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中山記念(GⅡ) レース考察と期待の穴馬

1.春の中山いよいよ開幕!

2025年の中央競馬も最初のGⅠフェブラリーSが終了。
今週から春の中山開催がスタートということで、
ダート中心の番組編成から芝のレース中心の番組編成になってきますね。

今週の日曜日中山メインは中山記念。
なんと、今年で99回目を数える伝統の重賞!
距離が1800mということでマイラーから中距離メインのお馬さんまで幅広いキャラクターが出走してくるこのレース。
今年は昨年のマイルCSで悲願のGⅠ初制覇を果たしたソウルラッシュが
格的には一番上。
そこに去年スプリングS&毎日王冠を制したシックスペンス、クラシック解禁を果たしたエコロヴァルツや去年の中山記念覇者マテンロウスカイにアルナシーム・ボッケリーニといった重賞を複数勝った実力馬たちも出走予定と見所たくさんのレースにゃ。

今のところ、コース実績もあるシックスペンスが人気を集めそうで、そこにソウルラッシュやエコロヴァルツが続くような想定オッズ。
とはいえ、中山記念の開催日は春の中山開幕週!
基本的に最終コーナーで5番手前後にいるお馬さんが勢いそのままなだれ込んでゴールするような感じで、人気馬でも位置取りが中団あたりになると一気に好走が難しくなる性格のレースにゃ。

2.中山記念 レース考察と期待の穴馬3頭

まずは展開を考えていくと逃げ候補はボーンディスウェイかマテンロウスカイあたり。もしくは距離延長でこの中なら出足が速そうなメイショウチタンのどれかが前に付けそう。
その後ろの好位にシックスペンスやエコロヴァルツにグラティアスあたりが付けて、その後ろの中団にソウルラッシュ、アルナシーム、グランディア、サイルーンといった面々が続きそう。
ボッケリーニは年齢とともにズブくなっていそうだし1800mの距離も3年半ぶりということから後方寄りになりそうで、リフレーミング、タイムトゥヘヴン、パラレルヴィジョンあたりと一緒に後方に構えそう。

冒頭にも書いたけど、春の開幕週の中山はとにかく前有利!
去年の中山記念は稍重の馬場の中かなり速いペースで流れたものの、蓋を開けてみれば、逃げたドーブネが2着、番手追走から交わしたマテンロウスカイが優勝、3着に好位追走のジオグリフが入り、後方にいたお馬さんの出る幕は無し。2019年~2021年も同じようなレース。
2022年のパンサラッサが勝ったレースは、57.6秒のハイペースで飛ばすパンサラッサについて行こうとした先団組が早々に脱落する特殊なペース。
2023年は差し・追込みが1、2着もこれはドーブネが作るスローペースにより馬群が凝縮されて最後の瞬発力勝負になった影響が大きく、7着までが0.3秒差の大混戦で少しのアヤで順位が入れ替わるようなレースだったにゃ。

穴をあけるとするとやはり逃げ先行の中からと見て考えていった方がよく、これを踏まえてどのお馬さんを穴候補にしてこうか考えるにゃ。

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)マテンロウスカイ(想定オッズ5番人気 17.7倍)
1頭目はマテンロウスカイ!
去年の中山記念の覇者が今年も参戦。
昨年の優勝がフロック視されている感のある想定オッズだけど、
近走も好走は続けていて毎日王冠が0.5秒差8着、天皇賞秋と東京新聞杯が0.3秒差5着と先行してシブといタイプ。
GⅠマイルCSこそ14着に沈んだものの、開幕週の中山で昨年の再現が合っても不思議ではないにゃ!
今年の出走予定馬に明確な逃げ馬はいないので、ひょっとしたらマテンロウスカイがハナを切る可能性もあるけど、そこは鞍上が横山典さんということで、レースにならないと分からないのがリスクといったところ。
ただ、これと言ったマイナス材料もない中、昨年と同じ単勝オッズなら是非是非買っておきたいお馬さん。
去年もGⅠ馬ソールオリエンス、マイルCS好走のエルトンバローズを向こうに回して降した実績から、今年も上位争いを期待できる力はあると見て、1頭目に挙げるにゃ!

(2)ボーンディスウェイ(想定オッズ10番人気 31.6倍)
2頭目はボーンディスウェイ!
前残り馬場とみるなら、常に先行するボーンディスウェイも気になるところ。前走AJCCは2200mが若干長く実績のない距離のレースで度外視可能。
それでも0.8秒差8着と大きく負けておらず、正月の中山金杯で1番人気クリスマスパレードに競り勝って先行勢で最先着の3着に粘ったのは実力が伴ってきた証拠。
道悪があまり得意ではなく、稍重以上に馬場が悪化したレースでは未勝利勝ちだけで、それ以降、去年の中山記念含めて全て着外。
昨年の中山記念は小雨が降って稍重に悪化した馬場が堪えてか行き脚が付かず、本来の先行策が取れずに10着敗退となっており、度外視可能な結果。
今年の関東はほとんど雨が降っておらず、この1週間も晴れ予報が続いており、パンパンの良馬場でのレースになるなら、ボーンディスウェイにもチャンスはあると見るにゃ!

(3)サイルーン(想定オッズ9番人気 31.6倍)
3頭目はサイルーン!
昨年のエプソムカップでは2番人気に支持され4着。
人気以下の着順とは言え、重賞クラスで通用するメドは立ったサイルーン。
今回、それ以来9か月の休み明けということで目立たない存在になっているけど、3歳冬から4歳秋までのパフォーマンスを落としていた時期を除くと、前走エプソムカップ以外は全て馬券内好走と実はそこを見せていない可能性がありそう。
実績的にはワンターンのコースを意識して使われていて、中山自体は1600mでは勝鞍があるのでコーナー4つのコースへの対応がカギになるかにゃ。
血統的には父ディープインパクトということで、開幕週のスピードを求められる馬場は望むところで、近年でもダノンキングリーが優勝、能力的に一枚落ちな感があるドーブネでも2年連続馬券内好走があり、確りと仕上がっていれば好勝負をしても不思議はなさそう。
そして、鞍上が華々しい活躍を見せているキング姐さんことR.キング!
身元を引受けている堀厩舎のお馬さんだけに、キング姐さんを配してくることは自然な流れと言えばそれまでだけど、去年からのJRA通算の複勝率が約35%!同じくらいの通算複勝率だと横山典ジョッキーや戸崎ジョッキーと同じレベル。来年以降も来日するなら今以上に馬質が上がって成績もよくなるかもしれないけど、人気を問わず貪欲に着順を求める騎乗スタイルは特筆もの!
去年の年明けの中山開催では無双状態を見せていたし、今週末で今回の短期免許期間は終了するため、しばらくお別れすることになるけど、今回の来日最後の花道を飾って帰れる可能性、あると思うにゃ!

3.まとめと予告

今のところシックスペンスが1番人気になりそう。
毎日王冠でのパフォーマンスと昨年のスプリングS勝ちの好走実績から、人気になるのはわかるけど、現状の想定オッズ2.0倍で買いたいかというと過剰人気気味。
ねこ的には久々の1600m以外の出走にはなるものの、ソウルラッシュが単勝オッズ6.0倍で出てくるなら絶対にこちらを本命にしたいにゃ。
もう1頭人気しそうなエコロヴァルツは前走同じコースのディセンバーS優勝が評価されていそうだけど、能力的には昨年のクラシックでは一線級に通用しなかったのが事実。
今回、2,3番人気になるなら思い切って消しの選択肢もありそうで、残すにしても3列目といった感じにゃ。

さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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