらに今回も公式サイトを見るに音楽アーティストVTuberグループ、と銘打たれていたりと、前回との類似性もあったりはするのですが。 その一方で今回は、名前も「FLOW GLOW」で韻を踏んでますし、デビューPVもやたらグラフィティ感のある名前ロゴが随所に登場したり、メンバーの中にDJ担当が居たり、1stシングルの制作陣が完全にヒップホップ路線の人、などなど、 Vtuberとしては割といるけどホロライブでは見かけたことがほぼ無い、ヒップホップ路線コンセプトの特化ユニット感がプレスリリース等から今回はかなり見えていて、そんな彼女たちの活動がホロライブという土壌からだと、いったいどんな風に生まれてくるのか?はちょっと楽しみだなと思います。 あと、初配信のスケジュールが、「1日で5人ぶっ通しで初配信を一人30分、合計2時間半やった後」に「歌ってみたリレー配信」まで続けて予定に入ってたのを見た時はちょっとビックリしました。 その他、詳細については以下をご参照ください。 <参考> PRTIMESのプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001116.000030268.html HOLOLIVE公式サイト https://hololive.hololivepro.com/special/13902/ ホロライブプロダクション公式Xのポスト https://x.com/hololivetv/status/1854359045249126692 では、いまのところの所感です。 とりあえず私は『ReGLOSS』というユニットの5人それぞれの活躍はともかく、「holoilve DEV_IS」というカバー社の取り組みについては、 「歌が苦手と自ら語る面々を音楽アーティストVTuberとしてプロデュース」「既存メンバーとの違いが明確でない」「ReGLOSSとしてユニットチャンネルを開設している影響で大量に出している歌動画の再生回数等が個人に反映されない」「ダンスが得意と語るメンバーへの3Dアバター付与に1年かかる」「突然『チャンネル登録者5人で250万人目標』などと誰も望まない事を言い出す」などなど、 色々な面で運営にタレント側が振り回されている感があってなんか可哀そうだな、という印象が個人的にはあったので、今回の『FLOW GLOW』に関してはもう少しそういった雰囲気がなくなってくれるといいなと思うし、そうなってくれれば、もっと落ち着いてみていられるのかな?という気がしています。 後は、相変わらず個々のネーミングが独特だなとは、今回も思いました。 割と名前の音が、外国人からも呼びやすそうな音になっているあたりはいいなと思いますが、とにかく漢字の画数が多いのと、大半が初見で読めない不思議氏名なのは、カバー社が意図的にやっている事なのでしょうか? 中には別に結婚したわけでもないのに苗字と名前に同じ漢字が入る人までいるのは、面白いとは思いますが同時にだいぶ変わったセンスだなと感じます。 あと、今回も苗字と名前の合計で3文字のタレントが居ますが、前回の「火縅青」の時に発生した「名前が3文字だとXのトレンドに載らなくてタレントが困る」ってのは、今回も特に気にしなかったようですね。 この事象は他の箱でもたまに見ますが、ここについては元々のホロライブの「苗字は漢字、名前はひらがなかカタカナ」の方が格段にSNS展開を見据える点で賢いVtuberのネーミング構造だと私は思っているので、それをやらない「holoilve DEV_IS」を若干不思議に思って見ています。 他にも色々思う所はありますが、まあなにはともあれ。 彼女たちのデビューで、カバー社の「holoilve DEV_IS」という音楽ユニットコンセプトでのタレント売り出し戦略が「ReGLOSS」だけのものではなく、今後も継続する展開だ、という事が今回の明確になったような気がしますが。 一体どんな面々が登場するのか、そして彼女達がどの程度、既存のファンに支持されるのか、などなど。 今後の展開は色々と楽しみだなと思いつつ、とりあえず11/9の初配信はちゃんと見てみようと思います。また面白い人がいるといいのですが。
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しぐれうい、ついにYouTubeチャンネル登録者数200万人突破
楽曲のヒットで動画が1億回再生突破、なんてあたりから、いつかくるとは思ってましたが、それにしても流石に凄い出来事だと思います。 『個人勢Vtuberしぐれうい、YouTubeチャンネル登録者数200万人突破』 個人勢Vtuberとしては初、日本人Vtuberとしては9人目、Vtuber界隈全体を見ても15チャンネルしか存在しない、YouTubeチャンネル登録者数200万人という偉業が達成された今回の出来事は、ずいぶんと夢のある話題だなと思います。 しかもそれを成し遂げたのが、本業がVtuberではなくイラストレーターの人、という点にも、またドラマティックさを感じます。 とはいえ、YouTube全体を見た場合に本業がYouTuberではない人が自身の経験を生かした配信をすることで、日頃その界隈に興味がない層に情報が波及してチャンネル登録者数を大きく伸ばす、または、楽曲1つのバズりが日頃そのジャンルを聞かない層に波及してチャンネル登録者数を大きく伸ばす、というような出来事自体は、それほど極端に珍しいことではありません。 そういった点を踏まえると今回の彼女の偉業は、単に現存するVtuberファンの力が集まった結果というよりも、比較的閉じたカルチャーであるVtuber界隈が、彼女の発信力によって、また少し一般的な方向に世界が広がった結果と見るのが、より事実に近いのではないか、というような気もします。 彼女の個人勢Vtuberらしからぬ快進撃は、いったいどこまで続くのか? そして彼女の進む道の先には、どんな未来が待っているのか? 今後、彼女に続くような個人勢Vtuberは果たして現れるのか? ……などなど。 色々と考えさせられる部分もありますが、まずは今後も彼女によって色々と面白い配信や出来事が生まれることを、一ファンとしては期待したいところです。 <関連記事等> kai-you.netの記事 「イラストレーター/VTuberしぐれうい、YouTube登録者数200万人突破」 https://kai-you.net/article/90695 到達した際の配信 「【耐久】登録者200万人突破するまでLINEスタンプ描く」 https://www.youtube.com/live/THD4b7SO-o4?si=reisQryLJzVLjz6c 本人のXのポスト https://x.com/ui_shig/status/1848712627423481946
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たまにはこんなミラクルがVTuber界隈にあったっていい
つい先程、ななしいんく公式が8月末卒業予定の所属タレント「湖南みあ」の卒業撤回を発表しました。 <ななしいんく公式Xのポスト> https://x.com/774inc_official/status/1828704077343342652 <湖南みあのXのポスト> https://x.com/Mia_Konan/status/1828707522657779796 非常に珍しいケースではありますが、ファンにとってはなによりの吉報ではないでしょうか。 そして今回のことは、ファンの声援や仲間の声が大きく事態を動かした特殊例として、そしてまた、おそらくはVtuberの歴史の中でもそう何度も起こることはない貴重な出来事として、今後は色々な場所で語られるようになるのではないかなと、個人的には思うところです。 なんにしても、まずはファンの気持ちを思うと本当に良かったなと、今はシンプルに思います。 そして、湖南みあ本人に関しては「辞めると言う事」も「辞めるのを止めるという事」も、それぞれ色々と勇気や悩みなどがあったことだろうとは思いますし、その葛藤の末に「残る」という選択肢を今回選んでくれたことにも、このところの卒業ラッシュの話題に疲れたいちVtuberファンとしては、非常に喜びを感じます。 また、ななしいんくという事務所に対しても、過去に、YouTubeアカウントやIPの使用を引き継いだ形での他社移籍を行った「小森めと」や、同じくYouTubeアカウントやIPを本人が買い取る形での独立を認めた「周防パトラ」のケースなど、他の事務所には見られない稀有な前例を色々と作っている珍しい事務所、という印象は私としても以前からあったのですが、今回の「卒業告知後の撤回を許可する」というのもまた凄い前例を作ったものだなぁと、関心半分、驚き半分みたいなものを、この話題からは感じました。 とりあえず今後の「湖南みあ」と「ななしいんく」の活躍には、よりいっそうの期待をしたいなと思います。 <追記> このnoteを書いた後で本人の「卒業撤回の配信」を見てるんですが、本人のいろいろぶっちゃけ具合が面白いですね。 やめる本当の理由を話したり、卒業グッズ出したり卒業ライブしたり同僚にお手紙まで貰っといて卒業撤回したことを謝ったりと、いろいろ勢いのある配信ですので、気になる方はぜひ。
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にじさんじ新人デビューペースに思う、ファンの可処分時間の使い方
昨日の話になるのですが、またしてもにじさんじから新人ライバー5名のデビューが発表されました。 今回のユニット名は「Speciale(すぺしゃーれ)」。 カフェレストランで働くメンバーという設定で、動画を見た感じだけで言うと、ほがらかな印象の女性3名と気だるげな男性2名による、合計男女混成の5人ユニットのようです。 2024年デビューのにじさんじのユニットに共通している、各個人のチャンネルとは別のユニット用のYouTubeやXは今回も同様にありますので、ユニットでの何らかの活動展開も期待できそうな感じに見えました。 その他、詳細情報については、以下のPRTIMES掲載のプレスリリース等をご確認いただければと思います。 <PRTIMES> https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000978.000030865.html <にじさんじ公式Xのポスト>https://x.com/nijisanji_app/status/1823283358027108676 さて、今回のにじさんじ新人ライバーデビューですが。 前回の「いずれ菖蒲か杜若」の5名のデビューからわずか2か月、というデビューペースの速さに、誰もが驚いたことと思います。 「ルンルンとかがもう先輩になるのか」ってフレーズをXのポスト等で見ましたが、個人的にも全く同感です。 まあ、それに合わせて「とはいえ、昔はもっとデビューペース早かったし」みたいな話も、同時に頻繁にポスト等で見られる今回の状況には、にじさんじファンの対応力、順応力の高さ、みたいなものを感じられて、ちょっと面白いなと思いました。 ただまあ、冷静に考えてみれば。 確かに、にじさんじにおいて2018年デビューのゲーマーズやSEEDsといった面々のデビューから、2020年8月デビューの世怜音女学院演劇同好会ぐらいまでのデビュー間の期間は「空いても2カ月程度、早いときは9日」なんてことも、確かにあったのですが。 いまや「にじさんじ」だけで在籍者が150名を超え、「VirtuaReal」や「NIJISANJI EN」を含めると約240名もライバーがいて、しかも同業他社も似たようなペースで新人デビューを繰り出してきているし、なんなら同企業での所属をやめた、いうなればかつて先輩であった存在さえも、今や別の姿でまた別の場所で新人としてデビューをしていたりもするような現在の状況で、果たして今回の新人の配信に時間を裂ける、可処分時間の余っているVtuberファンが今回はどの程度いるのだろうか?と考えると、なんとなくですがそこには、最近デビューしている新人ライバーさんならではの大変さが、感じられるような気がしてしまいます。 なんというか「飽和してる」感が最近のVtuber界隈、すごくするんですよね。 おまけにVtuber一人当たりの配信の長時間化がすすんでいたり、有名Vtuberを中心とした切り抜き等による動画量の多さの影響などで、新人とはいえ簡単におすすめに登場しなくなってきている状況なども相まって、大手事務所のVtuberであっても簡単には見つけてもらえないし、仮に見つけてもらったとしても、ファン一人当たりの可処分時間が既にいっぱいで、その中に自分の配信を定期的に見てもらうことを組み込んでもらえる流れがなかなか生まれにくい状況が出来上がってきている、といいますか……。 いずれにしても、非常に新人Vtuberさんにとってはレッドオーシャン化の激しい、厳しい市場になってきたような気がします。 前回の「いずれ菖蒲か杜若」や、その前の「3SKM」「みたらし団」、ENの9期「TTT」や10期「Denauth」のデビュー後の状況を見るに、2023年下半期以降は、もはや業界最大手のにじさんじですら「デビューすれば全員YouTubeチャンネル登録者数は10万人行く」というような状況ではなくなって久しいこの頃ですが。 とはいえ、そんな状況下で今回の5名の新人ライバーがどうやって個性を発揮していくのか、という点には非常に注目をしたいと思っています。 あと、一つ余談なのですが。 今回デビューする5名の中に「渚トラウト(Nagisa Trout)」という男性がいらっしゃるのですが、「Trout」って、魚のマスのことですよね? 他の方の名前もやや食材っぽくはあるんですが……、妙に印象的です。 「早乙女ベリー(Saotome Berry)」とかはまだわかるんですが、名字が海に関係していて男性の名前がマス、って時点でサザエさんのご主人を思い出したのは、私だけでしょうか? ずいぶん不思議なネーミングセンスだなと思います。