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【危険】向上心は諸刃の剣ということ気付いていますか?

ご覧いただきありがとうございます、美容室ラパンアジールの山田です。

僕は独立して7年目になりますが、クーポンサイトを一切使わない経営にこだわっています。プレイヤーとしてはブラントカット10年経験した後、エフィラージュカットに転向、現在20年の美容師キャリアがあります。

このnoteは美容学生、若手美容師、個人サロンで経営を頑張っているオーナーさん向けに美容師ライフをより豊かにしていくヒントを少しでもシェアできればと思い書いています。

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第4回目の投稿になりますが、先日スタッフに心理カウンセリングをやってみました。そこから得た「向上心の危険性」について書きたいと思います。

ちなみにスタッフは別に精神的なものを抱えているわけではなく、コミュニケーションとしてのカウンセリングです。

※僕は心理カウンセラーの資格持っています。

テーマはスタッフの悩んでいることを軸にカウンセリングを進めたのですが、僕自身がすごく勉強になりました。自分自身ではスタッフのことをある程度は理解しているつもりでしたが、まだまだ知ってあげられていなかったんだなと反省点が浮き彫りになりました。

そして、悩みごとの原因が分かったように思いました。


▼向上心は諸刃の剣。

仕事の成果や自己成長を追求することは向上心の表れで、とてもいいことだと思います。僕自身も自己成長は人生を豊かにするために必要だと思っています。

しかし、時としてこの向上心が自分自身を締め付ける原因になることも多いです。

「成長せねば!」「成果を出さねば!」と活動のエネルギーになる反面、心のどこかに焦りを感じてしまう。

「同期より早く結果を出してキャリアアップするんだ!」「まだまだ年収を上げられるに違いない!」人はイメージすることが得意なので、どんどん焦りが大きくなっていきます。

競争意識が活動エネルギー、モチベーションに繋がっているうちはまだ頑張れると思います。しかし、いつの間にか成果が出せない自分を責めてしまう瞬間というのが訪れます。

「なんで俺は営業成績上げられないんだ、、、」「どうして練習しても上手くならないんだ、、、」と、どんどん焦りから不安へ、そして自分への責め心に発展していってしまいます。

そうなってくると、ますます歯車が噛み合わなくなり悪い方へ悪い方へと転がっていきます。

他にも今の社会の風潮で「自己肯定感を上げよう!」って様々なところで取り上げられています。

そうなってくると、「自己肯定感が低い自分はいけないんだ。」「自己肯定感を上げなきゃいけないんだ。」とまた焦りのようなものが生まれてきます。

上記の仕事の向上心と同じですよね。


▼自己を肯定してあげる。

自分自身も身に覚えがあるのですが、向上心はワクワクして成長している状態なら楽しいのですが、そうでない場合は向上心を持ちすぎると非常に苦しいです。

自分自身で自分を否定してしまいますからね。。。

そういうときの対処法は一つ。

自分で自分を許しましょう。

頑張っている自分、努力してきた自分が過去にはしっかり存在した。だから時には成果が出ない自分だっていいじゃないですか?

成果が出せない自分をそんなに責めないで、たまには許してあげましょう。

長い長い人生だから時には休むことも必要です。

休むことも許してあげませんか?

向上心を捨てる必要もないし、これからももっと向上心を持って成長していけばいい。

ただ、辛くなったら休む。

目の前の結果ばかりに捉われないで、歩んできた道を一度振り返り思い返してみる。

いろいろ頑張ってきた自分を少しは許してあげましょう。

それだけです。


▼上司がするべきこと。

うちのスタッフも成長できない自分に苛立ちを感じていて、それが結果的に焦りにつながっていたようでした。

成長したい部下がいて、それをサポートしたいといろいろ指導する上司。

でも、上司のサポートや部下育成が実は部下を苦しめていることだったら、それは果たして正しい行動なのか?疑問が残ります。

僕はまさにそのような行動をとっていました。

スタッフも「やはりどこかで自分を責めていた傾向があった。」と話してくれました。

今回カウンセリングを通じて気づきがありました。

本人のヤル気は大いに尊重すべきですが、それと同時に苦しさの度合いも見た方がいい。

ヤル気のあるスタッフや部下は見ていて気持ちが良いし、ついつい応援したくなる。

でも、もし上司が手綱を持っているのであれば時には休ませることも大事。


皆さん自身、もしくは皆さんの周りで頑張っている人がいれば頑張り過ぎていないか?少し見てあげましょうね。

このブログを読んで気づきなどあれば、コメントくださいね。感じたことをアウトプットすると心が軽くなると思います☆

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