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【家計管理のコツ】#8 本当に入るべき3つの保険
こんにちは、森大です。
医師をしながらFPとしても活動しております。
今回は家計管理のコツシリーズ第8弾
「本当に入るべき3つの保険」
というテーマでお話させて頂きます。
家計管理シリーズでは
我慢せずにお金を貯める方法
をお伝えしています。
保険費という毎月固定でかかるお金を減らすことで
日々の生活で我慢することなく節約ができます。
実は本当に入るべき保険はたったの3つしか
ありません。それも最大で3つです。
1つもいらない方もいらっしゃいます。
僕は少し前までそうでした。
あなたの月の保険料はいくらでしょうか?
5000円以上になっている方はこのシリーズを
読んでぜひ一度見直してみてください!
今回の記事は
「月々の保険料が高いと感じている。」
「どんな保険に入ればいいか知りたい。」
「不要な保険で損をしたくない。」
そんな方にはとっても役に立つ内容です。
それでは参りましょう!
続編となっておりますので、
まだ前の記事を見ていない方は
ぜひそちらからご確認ください!
1.入るべき保険の条件を復習
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前回の記事では入るべき保険の2つの条件について
説明しました。以下の2つの条件を満たすものには
積極的に入りましょう。
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反対にこの条件を満たさない保険には
入る必要はないでしょう。
なぜなら保険とは「入れば入るほど損をする」
商品設計だからです。(#6で解説)
2.条件を満たす3つの保険とは?
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入るべき保険は次の3つしかありません。
①生命保険
②持ち家の火災保険
③自動車の対人、対物無制限
それ以外の保険はすでにお話しした
2つの条件に弾かれてしまいます。
つまり「生活が破綻しない」、もしくは
「社会保険で賄える」という理由です。
一方で上記3種類の保険に関しては
多くの場合入らざるを得ません。
なぜなら「生活が破綻する可能性があり、
社会保険で賄えないから」です。
本当にそうなのか、それぞれ見ていきましょう。
3.生命保険
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例えば夫婦と子供2人の4人世帯を考えます。
夫の給与で生計を立てていた場合、
その夫が亡くなると収入がなくなってしまいます。
妻、子供の生活費が必要です。
仮に1億円の資産が残されていた場合は
それで生活できそうですが、
十分な資産がなければ生活が破綻します。
社会保険には遺族年金というものがありますが、
それだけで十分とは考えにくいです。
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このケースは「子ども2人のいる妻」ですから
大体月15万円くらいの給付があります。
①生活が破綻する
②社会保険で賄えない
この条件を満たすため加入が必要です。
4.持ち家の火災保険
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持ち家を購入する場合、
ほとんどの方が住宅ローンを組みます。
仮に4000万円の家を頭金2割で購入したとしても
3200万円の負債を抱えています。
もし家が火災で焼け焦げてしまった場合、
賃貸など他の家に住みながらローンの残額を
支払っていかなければなりません。
月々15万円のローンと10万円の家賃を払うとしたら
住居費だけで25万円もかかってしまいます。
生活が破綻してしまう方が多いでしょう。
そして住宅の火災は社会保険で賄えません。
加入すべき保険だと言えます。
ただし住宅ローンを組む場合には
通常火災保険の加入を義務付けられますので
検討の余地はほとんどないでしょう。
5.自動車の対人、対物無制限
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最後に自動車保険です。
対人事故、対物事故を起こした場合、
損害賠償額はどれくらいかかることが
あるのでしょうか?
それぞれ高額事例を見てみましょう。
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どちらも高額事例は億単位であることが
分かります。
通常は生活破綻する額ですし、
社会保険では賄えません。
自動車保険の対人、対物は無制限で
加入しましょう。
一方で車両保険は多くの場合不要です。
なぜなら車の修理費用で生活破綻することは
まずないからです。
例えばドアの凹みについて見てみます。
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大きな傷で10万円程度、小さなものなら数万円です。
この金額で生活破綻することは考えにくく、
貯金をしておいて安全運転を心掛ける方が
理にかなっています。
ちなみにエンジンの修理が必要な場合は
80万円前後かかります。
そのお金が無い場合は生活破綻するということなので
加入を考えることになります。
おわりに
今回は家計管理シリーズ第8弾、
「本当に入るべき3つの保険」
というテーマでお話しさせて頂きました。
まとめます。
◆本当に入るべき保険は3つだけ。
①生命保険
②持ち家の火災保険
③自動車の対人、対物無制限
◆これ以外の保険は「生活破綻しない」か
「社会保険で賄える」ために除外される。
以上です!
次回は
「生命保険の基本的な考え方」
「生命保険が必要な人と不要な人」
について解説します!
ぜひまたご覧下さい!
***
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