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プロキオンステークス(GⅡ) レース考察と期待の穴馬

1.東海S?

JRAの競争体系の見直しの影響で、東海Sと名称を入れ替えて1月の施行に替わったプロキオンS。
プロキオンの名前自体は、夜空に輝く冬の大三角形を担う一等星の星の名前から来ているので、元々、夏の時期のレース名としてはそぐわない面があったのも確かで、今回の名称変更で収まりが良くなったと思うにゃ。

という、余談はここまでにして、時期的にフェブラリーSの前哨戦として実績馬の叩き台&賞金加算を目論む馬の思惑が交錯するレース。
とはいえ、実績馬と言えるレベルのお馬さんはドゥラエレーデくらい。
GⅠ出走経験があるお馬さんに広げても、オメガギネス、サトノエピック、サンライズジパングくらい。
本番がワンターンのコースのところ、1周する中京1800mのこのレースは左回りは同じものの、本番には直結しにくいレースだけに、ここ狙いのお馬さんのほうが多いと見て検討していった方が良いレースにゃ

2.プロキオンステークス レース考察と期待の穴馬3頭

冷静に登録馬を眺めてみると、ダート重賞の勝ち馬はサンライズジパングとミッキーヌチバナの2頭のみ。
ドゥラエレーデは交流含めたダートGⅠで3着3回はあるものの、重賞の勝鞍は2歳時のホープフルSのみ。
その他の登録馬も重賞で馬券内好走までの実績で、正直、どのお馬さんでも勝つ可能性がありそうな組み合わせ。

展開としては前に行くお馬さんは多そうだけど、明確に逃げを取りそうなのはメイショウフンジンくらい、その後ろにオメガギネス、サンデーファンデーあたり、中団前目あたりにドゥラエレーデ、サトノエピック、中団から後方にかけてサンライズジパング、ミッキーヌチバナ、ロコポルティというような隊列になりそう。
抽選対象のお馬さんが6頭は含めないで書いたので、一旦はこんな感じ。
コースが中京1800mと内前有利なレイアウトだけに、最終的には枠順出てみないと判断は難しいけど、コース実績のある逃げ先行馬を中心に検討していくことになりそう。

正直、抽選対象のお馬さん妙味のあるお馬さんが多くて、ちょっと困っている状況。猫が期待する穴馬3頭は以下のとおりにゃ!

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)サトノエピック(想定オッズ14番人気 61.5倍)
期待の穴馬1頭目はサトノエピック!
ここ2戦の凡走で一気に評価が急落してしまっているけど、3走前の東京ダービーでは2番人気に応えて、確りと2着には来ており、今回の登録馬の中ではかなり威張れる戦績。
この時の3着以下がJBCレディスクラシックを制したアンモシエラ、年末の名古屋大賞典で3着に入った高知のシンメデージー、年明けのポルックスSで昇級戦にもかかわらず2着に入ったハビレとその後の活躍馬を確り退けていて、普通に成長していれば重賞で好走してもおかしく無いレベル。
そして、4走前のユニコーンSではレパードSと名古屋大賞典を制して、JDCでフォーエバーヤングに食い下がったミッキーファイトを上回る2着を確保していて、ここの登録馬を見渡す限り、力不足はなさそう。
大敗したJDCは+12㎏が災いしたと見れば度外視で構わないし、前走は芝のアンドロメダSに出ての大敗とこれも度外視できる内容。なぜ芝を使ったのかといえば、このサトノエピック、デビュー時は芝を走らせていて、調教師・オーナーとも芝で期待していたお馬さん。
特に、オーナーは芝に拘っていたようで、ユニコーンS2着で賞金加算が出来たことからダービーに登録していたくらい。
前走についてもJDCの大敗を受けて、気楽な立場で芝に再挑戦したものの結果が出ずということで、再度ダートに戻ってきた様子。
経験則的に、こういう形で本来の主戦場の馬場とは異なる馬場を使ってきた次走は激走しやすいはずで、もし、想定オッズ通り単勝60倍も付くなら、猫としては、ここのサトノエピックはかなり期待しているにゃ。

(2)サンマルパトロール(想定オッズ13番人気 58.3倍)
2頭目はサンマルパトロール!
またまた、かなりの人気薄からの指名、そして、抽選対象になっているので出走できたらになるけど、実績的にはかなり期待できるお馬さん。
去年の夏、休養からの復帰戦を今回と同条件の中京1800mで迎えると、あっさりと勝利し、勢いそのまま、次走100m伸ばした中京1900mも勝ち切りオープン入りして、コース適性は十分ありそう。
その後も、交流重賞とはいえ白山大賞典で今回出走するメイショウフンジンを押さえて3着好走!
そして、前走の名古屋大賞典が強い競馬をしていて、4着とはいえ、勝ち馬ミッキーファイトから0.2秒差と大善戦!サトノエピックでも触れたとおり、ミッキーファイトはJDCでフォーエバーヤングに0.2秒差に迫った強豪!そして、3着はそのJDCで5着のシンメデージー、2着は交流GⅠ馬ノットゥルノといった錚々たるメンバーを向こうに回しての4着は負けて強しといった感じ。
今回の出走馬でこの名古屋大賞典で勝ち馬から0.2秒差で好走できるお馬さんはそうはいなさそうで、かなり力量上位と見て良いと思うし、そのお馬さんがこちらも単勝60倍弱もつくなら、一発狙っても良いと思うにゃ。

(3)ディープリボーン(想定オッズ7番人気 24.2倍)
3頭目はディープリボーン!
このお馬さんを推す理由はズバリ、コース適性!
中京ダートは1800mと1900mを2戦ずつ合計4戦で3勝2着1回とオール連対!
オープン入りを決めたのは2走前の去年9月の中京ダート1800m白川郷S。
その後、2か月間隔をあけて11月の京都でオープン特別のカノープスSで今回も出走するホウオウルーレットから0.8秒差6着とある程度オープンレベルでやり合えることは見せたところ。
好相性の中京であれば相手関係的にそれほどレベルが高くないここでならある程度勝負になりそうと思うにゃ。

3.まとめと予告

今回1,2番人気想定のドゥラエレーデとサンライズジパングは決して弱いとは思っていないのだけど、ドゥラエレーデは勝ちみの遅さ、サンライズジパングはチャンピオンズCで見せたような捲る競馬が中京に向いていないという理由で、あまり強く押せない感じにゃ。

穴馬に関しても、挙げた3頭以外にも脚質的に有利そうなメイショウフンジンは展開利と実績から買いたいし、近走で覚醒した感のあるフタイテンロックももし出れたら買いたいお馬さん。
別定GⅡとは思えないくらい出走馬のレベルが高くなさそうで、今回のプロキオンステークスは穴狙いの勝ちは高いのではないかと考えてるにゃ。

さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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