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「白黒、グレーだけではない。いい塩梅だ。」

私は、どちらかというと白黒はっきりの人だ。
だが、50代の今、それだけではないことを知っている。

ふと思い出したのが、「いい塩梅」という言葉。

この言葉がしっくりきた。
いい塩梅。
料理の味加減や物事の状態などがちょうどよい状態のことを表す時に使う。

この言葉のニュアンスは絶妙だ。
白黒のような言い切りではなく、だからといってグレーとも違う。

標準でも、普通でもなく、感覚的な感じがする。
この「いい塩梅」は人によって違うと思う。
そして、その違いも「いい塩梅」はふわっと受け入れられるような何かがある。

日本語にはこんな言葉がたくさんあるように思う。
若い頃は分からなかった。
最近わかるようになってきた。

この絶妙な感じ。
歳を重ねるとはこういうことなのかもしれない。
この先もこんなことが増えていくのだろうか?
尖った部分が丸くなる。

歳を重ねるのも悪くない。

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