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研究所とアートワークの目的について

1 .  研究所ラボの名前の由来と目的

 オトナもコドモも元気にしたい!という思いで、《芸術療法アートセラピー》の考えに基づいたアートワーク研究所を作りました。名前はLalangue Laboララング・ラボといいます。

 元美術教員の同僚と立ち上げた研究チーム。

 陶芸窯は大阪にあり、ワークショップは東京各所で開催しています。北海道・札幌では、水彩画ワークを不定期におこなっています。

 ラボの名称、ララングとは、フランスの精神分析医ラカンの考えた哲学用語で、欲求が表出されたものを意味し、未発達の言葉や芸術表現などを意味します。表現活動を通して心から発露された表現には、健全な精神の成長や回復を促す効果があると考えられます。

 重要な心の声を引き出し、読み解き、伝え合う体験を生み出すこと、ララング・ラボは、アートワークに没頭できる場所、つまりアトリエをデザインする研究所です。

2. 芸術療法とは

 『芸術で癒される』と言われますが、表現の場では、単なる癒しとは異なる高揚感が得られることがあります。こうした気分の上昇は、表現活動を通して精神の均衡や充足を図ろうとする免疫機能が働いていることでもたらされます。この心の自己治癒性は、日本の医療現場においても認められ芸術療法という積極的な治療方法として用いられています。

 ララング・ラボでは、アーティストや美術教育者としての立場から、創造性を促し心の成熟や治癒力を高める表現活動の方法や表現できる場所作りを研究しています。様々な人がアートを楽しみ、本来の心の豊かさに出会える機会を創り出していきたいと考えています。


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