絵のこと#1／雨の駒沢公園

4月29日の祝日に月一でやってるウォーキングスケッチに参加してきた。みんなで外で気軽にスケッチするコミュニティだ。今月は目黒区の駒沢公園。

ゴールデンウィーク初日ではあるけど、東京は4日前に緊急事態宣言が出て、デパートや美術館は軒並み閉じている。この連休中に松屋銀座でのアニメージュとジブリ展に行く予定で、日時指定チケットも買ってあったのに、中止になってしまった。

まだ雨は降っていないが、今にも降りそうな重い雲。駒沢公園の象徴であるオリンピック記念塔を前にスケッチを始めるが、初めてしばらくして雨がポツポツを降ってた。記念塔のスケッチも途中に雨宿りしながらスケッチできる場所を求めて彷徨う。

歩道橋下に避難したら、そこでは縄跳びのパフォーマンスやダンスの練習をする若者の集団がいた。なんとなく近づきがたい雰囲気。遠巻きに見て、彼ら彼女らのスケッチする。

そのまま振り返って、広い階段の向こう側に見える屋内球技場をスケッチした。歩道橋の下にいても、強い風で雨が吹き込んでくる。雨水がスケッチに降りかかり水性インクが滲み、テンションが下がる。

雨は止む様子もない。中央広場前の体育館の入口が開いていたので、ロビーでスケッチ。窓が丸く壁がメタリックでアニメの宇宙船を思わせる。地下の体育館では卓球か何かの練習をしている。

この日は、3枚描いた。雨に降られて途中だったオリンピック記念塔のスケッチを後日家で描いた。本当に東京五輪はやるのだろうか？いつまで「オリンピックこそスポーツの最高峰！」みたいな幻想が続くんだろう。そんなモヤモヤが描き終わった後に湧いてきた。

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駒沢オリンピック公園
東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩5分