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「新月の夜に、今年最後のひとりごと」
ただのつぶやきである。
今、ここに存在していること。
感謝でしかない。
それ以上のものはない。
ただ、肉体をもってここに人として存在している。
その人である私という存在は、意味や理由を必要とする。
そんなものは必要ないのだが。
人としての私は、それがないと存在できない。
存在する理由、何をなすべきか?
なぜそうなのか?
でも、そんなものはいらないことはわかっている。
感覚的にすべて知ってしまっているから。
でも人である私は知りたがる。
ただ、その知りたがることでバランスを保っている。
人としての私は、理由を追求し続ける。
生きるために。
本当はもう何もいらない。
でも、それでは生きられない。
だから、探求する。
人として生きるために与えられたものだから。
それが人なのだろう。