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地球が奏でるベースラインからの問いかけ

「いつも変わることなく大地の奥の方から伝わってくるあの確かな吐息」
南佳孝 / 羽ばたく鳥のように

 我々、人間の現在のあり方について認識する上で、基本的な情報が明らかになったんだなと思えるニュースをここに挙げておきたい。
 いったい20世紀のいつ頃から、こういうことになったんだろうと時々考えていたので。

 音楽のことに関連づけるとすれば、この
ニュースで伝えられる年、1952年の直後くらいから、レコードがSPからLP/シングル盤に、つまりプラスティック素材(塩化ヴィ
ニール製)のものに移り変わった。

SPレコードは、酸化アルミニウムや硫酸バリウムなどの微粉末をシェラック(カイガラムシの分泌する天然樹脂)で固めた混合物を主原料としており

Wikipedia日本語版SPレコードの項目より


 このことはニュースと辻褄は合っているなと思う。
 音楽業界も文明史の流れの中で成りたっているのだと、当たり前の事を改めて感じる。

 これは、いわば地球というアンサンブルの中で私たち人間が奏でるパートが重要になってきていて、私たちの音のせいで、アンサンブル全体のベースラインにまで悪影響がでている証拠が判明したというニュースなのだと思う。
 これから私たちはどんな演奏をすれば良いのか? どんな演奏ができるのか? 地球の奏でるベースラインが問いかけている。


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