自分たちがプロダクトを届けたい相手との交流の機会を大事に〜OSC2023京都参加レポ〜
LAPRASでは7/22に京都で開催された、オープンソースカンファレンスにブース出展をしました。そこで今回はその裏側について、スクラムマスターの遠藤さんにお話をお伺いしました。
ー今回、OSC京都に出展を決めた経緯を教えてください
オープンソースカンファレンス(以下OSC)は、いわばオープンソースのコミュニティのお祭りで、自分が作っているオープンソースやそれに関わる活動を持ち合って、交流することで、オープンソースコミュニティを盛り上げようというイベントです。今回はセミナー等の講演はなく、個人や団体や企業がブースを出し、ブースに立ち寄った方と交流することができます。
実はLAPRASはOSCTokyo2023に出展させていただき、今回が2回目の出展となります。前回の出展の際は関東のエンジニアメンバーに加えて、社長もブースに立ち、実際にサービス紹介をしていました。
LAPRASでは、直近でプルリクエストをActivityに表示したり、EXPというOSS活動が可視化できるスコアを表示したりと、OSSへの貢献を可視化できるような機能をリリースしています。
そのような機能をサービスとして提供し続けるためには、実際に「OSS活動を定期的にやられている方」とはどういう方なのか、ブースに立ってしっかりとコミュニティからのリアルな声を聞くことが非常に重要だと思い、前回に続いて今回も出展を決めました。
また、自分たちが作ったプロダクトが、OSSのコミュニティの中でどう受け入れられるのかについても、知りたいという側面もありました。やはりインターネットを通したインタビューやアンケートでは厳しいご意見等が届きづらい部分もあるので、今回は京都で4年ぶりのリアル開催ということもあり、関西のメンバーで出展してきました。
ーOSC京都に出展してみて、どうでしたか?
前回の東京での出展を経験していたので、準備はかなりスムーズに進みました。1ヶ月前くらいにノベルティを発注して、当日物品の搬入とかをする位で、サクサクと進みました。
前回からの改善点としては、ブースで見るものがないと話がしづらいということで、チラシを作って配ったり、デモ機とディスプレイを持っていって実際にサービスの画面を見てもらったりといった点は工夫しました。ディスプレイを置いたことで、立ち止まってもらいやすくなったのは良かったと思います。
企業ブースの中でもLAPRASは特殊で、基本はオープンソースのサポートをしている会社であったり、自社のプロダクトがオープンソースそのものであったりというスポンサーが多い中で、LAPRASは「OSS活動をしている人を応援したい」という立ち位置なので、そこは意識していました。
あくまでメインはコミュニティイベントで、その横でスポンサーとして出展させてもらうというものだと思っているので、商品を配ったり派手な演出でブースに来てもらうような仕掛けは作らずに、通りすがって興味を持ってもらえた方と交流するというブース設計は心がけました。
おそらく1日で50人くらいの方と交流できたと思いますし、また、僕は基本ブースにいたのであまり他のブースには行けませんでしたが、インサイドセールスの池ちゃんは結構いろいろなブースに突撃して、ブースを出している方との交流も楽しんでいたようでした。
ー 次にOSC出展できたら、何がしたいですか?
引き続き、自分たちがプロダクトを届けたいユーザーと直接触れ合う機会を大事にしたいですし、次はぜひ前回・今回とは別のメンバーにブースに立って、参加して欲しいです。
例えば、OSS活動しているけどLAPRASに登録していない方ももちろんいて、その人たちがどういうことを普段考えているか、なぜ登録しないのかは、やっぱり対面で聞いてみないと分からない部分があるので。「エンジニアコミュニティへの貢献を応援していく」というプロダクトの価値を実現していくためには、やっぱりエンジニアの方との対話の場を社内のいろいろなメンバーが経験していくことは大事だと思っています。
あとは、ブースに寄ってくれた方に1からプロダクトについて説明することで、プロダクトを「自分の言葉」で説明できるようになりますし、登録してくださっているユーザーさんや、ブースに立ち寄った方からポジティブな反応をもらえることで、自分たちが普段作っているプロダクトの価値を実感することができます。なので、ぜひそのような「リアル」な体験を、エンジニアに限らず他のメンバーにもどんどん経験することで、さらに良いプロダクトやサービス作りに繋がって欲しいと思っています。
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