価値観のアップデート
先日のこと。
4歳になる孫ちゃん1号が平日の昼間にお絵かきLINEしてきた。(LINEで写真にお絵かきしては私(ばあば)に送ってくるのであります)
(おや?今日は保育園休みかな?)
休憩時間になって、娘のスマホにラインしてみる
「今日休みなん?」
すると娘から
「『1号ちゃんは保育園いっぱいいったから今日はお休みなの』と本人が言うのでお休みです。2号ちゃんは元気に保育園いってるよ」
と返事がきた。
(なんだって?そんな甘ちゃんな…)
と昭和な人間なので、一瞬スパルタ脳になったけどすぐに返還。
(私は親じゃない)と自分に言い聞かせ、
「自由だねぇ」
と返信した。
数日後そのことをふと思い出し、よくよく考えたら孫ちゃんの言うとおりだなと納得。
4歳児だって、朝早く起きて保育園いってそれなりにがんばっているのだ。
(疲れたなぁ)と思ったら休むのがあたり前の世界のほうが絶対いいに決まってる。
幼少期から
<学校は休んじゃいけない。ちょっとくらい具合悪くてもいかないとダメ>
という価値観を植え付けられた昭和時代。
忘れもしない小学2年生の時、お腹痛かったのに「学校いけば治る」と言われてしぶしぶ登校し、結局学校で吐いて家に帰り病院へいったら”急性虫垂炎”で当日緊急手術になったのだ。
あの時ほど(なんでここまでして学校いけなきゃなんないんだよぉ)と思ったことはない。
でもいつしかそんなことも忘れて、やっぱり「学校は行かなきゃいけないところ」で「会社は休んじゃダメな所」になってしまっていた。
頑張ることは悪いことじゃない。
でも心も体も無視して、何が何でもやらなきゃならないことなんて実は世の中そんなに多くはない。
学校だって、仕事だって、疲れたら休んでいいのだ。
1日2日休んだからといって何がどうなるわけでもない。
頭では理解していても、なかなか「休む事=しちゃいけない事」という刷り込みが抜けなくてついつい頑張り過ぎてしまうところがまだある。
ただ最近はどんなに無理しようとしても、身体が言うこときかなくなってきて、(休まないと動けない)ところまでやってきた。
ここへきて、ようやく
<休むことは悪いことじゃない。ちゃんと休まないとちゃんと動けない>
と思えるようになったのである。
これからの時代は、休むことにもっと寛容な世界になるといいな。
その為には大人の価値観のアップデートが必要だなとおもったりするのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?