お遍路ウォーキング日記(229:七十五番善通寺へ)
【2024年8月21日(水曜日) Day 229】
今日は朝のウォーキングに夕方の買い物もあってなんとか歩数は五千歩を少し越えた。札所は七十三番の出釈迦寺だけでなくその次の七十四番甲山寺も打ち、さらに七十五番善通寺までもあと僅かな場所まで来ている。
今日は札所七十三番出釈迦寺について簡単に書こうと思う。
このお寺を語る上で必ず知っておくべき事は弘法の「捨身ヶ嶽禅定」の話である。
それは弘法が未だ「真魚」呼ばれる幼年のこと、今の我拝師山(曼荼羅寺、出釈迦寺の山号でもある山)に登り、仏門に入り衆生を救いたい、願いが叶うならお救いを、叶わぬのならこの身を捧げんといい崖から飛び降りると天女と釈迦如来が抱きとめて救ったという言い伝えがある。
この我拝師山が現在の出釈迦寺の奥の院で、納経所で許可を得れば車で行くことができるらしい。
この山上の寺はかつて曼荼羅寺の奥の院だったが堂を建てるほどの場所もなく本当にお堂の残骸や石像があるのみの場所が札所だった。
17世紀頃に麓に寺を建て、納経所の役割を持つようになった。札所が麓に移されたのは大正9年のこと。それからは我拝師山の元札所は出釈迦寺の奥の院となり、捨身ヶ嶽と呼ばれている。
出釈迦寺という名前も捨身ヶ嶽禅定の話から付けられたものと思われる。
個人的には納経所の人がとても親切で寺もこぢんまりとしていてとても感じが良かった。曼荼羅寺からこの後の善通寺まではどの寺も感じが良くてお詣りをするのが楽しみな場所だ。そしてその先も讃岐の札所はどこも何らかの良い思い出がすぐに思い浮かぶ■