【黒歴詞#20】『No Life Heart』or『不死の心』
復讐を誓ったブラウン管の向こうのあの青年は
止めを刺さずに何度も何度も痛みを与え続けた めでたしめでたし
そんなことは実際起きない 残るものは憎しみの連鎖
死にたくないって息絶え絶えの心にナイフを突きたてた
たとえそいつがどんなにクズでも 人は人だと法は定めて
享受するなら守りなさいと 確かにそれは存在していた
たとえ誰かがそいつを憎んでいたとしても 平和がそいつを守ってる
そして連鎖は種を産んでその芽に心を植え付ける
めくるめくるめく今も生きて今も生きて人に不幸をもたらすその犯人は
不死の思い
連鎖を断ち切った知り合いの心優しい少年は
誰にも助けられることなく処刑された
「あいつの勝手だ」なんていって その幸福を享受してそしてめでたしめでたし
そんなことを考えるから俺が殺してやりたくなった
これが憎しみの連鎖誰でも不幸になりたくないんだ
素知らぬ顔して自分は神だと思ってるからこうなるんだろ
たとえ誰もがそいつを憎んでいたとしても 俺があいつを守ってやる
そんな心で望まなければ享受するなんておこがましい
めくるめくるめく死んでしまっても 不幸をもたらすその少年は
俺に幸せをくれたんだ
鎖はやがて錆びて
誰も思い出せなくなっても
その思いは
俺の心の中で
死ぬことはない
不死の心