【医食同源】赤紫トウモロコシのカシューナッツバターとモリンガ添えご飯
西の方で雨が降り、太陽の光を乱反射している。
そして日が沈むにつれ、その赤さが所々不思議な光を帯び始めた。
そんな雨と夕日の演出があった日、私の手元には赤紫と白のトウモロコシが届いた。
以前書いた紫トウモロコシよりまだ濃い色をしている。
ラオスではこの前回のトウモロコシを赤トウモロコシ、今回のトウモロコシを黒トウモロコシというくらいだから、その色の濃さがわかってもらえるかと思う。
それがこれ。
誰かスプレーして色付けしたんじゃない?って思えるくらいの色をしている。薄いところもあるからなおさらそう思えてくる。
しかも色素が白いトウモロコシにも写ってるし。
だけど正真正銘自然の色。
ポリフェノールたっぷりのトウモロコシなのだ(多分)
ちなみにシノムノー村ではこのトウモロコシは食べる薬の一つ。お腹にいいんだそう。(まあそんなのばっかりですが。)
トウモロコシの時期はまだまだ先だと思ってたところに現れたトウモロコシに驚きながら、あげるというので遠慮なくいただくことにした。
トウモロコシご飯に挑戦...の前に
カシューナッツをタムタム
さて、トウモロコシご飯といえば上にバターがとろりなっているシーンがよく似合う。
が、ご多聞にもれずここにバターなんてあるはずもない。
しかし!ナッツはある。
しかも自然栽培のカシューナッツ。
そしてこのカシューナッツの使い方を考察していて思いついたのがカシューナッツバターだったのだ!
なんと数日前にやっていたのだ。
久しぶりのタムタムを
カシューナッツバター作り方は簡単。。。。。。でもない。
硬いカシューナッツの殻を一つづつナタで割ったら、十分乾燥するまで天日干し。乾燥すると薄皮が取れやすくなるので、一つづつ手で向いていく。その後、南部鉄器に入れて、くるくるかき混ぜながら焙煎。
(※ご自宅でカシューナッツの殻を割る際は中から油が出てくるのでビニール手袋着用を推奨します。)
焙煎が終わったらあとは右手が疲れるまでひたすら叩き続ける。お好みで塩で味を調整。
とうことで、伝家の宝刀タムタム機を取り出して、焙煎したカシューナッツを入れる。
少し塩を入れてタムタムタムタムタムタム。
左手に変えて
タムタムタムタム
手をプラプラ
右手に変えて
タムタムタムタムタムタム。
で、完成
カシューナッツバター!
紫トウモロコシをソイソイ
さぁいよいよトウモロコシの出番。
実をソイソイして鍋に入れる。
ご飯と一緒に炊きたいところだけれど、ご飯はすでにできていたのでトウモロコシを軽く茹でていく。
カシューナッツバターとワイルドアーモンドで味付け。
塩は十分入ってるけれど、味を見ながら塩で味を調整。
ご飯を投入して雑炊ちっくに仕上げて見た。
で、なんとなく締まりが欲しかったので、庭のモリンガの葉っぱを取ってきた。
少しピリッとしてアクセントに。
何よりスーパーフードとして知られるモリンガを普段から取っておきたいって下心が私にモリンガを採りに行かせた。
(モリンガの木まではキッチンから坂道を80mくらい)
さて、お味は?というと
もちろんセーブライ!(美味しい!)
ヘルシーで美味しい医食同源ご飯が出来上がりました。
翌日はニンニク、唐辛子、オリーブオイル、チーズで洋風に仕上げたけれどこれも美味しかった〜!ココナッツとも相性が良さそう。
トウモロコシの芯は生薬に
で、芯は腰痛に良いということで、乾燥させることに。
これをお茶にしたり食べたりするんだそう。
まぁ別に腰痛ではないけれどせっかくなので試してみようと思う。
髭もいいはずなんだけれど、こちらでは髭は捨ててしまうんだよね〜
(うちに来た時にはすでになかったです。残念。)
とうことで、今日は久しぶりに南ラオスの自然栽培の食材をつかった医食同源オリジナル料理の紹介でした!
調味料もほとんど使わなくてもしっかり味がするのは食材に力があるってことだろうな〜