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英語を通じたメンタルの快復&English Library Café

昨日、洋書ブッククラブEnglish Library Caféを主宰なさっているNatsuko Gomiさん

が開催する洋書プログラムのオンライン説明会に出席しました。

そして、今日、9月からはじまる“Thinking, Fast and Slow”の申し込みをしました。

English Library Café、Natsuko Gomiさんにつないでくださったご縁に感謝です。

Natsukoさんは、気分が落ち込んでいる方向けに、英語学習を通じて回復を目指すプログラムの立ち上げも検討なさっていると伺い、説明会なのに大いに盛り上がりました。

Natsukoさんのお話はどのお話もすべてvery inspiringでしたが、深く印象に残ったのが、英語を通じたメンタルの快復で、特に以下の2点が癒やし効果があるとのことでした。

  • ロープレで他者になりきる

  • 声帯を動かして声を出す

私は英語がずっと苦手で「英語=苦行」であり、私には「英語=癒やし」という観点が抜け落ちていたので😅、目からウロコでした。

確かに、演技は癒やしに繋がりそうです。

心理療法のなかに「サイコドラマ」という演劇を用いた心理療法があります。

サイコドラマ(英: psychodrama)、心理劇(しんりげき)とは、演劇の枠組みと技法を用いた心理療法である。クライエントの抱える問題について、演技すなわち行動を通じて理解を深め、解決を目指してゆく集団精神療法であり、演者(主役、補助自我)のみならず、観客もまた重要な役割を果たす。

Wipipedia日本語版

ただ、サイコドラマは特殊な舞台の上で行われ、観客も必要なので簡単に受けることができません。その点、英語学習なら気軽に取り組めそうです。

また、声を出すのも癒やし効果があります。私が以前働いていた精神科デイケアではカラオケが一番人気のプログラムでした。

また、そのデイケアには英語のプログラムもありました。月に数回、ネイティブの先生をお呼びして、簡単な英語のテキストを使って英語を勉強していました。ネイティブの先生が「Repeat after me.」と言って英単語や英文を読み上げると、私を含むスタッフはプログラムを盛り上げるために大声で暗唱しました。なので、患者さんよりもスタッフに癒やし効果があったかもしれません😅。

さらに、周囲との関わりの少ない患者さんの自己表現の場としての英会話プログラムの活動が報告されています。

抑うつなどの精神症状が重いときは新しいことをはじめるのは原則禁忌ですが、症状が改善したときに、英語がお好きな方や英語に興味がある方は、主治医の先生と相談のうえ通所中のデイケアやリワークの英会話プログラムに参加したり(英会話プログラムがあるデイケアやリワークが少ないのが現状ですが…)、簡単な英語の勉強をはじめるのもよいかもしれません。

医療機関に通院していない気分が落ち込んでいる方にとっても、語学学習がストレス解消や気分転換になることもあります。ただ、くれぐれも無理はしないように注意し、ストレスにならない範囲で語学を楽しみましょう。

テキストの音源やラジオやTVの語学講座の放送の後について復唱してみる。それだけで気分が明るくなることがあります。

ただし、ゆううつな気分が2週間以上続く場合や食欲不振や不眠がある場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。


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