太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くこと…

太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往

60代後半ですから、なりたての高齢者、高齢者初心者です。 公の場で音楽について書くことから4半世紀ほど遠ざかっていましたが、久々に書いてみたくなりました。 主にポピュラー音楽について書きます。

マガジン

  • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往2号記録的猛暑の巻

    2024年7月から9月に公開した記事をすべて収めてあります。

  • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往1号初夏の巻

    3ヶ月間に公開した記事を全部収めてあります。第1号は2024年4月から6月に公開した記事です。

  • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」

    ヴァン・モリソンのアルバム「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事です。冒頭の固定された記事「ガイドマップ的ご案内〜」は新しい回を公開するたびに更新しますが、それ以下は第1回から順に収めてあります。

最近の記事

  • 固定された記事

周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往するためのチューニング

 10代の半ば位にポピュラー音楽に興味を持つようになり、以来50年ほどの年月に渡って音楽好きであり続けてきたことにはなる。  読んでくださる方にはどうでもよいことだが、その年月のちょうど半分くらいのところが節目になっているという感じである。  これは本人としては面白いことなのだが、その時期に音楽との関わり方が変化して、そこが区切りになった。  このことは現時点の私にはなんとも言えず色々な想いが交錯するところで、いま記したように面白いとも思うのだが、複雑な整理しきれない気持

    •  「夜の長くなっていく季節が始まる日に」に掲載してあるジョン・コルトレーンとレイ・チャールズの音源に情報と説明を少しつけ加えました。  また、コルトレーンとレイの音源を、それぞれひとつづつ新しく追加しました。

      • 昨日、「昼と夜の長さが最も近くなる頃に」というタイトルで公開した記事に加筆して、昨日のものより大幅に長くなったのは、お知らせしましたが、タイトルも「夜の長くなっていく季節が始まる日に」と変更いたしました。本文は本日、先ほど公開したままで変更はありません。

        • 昨日、公開した「昼と夜の長さが最も近くなる頃に」に加筆して、音源も加えて分量が8倍ほどに。取り上げた3人の音楽家、コルトレーン、レイ・チャールズ、スプリングスティーンの足跡に少し踏み込んで書き始めたら、どんどん増えました。昨日読んで下さった方もよろしかったら読んでみてください。

        • 固定された記事

        周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往するためのチューニング

        •  「夜の長くなっていく季節が始まる日に」に掲載してあるジョン・コルトレーンとレイ・チャールズの音源に情報と説明を少しつけ加えました。  また、コルトレーンとレイの音源を、それぞれひとつづつ新しく追加しました。

        • 昨日、「昼と夜の長さが最も近くなる頃に」というタイトルで公開した記事に加筆して、昨日のものより大幅に長くなったのは、お知らせしましたが、タイトルも「夜の長くなっていく季節が始まる日に」と変更いたしました。本文は本日、先ほど公開したままで変更はありません。

        • 昨日、公開した「昼と夜の長さが最も近くなる頃に」に加筆して、音源も加えて分量が8倍ほどに。取り上げた3人の音楽家、コルトレーン、レイ・チャールズ、スプリングスティーンの足跡に少し踏み込んで書き始めたら、どんどん増えました。昨日読んで下さった方もよろしかったら読んでみてください。

        マガジン

        • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往2号記録的猛暑の巻
          3本
        • 太田敦の周回遅れ浦島太郎的音楽観で右往左往1号初夏の巻
          8本
        • ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」
          7本

        記事

          夜の長くなっていく季節が始まる日に

          秋分の日に生まれた3人の音楽家  4、5日前のことを言うのも間が抜けているけれど、9月23日秋分の日(実際に昼夜の長さの差が最も小さくなるのは今日、27日あたりなんだそう) が誕生日だった音楽家として ジョン・コルトレーン(1926年生まれ) レイ・チャールズ(1930年生まれ) ブルース・スプリングスティーン (1949年生まれ) の3人がいる。  ポピュラー音楽にとって特別な日だと受けとる他はない。  そう思ったら、こんな記事がネット上にはすでにあった。

          夜の長くなっていく季節が始まる日に

          連載第6回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」トニー・シェリダン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」にヴァン版とのつながりを聞く 前編

          Van Morrison / You Are My Sunshine 1962年に世にでたもうひとつの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」  前回の記事の最後にヴァン・モリソンの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンドの中からブギウギピアノが聞こえてくるのは、50’sR&Bにもロカビリーにも流れ込んでいたブギウギの潮流が、そこに、現代の ヴァンの音楽にも、流れ込んでいることを意味すると記した。  このことはギターの演奏がロカビリー的であることから参考のために聞いた曲

          連載第6回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」トニー・シェリダン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」にヴァン版とのつながりを聞く 前編

          連載第5回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」ヴァン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンドに鳴り響く音楽史

          Van Morrison / You Are My Sunshine ヴァン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンド  ヴァン・モリソンのアルバム「アクセン チュエイト・ザ・ポジティヴ」の1曲目 「ユー・アー・マイ・サンシャイン」について、曲の録音史、歌曲として何が歌われているか、そして録音史において多く生まれた ヴァージョンの中からレイ・チャールズのものに注目し、その録音をした頃のレイのこと、レイとヴァンの関わりといったことについて、ここまで述べてきた。  そ

          連載第5回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」ヴァン版「ユー・アー・マイ・サンシャイン」のサウンドに鳴り響く音楽史

          クラプトンの「To Save A Child」についてXに投稿しました。

          エリック・クラプトンのパレスチナの子供たちへの支援公演「トゥー・セイヴ・ア・チャイルド(To Save A Child)」について投稿し、それに関連した投稿、報道をXにリポストしました。 #エリック・クラプトン #ToSaveAChild #パレスチナ #ガザ

          クラプトンの「To Save A Child」についてXに投稿しました。

          ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して

          ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」についての連載記事のガイドマップ的なご案内です。 このガイドマップの記事は連載の進行にしたがって内容を更新していきます。 目次から各項目へとべます。 また、この記事以外の記事も目次に表示された小見出しから各節にとべます。ご承知かとは思いますが、念のためご案内しておきます。 ◎2024-09-17お知らせ  『ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」』についての連載の各記事のタイトルの語順を入れ替えて、

          ガイドマップ的ご案内+目次 / 連載記事 ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」を読んでいただくに際して

          連載第4回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」レイ・チャールズへの敬愛の念

          Van Morrison / You Are My Sunshine レイ・チャールズによるカヴァー  レイ・チャールズは1950年代にR&Bの音楽家として成功を収めていたが、1950年代末頃からジャズやポピュラーヴォーカルの音楽家としてのあり方をも示すようになり、さらにはカントリー音楽の楽曲を歌いもした。そのためWikipedia英語版のレイの項目における記述のように、この時期から1960年代にかけてはクロスオーバーした成功を収めた時期として語られもする。  ただ、

          連載第4回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」レイ・チャールズへの敬愛の念

          連載第3回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから

          1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン」  アルバムの1曲目は「ユー・アー・マイ・サンシャイン(You Are My Sunshine)」である。 Van Morrison / You Are My Sunshine  この曲はカントリー音楽の世界で生まれた曲だ。  私が知っていた1990年代初めまでのヴァン・モリソンの音楽については、カントリーロックの要素はあっても(1972年作「テュペロ・ハニー(Tupelo Honey)」に顕著である)、 「テュペロ・ハニー

          連載第3回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」始まりの「ユー・アー・マイ・サンシャイン」の始まりから

          連載第2回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽

          20世紀半ばに作られた曲が収録されている。  この「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」というアルバム、全曲カヴァーであるわけだから選曲が注目点になる。  そして実際のところ、取りあげられている曲からは、きわめて興味深いあり方が見てとれるのだ。  収録曲が最初に発表された時期は第1回で述べたように20世紀の半ばと言えて、1930年代終わりから1960年代前半までに及ぶ。20世紀のいわば第2四半期から第3四半期とみることができる。  ただ、それらの曲がとりあげられるにあた

          連載第2回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」ロック成立の「手前、直前」の視点から鳴り響く21世紀の音楽

          連載第1回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」 ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。

          はじめに  いささか長い記事になリますので手頃な長さに分けて、分載、連載といった形にします。  記事中で、おなじみWikipediaは随所で参照しますが、当然のことながら、ただ右から左に書き写すわけでなく、私なりに信頼がおけると判断した場合において、記述の拠りどころにしたつもりです。  また、音楽ソフトの情報サイトDiscogの ページも紹介することが多くなります。  本文を補足する形で「Reverb残響追加部」と「Overdub追加音響部」という項目がありますが、

          連載第1回ヴァン・モリソン「アクセンチュエイト・ザ・ポジティヴ」 ベルファスト出身の名シンガーのアルバムを久々に聞いた。