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これから犬を飼う人に伝えたい。「犬を飼ってすぐにやっておけば良かった/やって良かったと思う」5つのこと。

これから犬を迎えようと思っている方、多いかと思います。我が家に愛犬が来てからもう7年が経ちました。我が家の犬は、基本的には大人しい方(だと思う)で、いわゆる”問題行動”(噛んだり暴れたり)というほどのものは、今までありませんでした。でも、ずっと前から困っていることが一つだけあります。それが「お散歩が上手く出来ない」ということです。引っ張る、歩かない、すれ違う犬に吠える。それが年々酷くなっている気がして、今更ながら改善したいと思い、少しずつですが今お散歩のトレーニングをしています。私も考えを改め、本や動画などからトレーニングや犬との関係の作り方を学んでいます。

私が今の愛犬の様子から、「飼い始めた時にもっとやっておけば良かった」、「これは出来るようになっていて良かった」と思うことがいくつかあるので、今回はそれをシェアしたいと思います。これから犬を迎えることを検討されている方・迎える予定の方の、少しでも参考になれば幸いです。私はドッグトレーナーでも専門家でもないので、内容が必ずしも正しいものではないかもしれませんが、犬のことは私なりに大切な家族の一員として7年間育ててきたので、一飼い主の意見として読んでいただけたらと思います。


① 情報収集を徹底し躾の仕方を学ぶ。可能ならトレーニング教室へ通う。

私は犬を迎えた時、子供の頃犬を飼っていた犬と同じ犬種(ミニチュアダックス)を迎えたこともあり、犬との生活はある程度想像できていたので、トレーニングは必要ないと思っていましたし、トレーニングは大型犬を飼っている人がやるもの、と思っていました。犬が吠えるのは当たり前だし、「人の迷惑にならない程度に言うことを聞いてくれればいい」と思っていました。ですが、今思えば子犬の頃はとても大切な時期。あの頃トレーニングしていたらもっと今頃違ったかもしれない、と思います。今7歳の我が家の犬はすでに7年もの間、自分の好きに歩くお散歩しかしてこなかったのです。それを今更飼い主に合わせて歩け、なんて急に聞くことは出来ません。今はネットの動画で、ドッグトレーナーの方がたくさん躾に関する動画をあげてくれているので、それを見るだけでも違うと思います。もちろん、可能であればトレーニング教室に通うのも良いと思います。トレーニングが必要なのは、犬というより飼い主の方なのです。

② リーダーウォークを必ず身につけてお散歩をする

①の内容と重複してしまうかもしれませんが、これはお散歩の重要性に私が今更ながら気づいたのであえて別としています。”リーダーウォーク”と言う言葉は知っていましたが、私は出来ていませんでした。犬を飼ってすぐに本を読んだのですが、それに書かれていたやり方で多少試してはみました。ですが、あまりにも難しく、少しやっただけで、「こんなのプロじゃなかったら出来るわけがない」と思ってしまい、すぐに辞めてしまいました。それから「もう好きに歩かせた方が犬も楽しいだろう」と思い好きにさせていた結果、今のような引っ張ったり歩かなくなったりするお散歩ができ上がって行ったのです。おそらく、犬の躾はそんなにすぐにできるようになる事は想定されていないと思います。何ヶ月もかけながら、少しづつ出来るようになり、それが習慣化されて行くもの。散歩は「飼い主と犬との信頼関係を築くためにとても重要、ただトイレをさせるためにするものではない。」と言うことを学びました。

③クレートトレーニング

これはやっておいて良かったと思うことの1つです。うちに来てすぐに、ケージの中にクレートを開けっぱなしで置いておくようにし、そこに自分から入った時におやつをあげたり、入ったら扉を閉めて過ごさせたりして、少しづつ慣らして行きました。我が家は車移動が多いのですが、クレートが大好きな犬はずっと入っていることが出来ます。開けても出てこない時もあるくらいです。災害で避難しなければならなくなった時、外出先でクレートに入っていて欲しい時など、役に立つ場面が多いと思うので、早くから慣れておくことをおすすめします。

④お留守番

常に家に誰かがいる場合でも、買い物に行っている間など、数時間のお留守番は必ずあると思います。これも、犬が大きくなってからお留守番をさせようとして、慣れるのに苦労しているとよく聞きます。お留守番は慣れていないと、飼い主がいない間中吠え続ける子もいます。最初は短時間から、少しづつ練習が良いと思います。常に家に誰かが居ることが当たり前の環境だと、分離不安になることもあるかもしれません。お留守番させることを可哀想だと思う人もいるかもしれませんが、犬は大体一日中寝ています。私も最初は5時間以上お留守番させることが犬にとって良くないのではないかと心配でした。仕事に行く時はお留守番カメラを設置して、出先から何度も確認していましたが、大抵はお腹を出して爆睡していました。それを見て、私たちが家にいなくても安心して寝ていられると言うことは、家自体が犬にとっても安心できる場所になったんだなと、嬉しく思いました。犬は日中も10時間以上寝ても問題ないようなので、その分しっかりお散歩できれば良いと思います。

⑤歯磨き

毎日歯磨き?そんなの当たり前でしょ、と思われる方もいるかもしれませんが、うちは歯磨きをすごく嫌がり、なかなかちゃんと磨くことが出来ていませんでした。知り合いのワンちゃん達も歯磨きは出来ていなくて、大体同じ歳くらい(6歳以降)になって歯石取りをするか悩んでいる飼い主さんが多いと思います。先日、動物病院で歯石が溜まりすぎていると指摘を受け、ついに全身麻酔をかけて歯石除去をやってもらいました。金額もそこそこしますし、全身麻酔をするリスクはありますが、放っておくと歯周病になって歯石を取る時に歯も抜けてしまったり、菌が入って病気になることもあるそうです。覚悟を決め、一生に一度だと思って取ってもらいましたが、うちはやって良かったと思います。もう次は同じことにならないよう、嫌がられてもなんとか毎日歯を磨くようになりました。初めは歯ブラシを噛んだり、暴れたりするかもしれませんが、これも子犬の頃から少しづつ慣らしていくしかないと思います。私は途中で諦めてしまったこと、後悔しました。歯ブラシだけでなく、歯磨きガムや、歯磨きシートを併用するとやりやすいと思います。(うちはガムだけは毎日噛んでいたので、奥歯にはほぼ歯石がついていませんでした。)

以上、私の体験から、5つのことをシェアさせていただきました。いかがでしょうか。これから犬を迎える方にはぜひ、犬とどんな関係を築きたいか、どんなふうに犬と暮らしたいか、考えていただく機会になればと思います。「お散歩で歩かなくても吠えてもいい、ただ一緒にいて欲しい、たくさん抱っこしてあげたい」と言う人もいるかもしれません。それはそれで良いと思います。犬とどう過ごすのかは、その家庭・飼い主さんが決めることです。きちんと最後まで責任を持って見ることと、最低限の日々のお世話が出来るのであれば、それ以外のことは人それぞれで良いと個人的には思います。

私もこの数週間、色々考えながら、犬とお散歩の仕方を見直してきました。学んだことを試しつつも、「これはそう簡単に治らなそうだ…」と感じています。でも、僅かながら変わってきたところもあるのです。自由に歩けなくなるお散歩を嫌がるかなとも思いましたが、「お散歩行く?」と聞くと嬉しそうに来てくれます。7歳と言う年齢でも、躾のし直しは出来ると言います。私は、愛犬にとって信頼できる飼い主、になりたいと思っています。今は、私のことはきっと結構好きだし、甘えてくれるけど、信頼はしていないと思います(笑)。 7歳だけど、まだ犬生半分くらいのところです。まだまだ一緒に居られるうちは、一緒に出かけたいし、毎日の散歩も楽しく充実したものにしたいです。これからもコツコツと、やっていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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