見出し画像

ポリグロットカンファレンス

世界中の多言語話者が集まるイベントがある。ポリグロットカンファレス。この世界には10ヶ国語、いや20ヶ国語以上話せる人たちがいて、その人たちのプレゼンテーションを聞くことができる。

言語学的ものから、外国語学習による人生の変化まで、言語の持つ様々な側面から話をしてくれる。

2019年に日本の福岡で開催された時に、僕ははじめて参加したのだが、それはそれは刺激的な3日間だった。

その時の動画。恥ずかしながら僕も少しだけ登場している。


昨年は、コロナの影響でオンラインでの開催となった。元々はメキシコで開催されるはずだったらしいのだが。(メキシコまで行こうと思ってたんだけど残念。)

昨年のオンラインカンファレンスでは、参加者が学んでいるそれぞれの言語で会話をできるPractice roomがあり、僕は縁があって日本のPractice roomを担当させていただいた。簡単にいうと、会話をリードする役目を担った。

普段僕が行なっている日本語オンラインレッスンでは1対1でレッスンをしているのだが、この時は多い時で10人くらいの学習者と同時に会話をした。これは本当にいい経験になった。日本語の学習歴も興味も、もちろん国籍もみんなバラバラ。そういう人たちが「日本語を学ぶ」という目的の元に集まって話ができるというのは、これはもう本当に素晴らしいですよね。たとえインターネット空間であったとしても。

先生と生徒のつながりももちろん大事だけど、こういう学習者間の横のつながりも学びを継続していく上でとても大切な要素になってくる。

生徒と話していると、日本語を学んでいる人がまわりにいないから、共感したり、相談できる相手がいないという話を時々聞く。

世界の日本語学習者、語学学習者が日常的につながることができるコミュニティをつくりたい。ポリグロットカンファレンスを振り返るといつも、そう思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?