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わが子とワクチンのお話①

毎年、犬を飼っているお宅の、春のお勤めといえば、狂犬病予防接種です。noteで初めて書く記事は、わが家の犬と狂犬病ワクチン接種のお話です。

まずはわが家の愛犬をご紹介します。

ヨークシャテリアの雌、7歳のLanaです。

お互い独身時代から偶然実家でヨーキー (ヨークシャテリアの愛称)を飼っていたので、わたしにとっても、主人にとっても2代目ヨーキー 🐶です。

わたしの先代犬はnil(雄)といいます。結婚を機に一緒に上京させようかと検討しましたが、既にその時点で高齢犬であり、環境の変化やわたしもフルタイムで不在になることから孤独によるストレスが心配されたため、引き続き実家の親に世話を頼みました。

その後も帰省の度、元気な姿が見られ、何年も安心していましたが、2014年の春先、もうすぐ15歳になり高齢だし、まめに帰省して、抱っこしたり散歩してあげたいなと願いつつも、夫婦共に忙しく帰省のタイミングが伸びてしまいました。そして翌週末には帰省するね、という連絡をした最中に、静かに旅立ってしまいました。

しかし、その悲しい知らせが週末の早朝だったため、急遽夫婦で新幹線に乗り、名古屋の実家へ慌てて帰省しました。冷たく固くなったnilにたくさんの感謝とお別れの言葉を贈り、おやつやお花でいっぱいにした小さな棺に入れ、地元の火葬場で家族揃って最期のお見送りが叶いました。

その後、わたし自身の体調不良が重なり、夏には仕事を一度退職し、心身リセットしようと過ごしていた日々の中、ぼんやりとブリーダーサイトの仔犬情報を調べていて出会ったのが、わが家のLanaとなる仔犬でした。

ブリーダーのSさんのお宅は偶然同じ県内で、他界したnilの話に親身になって弔ってくださり、ぜひ一度仔犬たちに会いにお越し下さいと。翌日には1人車を走らせ、高速を使って1時間ばかりの距離にあるSさん宅を訪問。Sさん宅はヨーキー 50匹程とチワワの繁殖をご家族でされていて、到着すると広い芝生の庭に何十匹ものヨーキー が元気いっぱい走り回り、わたしに向かってワンワンキャンキャン挨拶をしてくれて、nilの鳴き声を思い出したわたしは涙が溢れてしまいました。

Sさんにnilの出生や体格、両親犬や毛色の特徴を写真をお見せしつつ思い出話をしながら、語らせて頂き、その後生まれて2ヶ月の小さな仔犬たちに会いました。

亡くなったnilは、1999年当時来日した世界チャンピオン犬(品評会、ドッグショーのヨーキー 部門で優勝)を父犬に持ち、名古屋のブリーダー兼ペットショップの繁殖犬が出産した仔犬だったのですが、Sさんによると、そうした世界チャンピオン犬の種付けは厳格に頭数管理されているそうです。

(訪問後に知りましたが、Sさん実はヨーキー ブリーダー界の、とある重鎮的ポストにいる方でした✨)

そして実はnilの父親である○○くんが種付けして産まれた仔犬をルーツに持つのが、なんとLanaの父犬だったのです。

nilとLanaは偶然にも、親戚だったのです!

なんてこったい!!

もうこの出逢いは、クリスチャンでもあられるSさんでなくても、神様か何か特別な存在がわたしをSさんの元へ、Lanaの元へ導いてくださったと信じています。もしかすると、それは先立ったnilだったのかもしれません。

そうしてLanaはわが家の家族となりました。


続く。。。🐶



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