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一次創作のVtuberの配信を見たかったので作った話【煌星セイ】

こんにちは!一次創作が大好きなラルスです!
いつもうちのこのぬいやゲーム、イラスト等々色々作っては楽しんでいます。うちのこはいいぞ!

私の一次創作の中で、Vtuberを扱った小説「キミと出会ってサイセイする日々!」というものがあり、そこで「煌星セイ」というVtuberが平日毎日21時から「おつかれ配信」をする、という設定があるのですが。

「実際に見たいな…」

と思って作りました。その忘備録です!

↑これがその小説です。


①使ったソフト

Vtuberの配信風動画!ということで何が必要なのか?
私が使ったソフトをメモがてら書いていきます。同じ機能を持っているものであれば他のソフトでも大丈夫なので、適宜ご自身に合ったものを見つけていただければ幸いです。

ちなみに今回は、
✕ 実際にリアルタイム配信する
〇 リアル配信をしたアーカイブという体の動画を作る
が目的です。

>>リアルタイム配信できるだけの技術というかアドリブ力がないのだ<<

・Vroid(3Dモデル作成ソフト)⇒Vtuberのガワを作る目的

Vtuberのガワですが、Live2Dのものや3Dモデルのもの等様々あると思いますが、私は3Dモデルを選択しました。

Vroidは、pixivさんが提供されている3Dモデルを作成するためのソフトウェアで、なんと無料で使えます。ありがたや。

フルスクラッチではなくプリセットのデータを活用したりボディデータを活用したりなので、3D作ったことないよって人でも手軽に3Dのアバターを作れちゃうありがたいソフトです。
衣装や髪型等のデータも、プリセットでたくさん搭載されているのに加え、BOOTH等でも販売されているので、キャラクリ感覚でうちのこモデルが組み上がります。助かる。オリジナリティあふれる髪型とかはなかなか打ってないから頑張って作るしかないのですが(((



・3tene(モデルを動かすソフト)⇒Vtuberの撮影をする目的

次は、先ほど作ったモデルを実際に動かすためのソフトで読み込みます。
私が使ったのは、PLUSPLUSさんが提供されている「3tene FREE」です。こちらのソフトで、先ほどのモデルを動かして撮影ができます。こちらも無料で使用可能です。ちなみに機能がさらに追加されて便利な有料版もあります。

※私のPCはデフォルトでWEBカメラが付いていたのでそれを用いてフェイストラッキングやリップシンク(カメラで読み取った顔の動きをモデルに反映させる)をしましたが、ない場合は外付けのWEBカメラもあると便利だと思います。
プリセットのモーションや表情を用いての動画も可能なので、そのあたりはお好みで。


表情⇒楽しい、モーション⇒手を振る3 でにっこりのセイ

↑で背景が青なのは、あとでAviutlで合成するときにクロマキー合成するからです。緑にしなかったのは、目の色が緑色系だったので。

・VOIXEVOX(テキスト読み上げソフト)⇒Vtuberの声

やっぱり動画を作るなら声はほしい!ということで、声です。
自前で喋ってそのデータを使ったり、声優さんに頼んだり、読み上げソフトを使ったり色んな手段を考えられますが、私はヒホさんが提供されているVOICEVOXを利用しました。
こちらも無料で利用できます。ありがたや。

セイのイメージにピッタリだったので雨晴はうちゃんのボイスに。


・AviUtl(動画編集ソフト)⇒動画を編集する目的

今回は「ライブ配信をしたという体のアーカイブ動画」を作るので、生配信ではなく動画として仕上げる必要があります。
私はMMDの編集等で普段からAviUtlを使っているので、今回もAviUtlを使用しました。KENくんさんが提供してくださっているソフトでこれも無料。いつもお世話になってますありがとうございます…。

AviUtlの導入方法や操作方法も、有志の方が詳しく解説されているページがあるので私の方からは割愛します。


・つんでれんこ(動画エンコードソフト)⇒Youtubeにアップロードするようにエンコードする目的

動画サイトにアップロードする際に、エンコードが必要になってきます。
私は窓屋さんが提供してくださっている「つんでれんこ」というソフトを使いました。動画が簡単にエンコードできるソフトです。あと出てくる文章がかわいいです。癒し。


②動画完成までの道のり

思い立ってから、だいたい1週間で動画が完成しました。
動画完成までの道のりメモです。

・まず動画全体の構成、時間配分等をざっくり書き出す


セイの配信メモ書き。そのキャラらしさを考えるのが難しかったです。

自創作の小説の中で、「平日21時から毎日あるおつかれ配信」と書いていて、「今日の5分のコーナーがある」「雑談もしている」「生活のためになる内容もある」等の断片的な情報こそあるものの、いざどんな話をしているか?と考えた時に、そのキャラらしさの整合性を取る必要がありそこを丁寧に考えました。
キャラとして実際に取り得る範囲+自分の技術で作れる範囲 でもありますね…。

・3Dモデルを作る

煌星セイくんです~カワイイね。

こんなモデルを用意しました。セルルック調です。かわいいね!
モデルの作り方は多分色んな方が詳しく解説されてるので私は割愛します。Vriodでモデルを作ったら、外部ソフトで使えるようにVRMエクスポートしましょう。エクスポート先に「(モデル名).vrm」のデータがあればOK。


・実際の画面構成を確認

実際に使用するソフトやお借りする素材を用いて仮配置をしました。これがテンション爆上げになります!!これを作るんだ!!!!って気分になって気合入ります!!!
これは、詳しくは後述しますが3teneで録画したデータとVOICEVOXの音声データをAviUtlで編集したものです。他にも背景やロゴも合成しています。
手前に机を置いたりマイクを置いたりするとそれっぽさUPです。
素材は、BOOTHやニコニコモンズや配布サイトさん等からお借りしました。
左上のロゴは自作です。

めっちゃそれっぽい。ええやん。

↑ロゴはこちらのツイートを参考に作成しました。ありがたや。
ロゴあるとそれっぽさ一気に増すのでオススメです。

・原稿を作る

Vtuberに喋ってもらう内容の原稿を作りました。アドリブで地声で行く人はすっ飛ばせる過程ではありますが、私は雑談力皆無人間なので、丁寧に丁寧に原稿を作りました。
ちなみに、1分間に300字~400字くらいの速度が聞き取りやすいらしいです。なので、所要時間から逆算した文字数で原稿を書いたらいいと思います。
ちなみに私は今回約7,400字になりました。「今日の5分」と冒頭Loadingとエンディング含めて約30分の動画に仕上がりました。
あとお決まりの口上はあると良いですよ!!!!!!っぽい!!!

ちなみに動画の原稿はこんな感じです。ご参考まで。

・音声データを準備

アドリブで地声で(略
私は雑談力皆無(略
先ほどの原稿データを、VOICEVOXで読み上げてもらいます。
めちゃざっくりするのであればコピペでいいのですが
・漢字の読み間違い
・イントネーションの調整
等があるので1つ1つなるべく丁寧にやっていくと良いと思います。
あと、パラメータもお好みに合わせて調整するとGOOD。

こんな感じです。

文章と文章の間の取り方は、あとでAviUtlで調整できるのであまり気にしなくても大丈夫です。
出力ですが、私は「テキストを繋げて書き出し」にしました。1文1文でも良いのですが、AviUtlで編集するときに分割したら同じことだしファイル名設定するとごっちゃになりそうだと思ったので、段落ごとに区切りの良い所で一気に繋げて書き出ししました。

・AviUtlで編集(アバターなし)

色んなやり方があると思うのですが、私は「音声で全体の流れを構成⇒Vtuberの動画を音声に合わせて口パクで撮影して後から合成」の形をとりました。
原稿を読む⇒動画の口の動きに合わせて音声の配置も考えたのですが、どうしても目線が下に行ってしまったので今回はこのような形をとってみました。

Loadingがあった方がライブ配信っぽさがあったのでLoadingも入れて、本編、エンディングまで音声データを配置しました。

・3teneで撮影

AviUtlで配置済みの音声に合わせて口パクや顔を揺らしたりしました。わかる、という時は頷くようにしたり、テディベアを見る時はそちらに顔を向けたり。
Vtuberのライブ配信は、基本的にシームレスの動画なので10分越えの長さの動画をミスせずに撮る必要があったため緊張しました。顔認識が旨くできなかったところや若干ラグってるところもありますが、そこはご愛嬌と言うことに。

・AviUtlで編集

先ほどの口パク動画も併せます。
口パク動画はクロマキーで背景の色を吹っ飛ばしてあげて、クリッピングで左右整えてあげるととても綺麗になります。素晴らしや。

レイヤーこんな感じです。

ちなみに右下の時計風のテキストは1分ごとに手動で表示する文字を変えてます。ゴリラ戦法。

・AviUtlから出力

一通り確認してOKなら動画として出力!
AVI出力します。出力されるデータが大きくなりがちなので、出力先の容量が足りているかも要チェック。
ちなみに、31分の動画で約1時間の出力時間でした。

・つんでれんこでエンコード

先ほどの出力された動画をエンコードします。今回はYouTubeにアップロードする予定だったので、それに合わせた設定に。
ちなみに、エンコードの所要時間は約30分でした。

・サムネを作る

出力待ちの間にサムネを作ってました。
YouTubeのサムネは、動画内のシーンじゃなくって別のファイルで指定できるのです。

・YouTubeにアップロード

タイトルやキャプションもVtuberっぽさを出しつつ書きます。
あと自創作への誘導のためのリンクも…。
予約送信できたり、限定公開とか公開とか選べたりするので事前に決めておくと良いかも。

③完成じゃ~~~!!!

そうしてできあがった動画がこちらです!!!

一次創作のVtuberの配信動画のアーカイブが!!!!!!!!
ある!!!!!!!!!!!!!!!
素晴らしいですね…
フェニちゃん(小説のキャラ)の気分で視聴できますやったーーー!!!

④終わりに

というわけで、自創作Vtuberの配信アーカイブ風動画を自力で作ってみた忘備録でした!!!推しの配信が見られるの良いですよ!自創作大好きな人にオススメです!!!
あと今回の方法で使ったソフトが無料のものばかりなので、着手しやすいというのも利点かなと思います。

気になったらぜひ皆さんも自創作Vtuberの配信動画作ってみてくださいね~!!
それでは~!!

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