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スマホ遍路日記(215:六十六番雲辺寺〜六十七番大興寺 ④)

【2023年11月19日(日曜日) Day 226】

 今日は札所六十七番大興寺を打った。写真は大興寺の納経所だ。本当ならもっと先に進んでいたであろうが、このアプリは札所を打ったら確認しないとその日の終わりまで札所から次には進まない。そしてそれを知らせてもくれない。

 と言う事で今日は大興寺にでも泊まったと思って明日は大興寺を起点に出発すると思えばいい。因みに大興寺には宿坊はない。

 大興寺から次の札所六十八番神恵院じんねいんまでは10㎞程の距離があったと思うが、だんだんと観音寺市の街中に入り賑やかになってくるのが少し楽しい。それもそのはずで六十六番雲辺寺から遍路道の六地蔵越などという本当の山の中、または車の場合は猪ノ鼻いのはな峠などと言う国境の峠道(今では長いトンネル)を通ってやっと辿り着いた札所から更に大きな町の中のお寺に行くのだから進めば進むだけ賑やかになってくるという感覚は感じられるはずだ。

 この先札所七十一番弥谷いやだに寺以外は七十五番の善通寺も含め、八十番讃岐国分寺まではずっと町中のお寺が続く。言うなればもうそんなに険しい道は数えるくらいにしかないのだ。これが讃岐「涅槃の道場」の特徴。平時穏やかな道を進むも時として険しい道が遍路に立ちはだかる。しかしすでにそれは苦とも感じない道となっているのである。残るは讃岐国だけ、その第一歩がこの大興寺から始まる■

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