ボトックスで怖い顔に!?〈スポックブロウ〉を解説。
こんにちは、森大です!
美容皮膚科医をしながらファイナンシャルプランナーとしても活動しております!
今回は美容医療に関するお話。
前回の美容記事ではボトックスの効果についてお話をしました。
そして今回はボトックス治療の注意点を説明しましょう。
ボトックス治療にはいくつか注意すべき副作用があります。その中でも頻度の多い「スポックブロウ」という症状とはなにか、そしてその対策について説明していきます。
1.スポックブロウとはなにか?
ボトックスの後に「眉がつり上がって怖い顔になった!」。そんな方が一定の割合でいらっしゃいます。
写真で見るとこんな感じ。
この症状を「スポックブロウ」と言いまして、額や眉間のボトックスを打つと時々見られる症状です。
ブロウは眉、でもスポックってなに?
そう思う方もいらっしゃると思います。これを調べますと、こんな画像が。
なるほど。
宇宙大戦争という映画のキャラクターでスポック船長というらしいです。
とても分かりやすい。
2.スポックブロウの原因
なぜこのような症状が出るかというと
「おでこの外側の動きだけが残ってしまったから」
内側はボトックスで動きが止まっていて、外側だけ動いているのです。
そして次にこうなる原因を分解すると
①医師側の打ち方
②お客様の力の入れ方のクセ
この2点があります。
まず①は分かりやすいですね。
ボトックスを注射するときにおでこの内側だけ強く打って外に打たないとスポックブロウになります。
ただ、実は医師の技術だけで起こるってわけでもないんです。言い訳っぽかったらすみません笑 でも本当です。
スポックブロウが起きる場合、よくある流れはこうです。
お客様側に眉の外側を強く上げてしまうクセがある。
↓
医師がそれに気づかず、いつも通り打つ。
↓
スポックブロウになる。
+++
ではなぜ眉の外側が強く上がるのでしょうか?
まず1つは単純なクセ。年齢によらずおでこの外側に強く力が入る方がいらっしゃいます。
そしてもう1つは加齢とともにまぶたが落ちてきた場合。これを眼瞼下垂と言います。目を大きく開けようとして、おでこの外側を強く引き上げるクセがついてくることが多いです。
3.スポックブロウの予防と治療
おでこ外側の筋肉の力が強いと、普通の打ち方では「内側にはよく効いたが、外側の効きが足りない(=スポックブロウ)」になってしまいます。
対処方法は2つ。
①外側を通常より多め、もしくは低めに打つ。(予防)
②スポックブロウになった場合、眉のつり上がった少し上に追加で打つ。(治療)
もちろんすべて①で行きたいのはお客様も僕らも一緒。しかし、初めて打つ方で全例にピッタリの打ち方ができるかというと難しいです。
これはレストランのシェフが一見さんの好みにピッタリの料理を必ず出せるわけではないことと同じです。
予想外にスポックブロウが起こることもあります。その場合は②の治療を行います。これは難しくありません。
そしてその結果を考慮して、次回からスポックブロウを予防できる打ち方に調整することになります。
ここでお伝えしたいことは以下の3点です。
◆予想外にスポックブロウになることがある。
◆その治療は難しくないので、気になったら担当医に相談すると良い。
◆次回からその結果を見て打ち方を変えれば予防できる。
おわりに
今回は「ボトックスで怖い顔に!?スポックブロウについて解説。」というテーマでお送りしました!
最後にまとめます。
◆スポックブロウ
⇨額か眉間のボトックス後に眉の外側がつり上がった状態。
◆原因は額の外側の動きが強く残っていること。
◆お客様側のクセに医師が上手く対処できないと起こる。
◆もしスポックブロウになっても修正は難しくないので担当医に相談しましょう。
◆次からは予防しながら打ってもらいましょう。
ということでした!
どなたかのお役に立てたら嬉しいです!
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