漢方の世界って難しい?
こんにちは!
LAOSI 薬剤師の松浦です。
皆さんは、「漢方」や東洋医学と聞いてどんなイメージを持っていますか?
なんかよくわからないけど、西洋薬よりやさしそう。長く続けないといけない、、なんか怪しい?(笑)
かなり曖昧なイメージかと思います。
特に東洋医学は古臭くて、とっつきにくい怪しい匂い満載ですよね。
長く続けないといけなくて金銭的に余裕がないとなかなか入りこむ勇気が持
てない世界になってしまっています。
そんなの勿体無い!
正直、「漢方薬を飲めば治る。」と思っていると長期戦になる可能性も高いです。
私は、東洋医学の考え方を身につけていくことが体と心を整えてくれると思っています。
東洋医学は統計学です。
今までの経験による叡智なんです。実体がないふわっとしたものではありません。
メディアの情報に踊らされることなく、自分を知ること。流れを知ることで
自然の流れに逆らわずに対応して生活することが生きていく上で一番体も心も楽なんです。
人間も自然の一部に過ぎません。
人工的なものを入れれば入れるほどバランスは崩れて自分自身の自然治癒力は衰えていきます。
東洋医学は、自然の流れに沿ってバランスをとる道標を教えてくれる考えです。
心と体は一体です。
心が体に影響を与え、体が心に影響を与えます。
全てを切り離して1つ1つに対処する西洋医学的な考えが染み付いてしまっ
ている現代社会。
どんどん便利になっている現代は、どんどん不自然に自然と離れてしまっているのです。
「漢方」は自然の生薬(有効成分を持つ薬)からできています。
優しいイメージのある漢方ですが、薬ですので副作用もあればアレルギーもあります。
あくまでも日々の養生で補いきれなかった時のお薬としてのサポート役です。
西洋薬とちがって、漢方薬は何種類もの生薬からできていて相互の働きによって副作用を抑えたり、組み合わせによって作用がアップしたりします。
また、体に留まる時間が短く排泄されます。
一見デメリットのように聞こえますが、西洋薬のように長時間体に留まってしまう方が危険です。
ぜひ、東洋医学の「考え方」を身につけて自分の力でバランスを取れる(=
免疫力アップ)養生ライフを過ごしていきましょう〜!
次回はいよいよ、
養生ライフのプロローグ!気、血、水 のお話です