パンとパンツについて、朝ご飯を食べながら考えてみた。
朝起きて食べるあのアレ。
お風呂に入ってから履き替えるあのアレ。
こんにちは、語学の裏設定のゆうです。パンツとパン、なぜ「パン」で共通しているんだろう?とパンを食べながら思ったので調べてみました。
そんな内容の記事です。
どんな内容だよ(笑)
というツッコミが飛んできそうなので、こちらが結論です。
【結論】
パンとパンツは何も関係ない。
でも、Panで始まる単語には「全て」の意味がある。
何で今日はそんなしょうもない内容の記事なのか?
単に友人の相談に乗りすぎて、Noteの更新をする時間が無くなったため、今日はわたしの過去ブログから記事を転載することにしました。昔はこんな不真面目な記事を書いていたのですよ...
1.パンの由来
パンは元々、ポルトガル語の「pao」だったとのこと。もう知っている!という人も多いですよね。
面白いことに、
中国語でパンと言った場合、
包子(バオズ)もしくは面包(ミエンバオ)となり、
ポルトガル語となんとなく似ている。
それだけではなく、英語の別の「パン」の言い方で
「Bum」というものもあり、それとも似ているのが面白いです。
ちなみに英語で、Panと言った場合は「鍋」の意味になります。
もう1つちなみに、、なのですが、
Pascoというパンの会社がありますよね。
たまたま見つけたのですが、Pascoは「餌を与える」という意味をもつギリシア語だったそうです。
わたしたちは家畜なのでしょうか?
2.パンツの由来
昔、「パントマイム」という、言葉を発さない演劇が流行っていました。どこかで聞き覚えがあるという人が多いかもしれません。聞くところによると、これを演じる人が履いていたのが「細くて長いズボン」だったそうです。
パントマイムが履いていた物→パンタローネ(スペイン語)→パンツ
となったようです。
それゆえ、英語では「パンツ」と言うと日本語で言う「ズボン」を指します。
で、ここで思ったんです。なぜ、無言劇のことを「パントマイム」って言うんだろうって。
3.Pantomime(全て真似をする人)
Panには「全て」の意味があって、
mimeには「真似をする」という意味があり、
それが合わさって、ものまね道化師の意味になっていたんです。
では、他にもpan(全て)が元になった単語はあるのかな?
と思って調べてみたら出るは出るは、埋蔵金のように。
4.Pandora の箱を開ける
日本語でも「パンドラの箱を開ける」と言い、
「触れてはいけないもの」の意味で使いますよね。
でもなぜその意味になったんだろう?
実は元々、Pandoraを言うのは、全能の神ゼウスが作った最初の人間の女性の名前だと言われていて、彼女が地上に行く際に「いわゆる浦島太郎の玉手箱」を渡したのです。
その中には「諸悪の根源」がドロドロに詰まっていて、
「にんげんだもの!気になるんだもん!」とその箱を開けてしまったPandoraは人間界に、貧困・戦争・飢餓などのあらゆる問題を引き起こしたとされています。
人は名前通りの人になるのですね。
「全て」を意味する女性パンドラは、
あらゆる悪いことの創生者としての運命を背負わされたのです。
パンドラを作った神様は、そのことを「全て」見越していたのでしょうか?
5.Pantheon 神殿
全ての神々を祀る神殿、という意味で、Pantheonという単語になりました。
神々の名前で、「ポセイドン」とか「ゼウス」と聞いたことがあると思いますが、どちらもtheon系列だそう。
6.Panorama パノラマ
スマホの写真撮影モードでPanoramaというものがありますよね。
360度の写真が撮れる機能です。
Pan「全て」 +ギリシア語のhorama「見る」
が元になっているから、パノラマと呼ぶそうです。
Panopticと言っても大体同じ意味ですが、こちらはほぼ全く使われない単語です。
7. pansophism 全部知っている神的な状態
まずこんな単語普通使いません。簡単に言うと、all-knowingな状態です。
You know everything !!!! (君、何でも知っているね)という時に使ってください。もしその単語を知らなかったら、君はpansophismじゃないですねと皮肉ってみるのも良いかもしれません。ただし友達を失う可能性が高いのであまりオススメしません。
以上、パンツとパンから唐突に始まった、言語の旅でした。
【結論の結論】単語の意味がなぜそうなっているか、それには全て意味がある。
好評だったら、また始めてみようかなと思っています。
1言語1人格。語学だけで終わらない語学の学習を始めとして、留学・海外生活について投稿しています。フォローしていただくと、語学の勉強が楽しくなります。