50代一人暮らし。1月の小さな楽しみ。
2024年1月10日。
代休を取ったので犬子の爪切りに行き、その流れでちょっと離れた公園まで足を伸ばした。
頭頂部から発芽しそうなほど、冬のお日様をいっぱいに浴びて帰路に着く。
帰宅したら犬子の足をそそくさと洗って、さてさて本日は年に一度のお楽しみが待っている。
私はこの時期しか食べられないガレット・デ・ロアが大好きだ。
キリスト教の祭日であるエピファニーに食べるお菓子で、切り分けられた中にフェーブという陶器製の人形が入っていた人は王冠を被り、王様として皆に祝福されて1年を幸福に過ごせるらしい。
最近は小さな一人用のガレット・デ・ロアが販売されており、フェーブは別に渡される。そう、買った時には既に国を司る王なのだ。
冷凍して保存する分も余分に購入した。
コーヒーを丁寧に淹れ、王冠を被り、「よっ!待ってました!成駒屋!」と言いながら1年ぶりの幸せを味わう。
そういえば子供の頃、寺村輝夫さんの「ぼくは王さま」という本が大好きだったっけ。シリーズを何周も読み返した。
中でも「ひとつぶころりチョコレート」というお話は、この歳になってもはっきり覚えている。
わがままで、ドジで、おつむが弱く、おやつが大好きな王様だった。
あれ?誰かに似ているような?
王様のイメージが予想外な方向へと更新されたので、徐に王冠を外してテーブルに置いたのだった・・。
おフレンチなお茶の時間とは打って変わって、夕食は久しぶりに餃子を作った。紫蘇をたっぷり入れるのが私流。これまた久しぶりにチューハイを飲んだ。
なんだか急にBBAからGGIへ、おっさんの雰囲気が醸し出されるテーブルの上。
餃子に唐揚げ、ほうれん草とトマトの卵炒め、大根と葱の中華スープ。
このラインナップには何としても白いご飯が欲しいところだが、中年の肉体に高カロリーおやつ&中華はハイリスク。
肥満で有名な英国王、ヘンリー8世を思い描いて我慢。
じつは・・・・お昼ご飯は超久しぶりにマクドナルドのダブルチーズバーガー、そう、ダブチーを食べてしまったのだ!!なぜ今日は「久しぶりに食べる高カロリー食材」が目白押しなのか!中華の夕食はダメだったよなあーー。
もしや、私のDNAが明日からの飢餓を予知しているのか?
何があるんだ明日から!!