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小倉牝馬ステークス(GⅢ) レース考察と期待の穴馬

1.年始めの牝馬限定重賞

記念すべき第1回目の開催となった小倉牝馬ステークス!
実質的には昨年までの愛知杯の位置付けのレース。
実際、去年の1月には小倉で愛知杯が行われていて、
今回の登録馬中4頭が出走していたくらい。

昨日、ハンデが出そろったところで登録馬の全体像を見渡してみたけど、如何にも牝馬限定重賞といったメンツが揃ったなという印象。
現在の想定1番人気は川田ジョッキー騎乗予定のクイーンズウォーク。
世代限定戦とはいえローズSとクイーンCの重賞2勝はこの中を見渡しても上位の実績。鞍上の川田ジョッキーも準地元の小倉開催は気合の入るところで、去年の愛知杯勝ち馬ミッキーゴージャスの鞍上も川田ジョッキーでアッサリ勝つ可能性も相当ありそうなので、この想定人気は妥当かにゃ。

一方、期待半分・心配半分なのが、現時点で2番人気想定のオーロラエックス。4戦3勝のきれいな馬柱だけど、負けた2走前のローズSでクイーンズウォークに0.9秒差の9着に敗れていて、いくら牝馬限定戦のこのレースでも過剰人気気味と感じているにゃ。

さて、前置きはこれくらいにして、展開とか考察と期待の穴馬を書いていくにゃ。

2.小倉牝馬ステークス レース考察と期待の穴馬3頭

開幕週の小倉競馬場ということで、昨年の夏競馬以来の登場!
当然、馬場状態は非常に良いだろうし、基本的にはどこの開幕週にも通ずる前残りの馬場での一戦を想定の本線にして考えていくにゃ!

ざっと出走馬と想定人気を眺めてみたところ、逃げを打ちそうなのはアリスヴェリテとコンクシェルの2頭
どちらも戦歴をみると2番手からでも好走した実績はあるものの、どちらかというと、アリスヴェリテのほうがスタート直後のペースが速そう。
その後ろの好位にはコスタボニータ、グランスラムアスク、オーロラエックス、アスコルティアーモあたりがつづき、中団前目にクイーンズウォーク、コガネノソラ、キミノナハマリア、エリダヌス、ベリーヴィーナスといった面々。
その後ろの集団に、エンパイアウエスト、エリカヴィータ、エミュー、シンティレーション、セントカメリア、フェアエールングが付けていくような並びか。

想定人気はクイーンズウォーク1番人気はともかく、2番人気想定が抽選対象のオーロラエックス。冒頭に触れたとおり、2走前のローズSで0.9秒差9着に敗れているのが事実。
その後、前走で2勝クラスを勝ち上がっての参戦で、斤量51㎏は対クイーンズウォークだけを見れば同斤だったローズSと比べて4.5㎏のアドバンテージも、2勝クラス勝ち上がり直後で51㎏は決して軽くないところ。
今回上位人気になりそうなアリスヴェリテが同じく2勝クラス勝ち上がり直後にマーメイドSを制した時は50kgとより恵まれていたし、別定戦とはいえ同じ51㎏で去年夏のクイーンSを制したコガネノソラは世代限定戦とはいえリステッドのオークストライアル、スイートピーS勝利の実績があったのに比べて、オーロラエックスはあまり優位性を感じないところ。

登録馬を眺めてみると、小倉実績があるお馬さんもチラホラいて、開幕週の絶好の馬場を活かして前目から押し切れそうなお馬さんの中から期待の穴馬3頭を選んでみたにゃ!

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)コンクシェル(想定オッズ10番人気 30.5倍)
期待の穴馬1頭目はコンクシェル!
すでに触れたとおり、逃げ候補の内の1頭。
とはいえ、アリスヴェリテが前半600mを35秒を切るくらいのペースっでスタートダッシュをかけるのに対して、こちらは35秒台中盤から後半のスタートが大半なだけに2番手になりそう。
それでも、2番手追走から勝った実績はあるので、開幕週の恩恵で前残り出来る可能性はかなりあると思うにゃ。
小倉は過去2戦2勝と少ないながらも、実績から相性は良さそうだし、斤量の55㎏は近走と比べると軽い負担重量。
前走はオープンとは言え牡馬混合で57㎏を背負っての敗戦。牡馬換算なら59㎏なので無理からぬところ。
そこからすれば自分が走る条件はだいぶ好転するのは間違いなく、猫としては好走を期待したいにゃ。

(2)コスタボニータ(想定オッズ5番人気 13.2倍)
2頭目はコスタボニータ!
こちらは去年の同時期に小倉で行われた愛知杯3着の実績があるお馬さん。
先行して押し切るのがいつものパターン。
牝馬重賞の常連で去年は福島牝馬Sで重賞初制覇を挙げ、夏の小倉記念では牡馬に混じって2着好走と着々と実績を積み上げている状況。
前走のエリザベス女王杯は9着、2走前の府中牝馬S11着と大きな着順も、勝ち馬からはいずれのレースも0.9秒差と1秒以内の差に止めていて、善戦はしており大きな実力の衰えはなさそう。
何といっても、3走前の小倉記念2着は牡馬に混じっての56㎏での好走。
3着は今週のAJCCに出走予定のディープモンスター、優勝がリフレーミングと重賞で何度も好走している面々に56㎏で2位に割って入った実績は牝馬限定戦のここなら威張れるレベル。
近2走以外で去年大敗したマーメイドSは明らかな出遅れで度外視可能であり、牝馬限定戦なら実力上位は明らかなこのお馬さん、脚質的に開幕週の馬場の恩恵を受けられそうだし、ここは狙ってよいと思うにゃ。

(3)アスコルティアーモ(想定オッズ7番人気 18.7倍)
3頭目はアスコルティアーモ!
妹のアスコリピチェーノが大活躍しているけど、1歳上のアスコルティアーモも立派なオープン馬。オープンに昇格してのここ2走、関越S9着、府中牝馬S7着と敗れるまでは7戦して4勝2着1回3着2回と全て馬券内好走の堅実派。
ここ2走の敗因としては、関越Sは休み明けで+16㎏と結果的に太目残りと考えて良いと思うし、前走は出負けして後方からの競馬となったもの。元々は前目に付ける脚質だけに、GⅡで後方からの競馬では厳しいのも仕方ないところ。それでも0.7秒差にまとめていたのは実力がある証拠。
斤量54㎏は軽くはないけど、近走の自身の負担重量よりは軽くなっているのであまり気にする必要はないレベル。
今回、中枠までの枠順を引けてスタートを普通に出せれば好位追走出来る可能性は高く、こちらも開幕週の芝の恩恵を受けて馬券内に食い込める可能性は十分にあると思うにゃ。

3.まとめと予告

1番人気想定のクイーンズウォークは世代限定戦とはいえGⅡ勝ちもある中、55.5㎏は割と恵まれた感じ。
鞍上も小倉だと気合の入る川田ジョッキー、去年の愛知杯でミッキーゴージャスを勝たせたのと同じようにエスコートできるか。
その他の実績馬コガネノソラは近走馬体が細くなっていて、ここが戻ってくるかどうかがカギになるかと思うにゃ。
府中牝馬S2着でエリザベス女王杯では4番人気に推されたシンティレーションは実力は認めるものの、脚質的に開幕週とは合わず、ここは相手評価で良いと思うにゃ。
ねことしてはアリスヴェリテが最有力候補で穴馬に挙げたかったけど、想定3番人気で単勝でも10倍つかないのに穴馬と言うのは無理なところ。
ただ、小倉競馬は大得意で5戦して全て3着以内の実績があるのと、前走、ブリーダーズカップディスタフでダートを使っていて、芝に戻した今回、アリスヴェリテにとっては脚が軽く感じられそうで、マーメイドSに続く逃走劇が見られるかもしれないにゃ。

さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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