”うんち”にはご注意を 外国につながる子どもたちの感性
外国につながる子どもたちと絵本を楽しんでいると、その感性の違いにはっとさせられることがあります。たとえば、”うんち”に対する感じ方です。私の周りの日本人の子どもたちは、おおむねうんちが大好きです。愛着を抱いているかのようです。そうでなければ「うんこドリル」などが大ヒットするはずがありません。一方、ブラジルにつながる子どもたちはおおむね”うんち”は単に汚いもののようです。先日も、ブラジル人学校で五味太郎さんの「みんなうんち」(福音館書店)を読みました。思わず鼻をつまんで、険しい顔の子どももいました。それでも、この本を選んだのはこの子たちが日本の学校に入ることになった時のため、不機嫌なカルチャーショックを軽減しておきたいなと思っているからです。最近、ブラジルに帰省していた方からポルトガル語のかわいらしい”うんち”扱った絵本をいただきました。https://www.blulivro.com.br/voce-faz-aqui そちらを先にポルトガル語で読んでいただいてから、五味太郎さんの絵本を読みました。それでも、やっぱり少しびっくりした子どもたちでした。