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お遍路ウォーキング日記(256:八十五番八栗寺へ)

【2024年9月17日(火曜日) Day 256】

 札所八十四番屋島寺を漸く打った。屋島一帯は屋島寺も含めてGoogleマップがカバーしていないエリアにあって今日も写真はない。代わりに屋島寺境内がそのまま使えるのでそれを利用する。

 現在地も屋島寺なので明日から次の札所八十五番八栗寺へ向かう。まずは屋島の東側をスカイウェイ沿いに下り、途中から更に東に向かう道に入って相引川という川を渡る。川のむこうはかつての牟礼むれ町で、八栗寺はこの牟礼町にある。牟礼町は平成大合併で高松市に編入合併された。

 今日は札所八十四番屋島寺について簡単に書こうと思う。

 この寺の開祖は唐の高僧鑑真和上である。鑑真は鹿児島に上陸した後に船で東大寺へ向かう途中、屋島の北嶺に霊光を感じその場所に普賢堂を建立し、自らの弟子、東大寺の恵雲が住職として屋島に入る。

 後に弘法が嵯峨天皇の勅令を受け、北嶺にあった寺を南嶺に移し、そこに十一面千手観音像を彫って安置し現在地に屋島寺が定着する。

 その後は兵火などにより何度か寺は衰退するも、様々な支えにより現在にまで至っている。

 この寺には神仏習合の名残のような狸を祀った蓑山大明神がある。弘法でさえも化かされたという逸話付きの大狸の像があって目を引く。

 また駐車場側から境内に入ると裏門から入ることになる。一度山門をくぐってからお詣りをしたいとこだわる人は片仮名でコの字型をした境内の端から端まで通り抜けて山門に一礼し、本堂、その奥にある大師堂の順にお詣りをしてまた山門で一礼をして一旦外に出てからまた裏門まで戻ると言った感じで、行ったり来たりと忙しい。

 このお寺を打つと高松からも徐々に離れていく感じかして少しばかり寂しさも感じる。この屋島の麓、琴電の屋島駅近くには「一鶴いっかく」という鶏の専門店があってここの鶏の脚は美味しい。横浜にもお店があって以前はよく食べていた。高松でうどん以外のものは殆ど食べないがここでは一度だけ食事をしたことがあった。

 現在お店はリニューアル工事中で閉店しているがお店がなくなったわけではなさそうだ■

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