第3回 ギャップという最強の武器
こんにちは。俊成です。
今回はジャニーズが持つ「ギャップ」について解説していきたいと思います。
ジャニーズが持つギャップには
もちろん人によっていくつかパターンがあると思いますが、
代表的で分かりやすいと思われるものを、
ジャニーズならではのポイントと共に紹介していきたいと思います。
まずは日頃世間が持っているであろう、
ジャニーズに所属する人に対する2パターンのイメージ。
それは「カッコよくてクール」もしくは「天然キャラのムードメーカー」。
ギャップを説明する上で分かりやすく、
代表的なものを挙げるとこの2つになるかと思います。
この2つのイメージが発揮するギャップを1つずつ紐解いていきます。
1. 「カッコよくてクール」なイメージの人が持つギャップ
まずは「カッコよくてクール」なイメージがあり、
誰もがご存じと思われる人を例に挙げてみます。
木村拓哉さん、V6の岡田准一さん、KAT-TUNの亀梨和也さんなどでしょうか。
今となっては皆さん有名ですので、ファンでなくとも
「カッコよくてクール」なだけじゃない一面もご存じの方も多いと思いますが、
いま挙げたような人たちが発揮するギャップは「お茶目な一面」です。
彼らは普段のクールな姿からは想像がつかない溢れんばかりの眩い笑顔や、
不意に見せる子供のような仕草、意外とユーモアに富んだ発言で
女性ファンの心をもれなく鷲掴みにしてきました。
普段クールな人がそういった一面を見せるほど、
見せられた側はなんだか親近感が湧いたりします。
そうすると前回お話しした彼らを心理的に最も近く感じる瞬間にも通じるわけです。
これはまさにあざとい!
彼らのそういった、そつない性質はジャニー氏が見極めたものなのか、
第1回でお話しした「スター性」に通じるものもあり、
器用に世渡りしていく様はジャニーズならではな気がします。
2. 「天然キャラのムードメーカー」なイメージの人が持つギャップ
この類いの人が発揮する最強のギャップは「キレキレなパフォーマンス」だと思います。
このギャップを持つ人、ジャニーズには結構いるはずですが、
誰もがご存じの中で例を挙げるならば、
嵐の大野智さんやKing&Princeの平野紫耀さんあたりでしょうか。
ジャニーズはダンスや歌のプロではないとわたしは考えているのですが、
本当に表現力の高い人たちはジャニーズというジャンルのダンスや歌の中であっても、驚くほどのパフォーマンスを披露してくれます。
ジャニーズのダンスや歌を自分のものにしながら、
自由自在に“ジャニーズとしての”自分自身の表現材料にする。
「ジャニーズのパフォーマンス」という枠組みの中で個人を確立し、
表現しているのです。
普段から機敏に動いたり、思考しているイメージがない人(失礼)が見せるそんなパフォーマンスは、まるでもう一つの人格があるのではないかと思わせるほど。
さらに曲調ごとに表情を変えてきたりするので、
もうこちらはどこまで墜ちていけばいいのか分かりません。
日頃のキャラクターからは到底想像のつかない器用さ、
あるいはそれがもし自然に出てくるものであるとしたら、まさに凶器です。
それは時として男性をも虜にしてしまうものだと思います。
ギャップとは、
表面的なイメージからは想像出来ない正反対の姿を知ることによって、
生まれるものだと思います。
今回あげたギャップ以外にも、
彼らは人それぞれ色んなギャップを持っていて、
それはずっと応援してきた人だったり、
今まで眼中になかったメンバーだったりして、
それに気付く日々もジャニーズファンにとっては至高というわけです。
こんな一面もあったなんて!
と新たに発見する度に底知れぬ沼に墜ちていくのです。
さて、最後に前回の追伸みたいになってしまうのですが、
ふと思い出したのでわたしの実体験を書きたいと思います。
前回、「ジャニーズとの心理的距離感から生まれる魅力」についてお話ししましたが、むかしむかし、某グループのコンサートに行った時のこと。
すっごく遠かったんですが、それでも十分なくらい彼らが輝いていて、
そこはまさに夢の中、やっぱりジャニーズって素敵や〜、
なんて感動していました。
そしたら突然、めちゃくちゃ近くに来たんです、トロッコで。
(ジャニーズコンサートではおなじみの乗り物。スタンド席の隙間を本人たちを乗せて走ります。)
思わぬ近さで卒倒寸前になっていたその時………
近くに来た彼の表情のスイッチがなぜかOFFになりました。
(わたしのことは眼中の端にも見ていなかったので、わたしに対してではないと信じます。)
そりゃあ、ずっとアイドルモードで表情振りまくのって辛いと思います。
ただその瞬間、彼の雰囲気が一気に「そのへんのクラスの男子」になったんです。
夢から醒めましたね。
近かった分、「そのへんのクラスの男子」オーラももろに浴びてしまいました。
「ああ、ジャニーズもあいつらと変わらないんだ…」
と少しがっかりして帰路についた苦い思い出のお話しでした。
何が言いたいかと言うと、やっぱりジャニーズである以上、
ファンの前では「遠い夢の世界のジャニーズ」でいて欲しいという想いです。
まあそんな思いをさせられておいて、
10年後のわたしはここでジャニーズの魅力を語っているのですから、
やっぱり彼らの持つ魅力というものは計り知れないのです。
……といったところで今回はここまでにします。
また次回、よろしくお願いします。