レコーディングスタジオで録音。CDの制作。それはギッシリ詰まった「希望」と「愛」
半年前から計画していました。
ある方のCD制作のお手伝い。
歌を愛する85歳。
あるお仕事のプロフェッショナルの女性。
北九州市の「マイスター認定」されています。
人生のまとめとしてCDを作る・・・と計画されたのが半年前。
その時、
その方のお身体は、
普通に立ってるだけで辛いという状態でした。
大きな病気も抱え、
身体にたくさんの骨折があって、
それでもプロとしてのお仕事を続けておられる。
その生きざまは私の大きな目標。そして希望。
曲数を12曲と決め、練習に入ってからも
たくさんの出来事が起きてしまって。。。。
身体の不調も、そしてお身内とのことでも。
それでもレッスンを重ねておられました。
このCDを作ること、作り上げること、
それだけを支えにして身体が保ってるという風に見えました。
なんとしてもお支えしなくては。
今日、録音当日も、
もし私がその立場だったら、
「ちょっと無理です」と絶対言ってしまうだろう、
延期してしまうだろうという状態だったのに、
スタジオに入り、
vocalブースに入り、
「休憩しませんか?」という声に耳を貸さず、
3時間ぶっ通し、12曲、何回か歌いなおしたりしながら、歌いあげられました。
私は、たくさんのことを学ばさせて頂いてる。
もう歳だから・・・・
身体の具合が悪いから・・・・
言い出したらキリがないほど、この年齢になればアレコレあります。
その「困ったこと」にフォーカスして生きていくか、
それとも
「楽しむこと」「好きなこと」「自分で決めたこと」にフォーカスして
前へ前へ進んでいくのか?
「何も目標が無かったら」
「一日中、痛くて、生きていけない」
「でも、録音と言う目標があるから」
「練習してます!」
とのこと。
私の役目は、それをしっかりお支えして、
私が今出来ることを総動員してCDにまとめること。
倒れてしまわれるのではないかしら?と心配をよそに、
「痛み止め」と「吐き気止め」にビールを飲みほし
(良い子はマネしないでね)
歌いあげられました。
感動しました。
スタジオのSHO君は、
音楽活動とともに「農園も経営」
とびっきり美味しい葡萄と、そしてオリーブを作ってまして。
去年のオリーブを絞ったオリーブオイルをお土産に頂きました。
信じられる?
国産のオリーブオイルってだけでも感動ものなのに、
それが、こんな、すぐ近くで作られてるのよ!
外国で絞って、飛行機で送られてきたオイルしか知らないと、
この築城町のオイルは舐めると感動しますよ。
こ・・・・・これが・・・・・
木に実ったオリーブの実を絞ったオイルなのだ!
オリーブなんだ。果実なんだ!
市販のものを舐めて「果実なんだ」と思います?
思わないでしょう?
これは果実なのです。
録音終わり、家に帰って、
早速手作りパンをカリッカリに焼いて、
ただひたすらこのオイルぶっかけて頂きました。
お・・・い・・・し・・・・・い。
その後、オニオングラタンスープも作りました。
このオイルのために(笑)
良い一日でした。
希望が
いっぱい
詰まった一日でした。
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