50代一人暮らし。本当にささやかなクリスマスの準備。
2024年12月22日。
先ほど犬子と近所を散歩していたら、見知らぬMadameに「○○神社はどこですか?」と聞かれた。
携帯で検索しようとしたら「私も携帯はあるのよ。検索してここまで来たんだから」とのこと。
でも私の調査によれば、少なくともここからまだ20分ほどかかる。どうやら全く違う方向に進んでしまっているようだ。
経路案内の話をしたら、「車での案内しか出ない」と仰ったが、「いやいや徒歩の設定をすれば案内してくれますよ」と使い方を教え、桜吹雪の右腕を裃に仕舞ってこれにて一件落着と相成った。
わからないときは誰かに聞く、これが一番だ。
他人に偉そうに教えた私だが、最近のトイレ、流すボタンが見つからなくて狼狽える時がある。
あれってみなさんスムーズに発見しているのだろうか。
まさか顔だけひょっこりドアの外に出して、「どなたか流すボタンの場所を教えてくださーい!」とトイレ内に呼びかけるわけにもいかないし、ちぎったメモ用紙に「流すボタンの場所を教えて」と書いて隣の個室に投げ入れるわけにもいかず、暫し落ち着きのないネズミのように個室でちょろちょろしながら「あれ?どこだ?・・これは・・ああ危ない、非常ボタンか!」みたいなことをやっているのだけれど、これは誰かに聞けないから、いつか間違ったボタンを押して警備員を呼んでしまう気がしている。
さてさて、本日は朝から窓拭きをし(月に2回ほど、ベランダに面している掃き出し窓を『エトレ』というプロ用のスクイジーとモップのようなもので拭き上げる。簡単に綺麗になるので、エトレなしでは生きていけない女になってしまった。アメリカの企業だと思っていたら創始者はイタリア人だと。やっぱりイタリアの男は女を夢中にさせるのが得意ねー。もう骨抜きよ。)、掛け布団を干し、トレイ掃除をし、洗面所掃除をしていたら、だんだんその気になって掃除モードに突入してしまった。
クリスマスの飾りも出していないのに、大々的に大掃除が始まりそうな予感がしたので慌てて手を止め、引き出しからオーナメントを取り出した。
大掃除より先にこれを飾らなくちゃ。
クリスマスと言っても、今ではこんな小さなオーナメントを小さなツリーに飾るだけ。昔は2mのツリーにこれでもかと躍起になってモリモリ飾りつけていたが、あの頃は気力も体力もあったのお。よろよろ。
当時はクリスマスオーナメントが大きなプラの引き出しに3つもあった。イベント業者か?
料理も「あたいに任しとき!」と張り切っていたし、テーブルコーディネートも「今年はどんなディスプレイにしてやろうか。ん?!」と、10月頃から買い物に走っていた。
一体何に燃えていたのか?
イベントが暮らしの中心になっていたあの頃とは違って、今は暮らしに彩りを添えるくらいがちょうどいい。なんと言っても片付けが楽だしね。