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50代、一人暮らしのインテリア。


2024年12月14日。
昔からインテリアが好きで、独身&婚姻中は自宅のDIYに明け暮れた時期もあった。(今も独身ではありますが。)
映画やドラマを観ていてもストーリーそっちのけでインテリアに目が行くことも多い。
フジ子・ヘミングさんの京都とパリの家、ドリス・ヴァン・ノッテンの家、素敵だったなぁ。(遠い目)
しかし、あれは多大なる財力&センスありき。
こちとら元手が全くないので、ものを増やす時には小さなものでもこれまで以上に厳選した物選びが必須となる。涙。
ひとり暮らしになったと同時に、アクセルをベタ踏みして断捨離を一気に加速させてきたが、これからは、より一層自分の「好き」を凝縮した暮らしをしたい。


家具はもう買わない。(財力的、スペース的に、「買えない」が正しいな)
プラスチックのものもできるだけ買わない。
便利でも、己の美的感覚が満足できないものも買わない。
気に入ったら少々高くても、ブルジュ・ハリファから飛び降りる気持ちで買う。(あら、それだと一貫の終わりだわ)

「多くのものを所有する」ことで満足感を得ていた時期もあったが、持っているだけで仕舞い込んだまま、時々出して眺めてまた仕舞う。
使っていないものは存在しないことと≒(ニアリーイコール)。
どんなに素敵な品であっても、自分の暮らしぶりには合致していないということだ。

10年くらい前にパリで買ったアスティエのコーヒーポット。
貧乏性が故食器棚の中で観賞用になっていたけど、
やっと最近意を決して使い始めた。

食器が好きで、番町皿屋敷の如く「1枚・・2枚・・」と恨めしそうに集めていた時期もあった。
いいものはお客さんが来た時やイベントの時だけ、うやうやしく登場させていた。バカラのグラスなんて静々と徐に箱から出して、使ったらすぐに洗って光の速さで仕舞っていた。
家計の足しにと昨年メルカリで売った時には、なんだかせいせいしたものだ。

本日のおひるごはん。
VIRONのパン、セロリのサラダ、蕪とサーモンのクリーム煮。
またサーモンの御登場ですが、一人暮らしだと、
こうして冷凍庫&冷蔵庫に眠る食材の活用が重要なわけですよ。
このお皿たちは20余年選手。

この家に引っ越して来てすぐ、白い壁紙が苦手で上に好みの壁紙を貼った。めちゃくちゃ安い壁紙だけど満足。
コーヒーテーブル、ソファー、大きなミラー等を小さな家に押し込んだが、結局すぐに粗大ゴミに出した。
それからトイレの床と洗面所の床に、好きなデザインのクッションフロアを敷いた。
私の寝室は、古いアルミサッシの窓枠についていた黄ばんだカーテンレールを外し、天井近くの高さにステンレスのポールを取り付けてカーテンを下げた。
ついていたシーリングライトを外し、持っていたアンティークのシャンデリアを取り付けた。でもシャンデリアはほとんどつけない。我が家の夜は住人と同じで暗いのだ。
テーブルランプとフロアランプの電球の明かりと、広末涼子の元夫風にキャンドルの灯で過ごす(彼はキャンドルで生活しているわけじゃないか?!知らんけど)。

この扉の向こうは、今は誰も使っていない空き部屋。
まだ息子たちの家具が少し残っている。
この椅子は元々4脚あったが、もう使わないので大々的に捨ててやった!ワハハ。
残るはこの1脚。
あとはWilkhahnとアンティークの藤の椅子で暮らしている。

いつも花が飾ってあるリビング、賃貸によくある樹脂製ではなくタイルや木製の洗面台、第二のリビングとして過ごせるアンティークタイル張りのバルコニーに憧れる。
昔住んでたあの家、好きだったな。(再び遠い目)
でも今はこの小さな星の主人として、自分にとって必要なものを見極める力を身に付けて、心豊かな人生を創りたい。

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étoile|50代。人生立て直し中。
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