見出し画像

〜水〜

カチカチに乾いた土に
ポタリと
一粒の雫が落ちた

ぷくっと膨れて
スッと平らに
染み込んだ

少しだけ色の違う
その場所は
少し経つと
また
カチカチに
乾いていた

ポタリ
ポタリ

落ちる雫
やがて
雨になる

乾いた土は
濃く
黒く
鮮やかに
水を含む

次から次へと
与えられる水に
いつしか
土からも
水が
溢れ出した

潤い
流れ
豊かにした

大切な
心の水やり


2023.6.29


〇あとがき

人間の約60%は水分だと言われています。
生きていくためになくてはならない水。
それはどこか自分の大切なエネルギー、
心の栄養源のようにも感じます。

カラカラに乾いた身体にコップ一杯の水では満たされないように
心も乾くことで感情が失われるように感じます。
様々な感情がいっぱいになることで
外へと放出される
喜びや悲しみ。

始めは小さな幸せも大切に大切に育て、
水を与えることで大きな幸せにすることも出来ます。

それはきっと自分次第。

コップに水を入れるのも、
それを満たすのも
自分の身体・心に入れてあげるのも
自分。

お花に水をあげるように
大切な「自分」という
『華』を潤してあげたい。
その輝きで大切な誰かを癒せたら
幸せだな
とそんなことを感じて創った詩です。

お読みいただき、
ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!

Poet Mari
出逢っていただき、ありがとうございます。応援を力に変えて、一歩一歩進んでいきます。応援よろしくお願いいたします✨