部下の失敗を成長に繋げられる上司とは?
暑いぐらいの日差しと爽やかな風が心地よい季節になりました。
本日は立夏。「夏の立つがゆえなり」(暦便覧)にあるように、山々に緑が目立ち始め、夏の気配を感じ始める頃。
本格的な夏はまだ先ですが、比較的気候が安定しているこの時期に衣替えなどしておきたいですね。
こんにちは、大野です。
今年も怒涛の新人研修シーズンが終わりました。
毎年のことながら、新入社員からフレッシュなパワーをもらいつつ、新しいスタートに立つ背中を押し、心からのエールを送っています。
新入社員の受け入れの後、御社ではどのようなフォローをしていますか?
環境の変化、新しい人間関係、理想と現実のギャップ等、新入社員はさまざまなサポートを求めています。
何をどこまでやるべきか?
適切なフォローについてのご相談など、遠慮なくお問合せくださいませ。
部下の失敗を成長に繋げられる上司とは?
「成長するには、失敗あるのみ!」
そう言い切ったら体育会系のノリが過ぎるでしょうか。
現在、4〜50代の経営者あるいは管理職クラスの方々は、2〜30代の頃、辛い思いをしてきた方も多いと思います。
就職氷河期に始まり、縦社会の不条理や理不尽なコミュニケーションに耐え忍んで、それを糧にできたからこそ今があるはずです。
今のご時世で部下にやったら、即パワハラで訴えられそうな出来事の数々・・・。
それが自分を成長させてくれた。
という偽らざる実感があるのではないでしょうか。
世相がどうであれ、やはり、
「部下の成長を促進するには、良質な失敗体験をさせることが必要」
私はそう思っています。
うまく失敗しないようにお膳立てされた成功体験など、何の価値があるのか。
「失敗から学び、次につなげることができれば、それは失敗とは言わない」
部下に、そう言い切ってあげられる強さを持ちたいものです。
今年も様々な企業の新入社員と対峙した中で改めて感じたのは、
「彼らは本当に成長したいと思っている」
ということでした。
そのために、自分に何ができるのかを彼らなりに一所懸命考えているのは間違いありません。
ただ、生まれ育った環境がそうさせるのか、失敗を恐れる傾向が強いように観じます。
できればうまくやりたい。
自分はできると思いたい。
でも、現実はそんなに甘くありません。
当然のように新人は失敗に失敗を重ねます。
失敗することは誰にでもあります。
むしろ、失敗することで何が問題だったのか気づけるものです。
気づいたことを次に活かせば、成長していくことができます。
しっかり振り返りができていれば、問題に対処できる応用力が身に付いていきます。
逆に、成功体験ばかり積んでしまうと、成功要因を言語化することが難しい状況に陥ります。
つまり、再現性を持てない可能性が高く、ノウハウを人に継承することもできなくなります。
そうした意味では、失敗こそが学びの宝庫なのです。
「失敗を恐れて何もしないことが一番の失敗」
何かと失敗を恐れがちなZ世代。
彼らが恐れることなく挑戦できるようにサポートすること。
失敗したら、それを次なる成長の糧として消化することを支援すること。
これが当世の上司としての重要な役割ではないでしょうか。
本日の問い
平常心で、部下を失敗させられる度量がありますか?
部下の失敗体験を次に繋げてあげることができていますか?
終わりに
新入社員の意識を変えても、受け入れ先の上司がそれを潰してしまうことは多々あるものです。
例えば、上司が自分の目先の利益や上からの評価を優先してしまうと、新入社員はそうした影響を受け、行動し始めます。
せっかくの新卒への教育投資を無駄にしないためにも、上司の指導育成力向上を図っておくべきだった。
夏は、そんなお声を聞く時期です。
上司の意識改革に課題がある方、遠慮なくご連絡ください。
https://lala-sunshine.com/contact/
本日のニュースレターはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
笑顔と感謝で溢れた毎日を!
大野加奈
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