
50代一人暮らし。母の愛と散歩でエネルギーをチャージした。
2024年11月27日。
昨日は84歳の母がバスと電車とタクシーを乗り継いでやってきた。
前日に電話で話していたら「明日、あなたのところに行くわ!」と突然言い出して、ちくわやら、りんごやら、斜めがけのバッグ2つをクロス掛けして美味しいものを詰めてやってきた。体育会系の部活に勤しむ中学生の出立ちだ。
私が幼い頃母は寝たきりで、数年前に父が他界するまでしょっちゅう寝込んでよろよろしていたのに、今では私より元気。
「今から家を出ます」のメッセージがLINEで届いてから、「やっほー!もうあなたのマンションの下についたわよ!」と、電話がかかってきたのは思ったより全然早かった。
急遽りんごのパイを焼いてアジフライを作ったら、美味しい美味しいと山盛りのキャベツと共に大きなアジフライを2枚と、コロッケ1つをペロリと平らげて帰って行った。やっぱり部活の帰りだったのかも。
桜の花びらを巻き散らして去っていく、春の突風のようであった。
さてさて本日は、もらった元気を受け継いで、少し離れたスーパーまで散歩がてら歩いて行った。
シャケとエリンギ、豚バラの塊肉なんかを買って、昨日の母の如くバッグ2個持ち(私の場合はエコバッグを左右に肩掛け)で帰路についたが、そういえば数年前に引っ越してきた時に息子たちと通ったきりの、ちょっとした小道を思い出して寄り道。

(母に送ろうと撮影した動画から切り抜いた)
前後は木々のトンネル、
ここはちょうど切れ間になって日差しが降り注いでいる。
誰も通らない。
都会にまだこんな景色があるのだ。
側溝の蓋も懐かしい。
いい空気を堪能しようと鼻の穴を1.5倍に膨らませ、スーハーしながら歩く。
「はああ・・最高だ」「心の洗濯だね」「秋っていいね〜」と、ひとりボソボソ呟く。
景色を満喫しようと、キョロキョロと振り返ってみたり。
鳥の鳴き声を聞き、小さな黄色い可愛い花を見つけ、嬉しくてニヤニヤしてしまった。
興奮した変質者現るの巻。

エリンギとほうれん草のソテー、
トマトと蕪のサラダ。
簡単で美味しくできて満足満足。
(・・と言いながら、
満腹で突き出たお腹を摩っている姿をイメージしていただきたい)
安心できる相手と会って、自然の中に身を置いて、美味しいものを食べる。
仕事や行き詰まった人生を一度忘れて、今は深呼吸。
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