ちょっとだけ前向きな言葉(243・244)
●縁が切れて惜しいと思うのならまずは悪あがきでをしてでも繋ぎ止める努力はしたい。それでもダメだったらその時諦めればいい。
大切な人との縁を事情のない限りは維持したいと思う気持ちは大切。良い縁は一生の宝物であり、また自分の人生そのものをも決定する可能性のあるものだ。
そんな大切な人間関係やつながりが疎遠になりそうな場合、まずは最善を尽くしてそれを保とうとする努力をするべきである。それは自分の持つ宝を失うことと同じだからだ。時にその宝を守ろうとするためにもある程度の困難や苦労を乗り越える覚悟と決意が求められる。そのような困難を乗り越えてでも関係を維持する必要はある。
しかしながら、その努力が全てにもかかわらず成功しなかった場合、あるいは状況が改善しない場合は、適切な時に諦めることも重要である。自分の限界を認識しながらも無理に関係を維持しようとすることは逆に不健全な状況を長引かせることになるからだ。残念なことかも知れないがその時初めて「縁がなかった」と思えばいい。
人との関係を大切にし、努力を惜しまない姿勢を持ちつつも、現実的な判断を下す重要性もまた無視はできないものだ。まずは関係を悪化させないよう人とのつながりは大切にし、適宜その繋がりの重要性を考え、そこに疑いがあるようなら手早く退く勇気も必要である。
●復讐や他人に怒りを抱く為に限られた自分の時間を費やすのは勿体無い事である。自分を磨く為に使いたい。
似たような言葉を他にもいくつか作っていると思うが、実際は自分自身が斯くありたいと思うからこそこのような言葉が増えている。
それは復讐や他人への怒りに時間やエネルギーを費やすことは、自分自身の成長や発展にとって無駄なことだということ。これは間違いのないことだし、他人の復讐またはリベンジともいうがそのての話を耳にした時にもしそうでなかったらとよく思う。その一方でリベンジが客観的に見て妥当というケースも多いし、ドラマのネタでも頻繁に登場する。特に韓国ドラマではリベンジは王道と言ってもいいくらいだ。
復讐や怒りはしばしばネガティブな感情を引き起こし、心身の健康にも悪影響を及ぼす可能性だらけだ。その時間とエネルギーを自分を向上させるために使うことで、スキルや知識の獲得、自己成長、ポジティブな変化が生まれる可能性が高くなる。そのようなメリットを投げ捨ててまで行うことなのかどうか今一度考え直すことができたらと思う。
過去の出来事や他人の行動に囚われず、自分自身をより良くすることに注力することが大切で、そんな時間も無限にある訳ではない。自分に割り当てられた限りある時間をそのような不毛なことに費やすこと自体客観的に見れば馬鹿らしいことだ。自分を磨くことでより充実感や幸福感を得られるだろうし、他人や過去の出来事に振り回されることなく、前向きな道を歩む助けになるはずである■