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掛けたハシゴは外される

今回は、私が「掛けたハシゴを外された」体験についてお話していきます。

私は過去に2度、母に「掛けたハシゴ」を外されています。

1度目は、双極性障害が悪化したとき。
仕事が続けられなくなり、療養する間、生活費を貸してほしいとお願いした。

初めは貸してくれてたけど、数ヵ月たった頃、いきなりこう言われました。

「もうお金貸せないから来月からは自分でどうにかして」

いくら病気とはいえ、お金を借りている身。
申し訳ない気持ちはもちろんあるんです。

だけど、毎日寝たきりの状態でどうやって働けと?

そのとき母は、私の状況や体調のことなど、一言も聞いてきませんでした。

結果、私は大量の頓服を飲みながら飲み屋で働くことに。

昼職になんか就ける状態じゃないから、飲み屋を選択した。

朝起きられない、フルタイムで働けない。
だから時給が良い飲み屋で働くしかなかった。

そのおかげで病状はひどくなる一方。

でも、誰も助けてなんてくれない。
躁・鬱・解離・PTSDその他いろいろな症状を我慢しながら働いた。

2度目は線維筋痛症になってから。

1年間生活費を貸してもらえる約束だったのに、また途中でハシゴを外された。

このときは「またか」という気持ちしかなかった。

何度も言うが、私はお金を借りている身。
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

だけど、好きで働いていないわけじゃない。
好きでご飯作ってないわけじゃない。

持病があるということは、たくさんのものを犠牲にしなければいけないのだ。

それはお金だけじゃない。
大袈裟でも何でもなく、生活いや人生のすべてが変わるのだ。

2度目も母は、私の状況など聞く耳を持っていなかった。
まぁ、いつものことだけど。

それで今どうしてるかって?

必死に働いてるよ。
体も心もすり減らして、毎日必死に働いてるよ。

とはいえ、健常者と同じように働けるわけがない。

家事もおろそか。

娘の病気のことも考えなければいけない。

正直キャパオーバーだ。
でも、平気なフリをしていなくちゃいけない。

ていうより、1度「掛けたハシゴ」を外された人に頼った私がバカだったんだ。

ほんとにそう思う。

毎日、明日には死んでるんじゃないかって考えてる。

毎日、どこにも吐き出せない感情が爆発して最悪な形になるんじゃないかって想像してる。

いや、冗談抜きでそうなってもおかしくない。

一体いつになったらこの人生から解放されるのだろう。

今日もそんなことを考えながら、涙を流した1日だった。

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