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~蓋~

何重にも縛って
がんじがらめにして
二度と開けることはないように
しっかりと蓋をした

今思えば
なぜ捨てなかったのだろうか

そこにある以上
開く可能性は
いつだってある

そのことに怯え
不安を感じる必要が
あるのだろうか

そして
既に何が入っていたのかさえ
覚えていない

それなのに
紐がボロボロになると
また縛り直すことを
くり返す

捨ててしまえばいいのに

でもなぜか
持っている

"大切"
なのだろうか

"必要"
なのだろうか

しげしげと
改めて眺めてみる

壺のようでもあり
箱のようでもある

瓶かもしれないし
甕のようでもある

重厚な造りのようでもあり
シンプルでもある

ただずっと
私の中にある

その存在に気付いたのは
いつだったろうか

指先でそっと触れる

紐は
いつしか消えていた

柔らかな
絹のようなリボンを
そっとほどく

"それ"と"私"は
繋がっている

次から次へと
湧き上がる感情

蓋が少しズレた

蓋を開けるのも
蓋を戻すのも
私なのだ

どこかで綺麗な音がした

2024.9.18


*繋がる時間*

大切な皆さまこんにちは。
いつも私の詩をお読みいただき、
ありがとうございます。

大切なあなたと繋がれることが幸せです。

さて、
2023年12月から始めました
大切なお友達のひーちゃんのコーチングを受け、
その時間から感じたモノを詩に書く
【繋がる時間】
の第10回目を行ないました。

第9回目(2024.8.14)の詩はコチラ

今回も自分の中にあるモノをひーちゃんとお話しする中で、
色々と整理することができました。

私の中で「見えないモノ」。

それは、本当に見えないのか。
「見えない」のではなく、
「見ようとしていない」のかもしれない。
とも感じました。

自分の中で忘れ去られているモノもあるのかもしれないし、
見ないように蓋をしたものもあるのだろうと感じます。

その「蓋」を開きたい。
と思うのですが、
無意識に蓋をしてしまったが故に開け方がわからない、
というよりも、
そもそもどこに置いてあるのか、
という感覚もあります。

見えるようで見えない。

そんな不思議な感覚です。

それを見えるようにするためには、
周りを探すのではなく、
自分と向き合い、
自分の中を灯りを照らしながら探検してみる。
そんなことが必要であると感じます。

確かにココにある。

それは強く感じるので、
後はそれは見つけるだけのような気がします。

もしかしたら、
あることを感じるだけでも良いのかもしれませんが、
蓋をしているモノがあるならば何が入っているのか
見てみたい。
という好奇心もあります。

なんだかとりとめもなく、
実体がないようなお話をしていますが、
私にとっては、とても大切な時間でした。

自分だけでなく、
ひーちゃんの問いかけによって新たな発見が出来ることが
毎回楽しいです。

こちらを読んで下さっているあなたは、
自分の中に何か蓋をしていることはありますか?

あってもなくても、愛おしい自分が今ここにいる。
それが全てなのかもしれません。

ひーちゃん、今回もありがとうございました。

「繋がる」奇跡に感謝です。

次回の【繋がる時間】もお楽しみに。

ありがとうございました。


「繋がる」奇跡に感謝です。

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