【黒歴詞#18】バッドエンド至上主義
話題の映画もキャッチーなあのポップソングも
幸せなキスで目覚めたあの力で迎えたイミフなハッピーエンドも
共感できない! 茶番に見えて!
号泣の渦の中 俺だけ真顔
「不幸」を語ったあのバンドが売れた瞬間 幸せを説くようになる
あのような現象のように環境で考え方は簡単に変わるものなの?
俺はそうなりたくない! 今のままが一番良い
人生そんな上手くいくわけないし 死ぬなら派手に逝きたいな
なんて取らぬ狸の皮算用で今日も野望で飯が美味い!
期待の漫画も 才能と血統とご都合勝利で
謎の血筋で目覚めたあの力で迎えたイミフなハッピーエンドも
共感できない! 才能ないから!
笑顔の渦の中 俺だけ真顔
「不幸」を語ったあのリア充が落ち込んだ途端ワラワラと励ましの声が
お前のどこが「不幸」なの?
「さあ始めようか この理不尽を覆そう」
同じ志を持つ仲間を集めて 知識を蓄えて作戦を練って
様々な苦難を乗り越えてやって来たは最終決戦
その過程で死んだ無知な男の息子が俺らに牙を向く
「どうしてこんなことをしたんだ! どうして罪もない人を」
父が死んだ恨みを 正論で覆っただけの
軽い言葉が牙を剥く
常に俺はその世界に牙を向けていた
これはお前にとってのバッドエンドで俺にとってのハッピーエンド
だけどあの時の自分を思い出して
俺はこいつにトドメをさせないんだ