就活、転職、結婚ー決めるには「技術」がある❓「決断の技術」と呼ばれる自分で考え、決めるための10の質問
就活、転職、仕事。。。
だれにとっても避けられないテーマです。
それなりのエネルギーをかけて就職活動に取り組んで、なんとか内定を得ても、しばらくすると、このような質問が心の中に浮かんできます。
わたしはずっとこの会社(組織)に留まるべきか?
転職を考えた方がいいんだろうか?
そもそも転職先ってどうやって選んだらいいのだろう?
そんな流暢なことを考える必要さえなく、入社してすぐに「しまった!ここは合わない😅!転職を考えなければ!」と入社一年ほどで転職をする人たちもいます。
逆に、「仕事を覚えるのは大変だったけど、仕事は基本的には楽しいし、周りの人たちも優しくしてくれるし、転職を考えるのはずっと先かな」という人たちもいますね。
仕事を通して自分が「成長」している実感があり、周りの人たちとも良好な関係が築け、さらに、仕事を通して、自分の能力や強みが活かされている、役立てている実感が持てるーーまたは、今はまだそのような機会が与えられないとしても、将来そのような展望が持てる、のだとしたら、それはとても幸いなことだと思います。
いずれにせよ、生きていく中で、自分で考え、判断し、決めないといけない場面は多々あります。
就職1年目、3年目、結婚する時、出産する時、復帰する時、子育てが一段落した時、一度退職した時ーーー
そんな時は特に、周りの人たちの選択が、自分にも同じように当てはまるかというとそういう訳でもないので、やはり自分で考えて決めなければなりません。
就活にはたくさんの「マニュアル」や「ハウツー」が存在するのに、いったん就職すると、転職サイトやエージェントの一般的なアドバイスや履歴書の書き方にかんするハウツーは存在しても、ほんとうに大切な事、考えるべきことを教えてくれ、自分にとって必要な答えをすぐに指し示してくれるマニュアルはないんですね。
なぜなら、仕事や転職にかんしては、条件を比較検証することはできても、自分にとって大切なことは何か、自分にとって優先事項は何かといった人それぞれの価値基準や優先事項といった側面を完全に無視することはできないからです。
なんらかの形で、「自分にとってよい転職とは一体なんなのか?」という問いかけに答える必要があるからです。
何かを決めるときに、 何をどの順番で考えていったらいいのか?というプロセスは、「意思決定」(decision-making process)と呼ばれ、効果的に自分にとって必要な答えを導き出すための「考える」「質問」と「順番」があります。
これは、誰でも学び、身に付けることができるものです。
今日は、累計発行部数5000万部のスペンサー・ジョンソン著「1分間意思決定」を基に、「決断の技術」と呼ばれている意思決定のための10の質問を紹介したいと思います。
まず、何かを決める際の基本的な「原則」と「アプローチ」が書かれています。
3点にまとめてお伝えします。
・事実を見ようとしないで重要な判断をするのは危険。「幻想」を捨て、「現実」を認識すること。早く真実と向き合うことで、心配や不安ではなく、エネルギーを建設的につかうことができる。
👉就職、転職、海外留学、大学院留学、結婚相手?ーその対象がなんであっても、実際に自分の目👀で見て、聞いて🦻、感じて⭕️確かめましょう。その業界の人に話しを聞いてみよう。相手の人柄を知りたいのであれば、友人たちにも会ってみましょう。あまりに当たり前のように聞こえるかも知れませんが、ときに、人はなにかに対して漠然としたイメージを抱いたままの状態に留まったままで、「ああなったらどうしよう」と不安や心配だけを膨らましてしまうことがあります。早く真実と向き合うことで、「いついつまでにこんな転職をしたいな。今の段階では、こういう経験と準備がまだ足りないな。これを補うために、今こういう事に取り組もう」「留学に行きたいけどまだ一歩踏み切れていない。今代わりにできることはなんだろう?」、というように考えることができれば、エネルギーをより建設的に使うことができます。
・「合理的な質問」と「内面の質問」の両方に答えることで、より真実の決定が導き出される。
👉A社、B社、C社の選択があったとすると、まずわたしたちはそれぞれの年収、職務内容、各種条件、環境、業界やキャリアの展望などの条件を書き出します。合理的に最適な結論を出そうとします。これは大切で必要な作業です。課題が比較的直線的な場合は、選択肢も答えも比較的簡単にわかりますが、仕事や転職といったテーマにおいては、自分にとって大切にしたいことは何か、自分にとって優先事項は何か?といった個々人の価値基準にかんする側面が含まれてきます。こうした面を完全に無視することはできないので、「合理的な質問」と「内面の質問」の両方に答えることが必要になります。「実際的な問い」によって頭を働かせ(ロゴス)、「内面的な問い」によって心に尋ねる(パトス)ことで、より自分が納得できる結論に導かれ易くなります。この二つは、互いに相反するものではなく、両面が必要であるという位置づけです。
・本当に必要なことに焦点を絞る。
👉本当に必要な結果に絞ること。焦点が絞られればそこに至る手段は見えてくる。ここで重要なのは、「欲していること」=心惹かれるがそれが一番必要なものなのかはわからないもの、と、「今本当に必要なこと」を分けること。前者は、それを追求したい気持ちはあるが、それで自分が本当に満足するのかどうか分からないもの。後者は、今一番大切なこと、必要なこと。
次に、「意思決定のための10の質問」は以下の通りです。
1、どういう結果を望んでいるか?ゴール、自分にとって理想の状態は何か
2、その結果・状態を実現するためには、どんな選択肢がありえるのか?
3、今どんな情報があるか?何がわかっていて何がわかっていないのか?
4、それはどこに行ったらわかるのか?誰に聞いたらわかるのか?
5、もしこの決断を実行に移したらどうなるのか?選択肢①②③…の場合
6、一番おそれている結果は何か?同時に、一番最善な結果は何か?
7、自分に正直になっているか?それは本当のこころの声か?
8、決めるときにどんな感覚がしているか?平安があるか?いのちが湧き上がるのを感じるか?それともいのちが削られるような感覚か?
9、本当に大切なことに応えているか?ただ自分が欲していること(欲)なのか?それとも、本当に必要なことなのか?
10、自分の価値を信じているか?恐れがなければどの選択を選ぶか?
これらの10の質問はどれも重要なものばかりです。
字として読むだけでなく、できれば、優しく語りかけるように、誰かに問いかけてもらえると、インターアクティブなやり取りの中で活性化されるものがあるかも知れないですね。
ハレルヤ!!!
Hallelujah !!!
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