2023年マーケターの振り返り
はじめに
どうも、なおぴんです。
自分はWebマーケターでHubSpotでのMA、メルマガ施策、ウェビナー企画、SNS発信、GA4、Looker Studioを使ってのデータ分析を担当。
2023年の主な目標はとにかく経験値を積む。でした。この記事の目的は自分がやってきたことを振り返り、経験の整理とスキルの棚卸をして、他のマーケターの役に立てばいいなと思ってます。
1. 担当プロジェクトと成果
主な実施プロジェクト
GA4導入
マーケ領域のデータのビジュアライズ
LP作成ディレクション
ウェビナー企画
MA構築
SNS発信(TikTokメイン)
KPI達成状況を数値データやグラフを用いて説明
1,2は活動の下地作りとして最優先で行いました。今まではスプシにわざわざ1時間ほどかけて数値を転記していっていたのですが、無駄な時間なのと、リード数などが多くなった場合に手作業では追えなくなってしまうため全てが自動でデータとして保存され、全員が同じものを見れるようにしました。今では全員が同じものを見るという文化が当たり前になっていますが、当時はどのチームがどのスプシを見ているか、どのデータを使っているかさえ分かっていなかったのでこれだけでも大きな一歩という状況でした。他社の事例は分からないですが、「皆で同じ数字を見る」という環境は仕事を拡大していく上での大前提なので出来てない人は是非やってみて下さい。
3,4に関してはリード獲得チャネルの拡張の一環で行いました。自分がプロジェクトをリードしていましたが基本的な初動のスタンスは「パクる」です。一旦有名な企業のLPの型を真似して自社の素材を置いていきます。そこからチーム内に共有し、オリジナルのものに近づけていく。他社を真似していると、何故ここはこういう表現なのか、何故この順番でストーリーが展開されているのか、何故この写真をつかっているのかなどの上位概念が気になり始めます。そこから消費者心理の理解が深まったり、人間は何に興味を惹かれ、何に注目する生き物なのかなどを学び始める事で知識と理解を深める事が出来ました。ウェビナーに関しても同様に他社がどんなウェビナーをやっているのか、何故この内容でやっているのか等をどんどん真似しました。当然当たらない事が多いのですが、その時点では「どうやってウェビナーをしようか」という悩みから「どうしたら見てもらえるウェビナーにできるか」という悩みに変わっています。まだまだ模索中な部分が多いですが、サービス利用いただいたい企業と連携してウェビナーをしたり、社内リソース(人材)を抜擢して開催するなど初めてウェビナーをやり始めた頃とは違うステージで動けています。チャネルを増やす際は分からない事が多いのでとにかく一回やってみることが大事だと思いました。
5,6はある程度マーケティング活動の土台が出来てきて他部署よりも成果を上げてこられた状況で、さらにリード数、商談数を上げる必要があるところで施策が立ち上がりました。今までのリードで商談にならなかったものや商談してもダメだったところにアプローチして商談数を獲得するためにHubSpotを用いてMAを構築していきました。休眠している対象をどのように商談に上げるかですが、基本的には良い情報をメールで送って自社を認識してもらい、そこから生まれるアクションに対してスコアリングしたり、あるページにランディングしたら架電部隊に電話をしてもらう等のスキームを構築しています。スコアリングすることで大量の架電対象の中から優先順位を決めて電話する事が出来る為、効率の良い商談獲得アプローチになっています。また、顕在層獲得のアッパーが近づいてきているので、準顕在層へのアプローチが必要になってきていました。そこでSNSを使用しての情報発信を行い、即CVを狙うというよりは、認知度を広めるための活動として行っています。自分はプロデューサーとしてコンテンツを考えたり、撮影、編集を行う事がメインです。幸い社内に演者としての出演を快く行ってくれるメンバーが多く、定期的に配信できる状況が出来ています。継続してアップするという事は出来て来たので、ここからは更に認知を上げる為にどうやってバズらせるかを考えるフェースに来たところです。
成功事例を分析し、学びを共有
スコアリングによる架電効率化
今まではまんべんなく端から端まで架電して相手のタイミングを取りに行かなければならなかったのが、優先順位をつけて架電できるようになったことで効率化に繋がりました。データの可視化によるPDCA
今までは広告は広告、CV後はCV後のダッシュボード、サーチコンソールはサーチコンソールと別々に分けて数字を見ていましたが、Looker Studioではそれらを統合し、1元管理で数字を見れるようになりました。これにより今何に注力しないといけないのかがチーム全員で解像度高く把握できるようになりました。
課題克服に向けた具体的な取り組みと結果
まずは、チームの立ち上がりという事で最初はとにかく広告で顕在層を取りに行くという動きをしていましたが、CACを抑えるという意味でも広告以外の獲得手段が必要になってきています。コンテンツ勝負ですね。ちゃんとお客さんになり得る対象をどう集めるかはまだまだ頭を抱える課題です。
2. 2023年のトレンドと分析
自身の担当分野における2023年のトレンドを分析
2023年~2024年にかけて自分たちがビジネスを行う領域において世間の意識が大きく動く第一歩を踏み出したと思っています。なので、広告でのリード獲得数も順調に伸びてきていますが、その分そこに気づいている企業も資金を投下し始めてきています。トレンドを裏付けるデータや事例を紹介
これは広告で見れる数字から読み取りました。自社が資金を投下しているキーワードに対してのシェアは初めは9割あったのですが、今では6割となり、シェアを取っている企業名はCMバンバン打っている大手です。トレンドを活用した具体的な施策と成果
資金力で勝負するのはNGなので、今のトレンドにプラスアルファでブランド名を刷り込んでいく必要があります。そこで全ての施策に置いて自社サービス名を聞かせる事で第一想起として浮かぶように仕掛けています。2024年の展望と予測
この1年で変わってきた世間の意識の動きはさらに加速し、需要が伸びていく事は間違いないです。なので今行っている施策内容の改善と並行して、需要の伸びに並行したブランド名の擦りこみを行っていく事でリード数のアッパーも超える事が出来ると予想しています。来年の振り返りが楽しみです。
3. スキルアップと学び
2023年に獲得したスキルや知識
コミュニケーション能力
KPI管理
PDCAスキルアップのための具体的な取り組み
上司の真似をする
自分の立ち位置、見られ方を認識しておく
数字に強い先輩に教えてもらう
情報発信をしてFBを貰う
とりあえず完成度2割で共有する
学んだことを活かした成果
声がかけられやすくなり、情報のキャッチアップがしやすくなった
何やってるか分からないと言われがちなマーケ部署でも社内のプレゼンスを保てている
成果物への期待値コントロールがし易くなった
2024年にさらに学びたいスキル
もっと主体的に人を巻き込み予算を持ったチームを持てるようにする
外部のマーケターと繋がり、情報交換を強化する
「当たりやすいコンテンツ」の方程式を作って、再現性を持たせる
4. マーケターへのメッセージ
2023年の経験から得た教訓やアドバイス
マーケは経験者が優遇されやすい職種ですが、他職種から転職は不可能では無い。でも全くの未経験は厳しいので今の会社でその業務の情報を取って、自分ならどうするかとか、を考えるのが良いかも。あとは、コミュニケーション能力と自己研鑽力、ロジカルシンキングが根底に無いと着いていけなくなるので、そのあたりも見直しておくのが良いと思うze!
マーケターとして成長するためのヒント
マーケターとしての何を成長させるかに依りますが、普遍的で環境に左右されないマーケティング思考を培いたいのであれば、手法に囚われず、目線を上げて大きな流れを読み取る力、ボトルネックになっている箇所に対してどんなアプローチが必要なのか等を常に試行錯誤出来る必要があると思います。特にWebマーケターは目の前の施策の中身やその周辺だけに視野が狭まりがちなので、自分がどこを目指しているかによって考える視点や角度を意識するのが大事。
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