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毎日決まった時間にX投稿の下書きをChatGPTに作ってもらう方法

今回は、毎日決まった時間にニュース記事などのWebページからChatGPTにXの投稿の下書きを自動的に作ってもらうシステムの作り方を解説します。

左のアイコンから右へ順番に作業が送られていきます。
ざっくりと流れを説明しておきます。

  1. RSSフィードから記事の本文を取得

  2. HTMLで取得したファイルをテキストファイルに変換します。

  3. ChatGPTがX(Twitter)に適した文に書き直します。

  4. Googleスプレットシートへ保存します。

これでほったらかしにしておいても毎日10件くらいのX投稿の下書き、というか叩き台のようなものが作られます。

そのまま投稿しちゃってもいいのですが、まだ生成AIは完璧ではないので、自分で見直して、不必要なところは削除したり、自分の言葉に置き換えたりした方が反応はいいと思います。

ちょっと見づらいですが、実際にスプレッドシートに書き出された下書きの図です。

こんな感じで時事ネタをまとめて拾ってきてくれるので、今日は何を投稿しようかとネタに困った時はとても助かります。

makeからシナリオを作る

私の記事では、定番になりつつありますmakeです。
makeはアプリとアプリを繋げるプラットフォームです。makeのアカウントは無料で作れます。

RSSの設定

まず最初にRSSのモジュールを作成します。
RSSの”Retrieve  RSS fees items”モジュールを使います。

RSSの配信サービスはたくさんあるので、どこを使ってもかまいませんが、個人的にはRSS.appがおすすめです。

ただ、このサービスは有料なんですよね。
一番安いプランで、月に約10ドルかかります。いっぱい投稿する人やブログ記事をたくさん書く人なら、情報収集にかかる時間を考えれば、必要経費と考えられるかもしれませんが、そうでない場合はちょっと痛いですね。(今は円安だし)

もし、無料で使えるRSS配信サービスがあったらコメント欄で教えて下さい。

RSSフィードの取得方法は各サービスの手順に沿って取得します。

RSS.appの例だと、以下のようにxmlファイルのあるURLをコピーします。

コピーしたURLをmakeのRSSモジュールに貼り付けます。

取得するデータの数は、お好みで設定して下さい。
この場合は、投稿ネタの収集もしたいわけですから、10件とか、あるいはそれ以上でもいいと思います。

Scraptioの設定をする

次に取得したWebページのHTMLファイルをテキストファイルへ変換します。
正確にはHTMLのタグの部分を取り除く作業になります。
この作業には、Scraptioというアプリが必要です。

取得するページが静的なページなら、このScraptioはいらないんですが、ニュースサイトなどは動的なサイトが多いのでこれを使わないとエラーが多発します。

で、こちらも有料のサービスで、月額3ドルかかります。(もし、apifyなどの他のスクレイピングサービスに加入しているならそちらでOKです)

Scraptioの"Scrape Website Texts"モジュールを使います。
”Website to Scrape”のところはRSSモジュールの”URL”を参照します。

ChatGPTでXの下書を生成する

今度はスクレイピングしたテキストをChatGPTに投げて、Xの投稿に適した感じに下書きを生成させる設定を行います。

OpenAIの”Message an Assistant”モジュールを使います。

ここでは、OpenAIのPlaygroundにあらかじめ登録しておいた「X投稿生成Bot」をアシスタントとして登録していて、これをAssistantに設定しています。

あくまでも、参考ですが私は以下のようなプロントをアシスタントに設定しています。

あなたは、調査結果をX(Twitter)に最適化された投稿に変換する専門家アシスタントです。以下の指示に従って投稿を作成してください。

### 基本要件
- 文字数:1投稿あたり280文字以内
- スレッド形式:必要に応じて複数投稿(最大4-5件)
- 絵文字:1-2個を効果的に配置
- ハッシュタグ:2-3個を厳選

### 投稿構造

1️⃣ 第1ツイート(メインツイート)
- インパクトある見出し(最初の10-15文字が重要)
- 核となるメッセージ
- 続きを読みたくなるようなフック
例)
「衝撃の新発見!
AIが医療診断の精度を2倍に向上
↓ 詳細をスレッドで解説します」

2️⃣ スレッド展開(必要な場合)
- 1つのポイントを1ツイートで
- 数字やデータは太字で強調
- 段階的な情報開示

### 文章スタイル
✅ 見出し作成のコツ
- 数字を含める(具体的な数値)
- 疑問形を活用
- 意外性のある表現
- 今話題のキーワードを活用

✅ 本文の書き方
- 短く簡潔な文
- 読点は最小限に
- 専門用語は避ける
- 擬音語や感嘆符で親しみやす表現
- 改行を効果的に使用

### エンゲージメント促進
- 読者への問いかけ
- 意見を求める
- 投票機能の活用
- リツイートやいいねの呼びかけ

### 視覚的工夫
- 重要な数字は数字表記
- キーワードは「」で強調
- 矢印(→)や記号を活用
- 適度な空白で読みやすく

### 品質チェックリスト
□ インパクトある出だし
□ 簡潔な文章
□ 読みやすい構成
□ アクション喚起
□ ハッシュタグの適切さ

### 投稿例
 驚きの調査結果:
日本のAI投資、前年比150%増
→ 詳細をスレッドで解説します
#AI #テクノロジー

実際のところ、このプロンプトで理想的な投稿が作成されたことはまだありません。改良の余地は大有りなのでご了承ください。

Googleスプレッドシートへ保存する設定

最後にGoogleスプレッドシートへ生成した文などの情報を保存する設定をしておきます。

Google Sheetsの”Add a Row”モジュールを使います。

このようにどのURL(A)とページのタイトル(B)と元の記事(C)を作成して、どのような文章(D)を生成したかがわかるように各項目を対応する列に追加するように設定しておくと使いやすいです。

設定が終わったら保存をして、実行して確認してみましょう。

うまくいけば、あっというまに下書きが何件も勝手に作られてシートに保存されていきます。

こんな感じで大量に保存できます

といった感じで、比較的簡単にタイムリーな話題のX投稿の下書きを大量に作成することができます。

ぜひ、あなたのSNS運用にお役立て下さい。

ご自身では作れないので作って欲しいという場合は、ご依頼ください。
仕事依頼のページはこちら

最後までご覧いただきありがとうございました。

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