バラの気持ちがわからない ~ロココ~
公式プロフィールによると
独タンタウ 1987年作出
作出者 Hans Jurgen Evers
性質は 耐寒、耐暑ともに優れており 病気にも強い
淡い杏色で波弁をした大輪の花は丈夫で傷みにくい
と、ある
たしかに見た目の優雅なフリフリ姿からは想像できないような
固く太い枝にごつい棘がついているし、葉っぱは肉厚な照り葉なので
病気にも強いし、あまり虫の被害にもあったことない
それがROKOKO
ただ
気まぐれというか何というか なかなかココロを許してくれないの
ロココのココロがわからない
我が家に迎えいれたのが12年前
冬の2年生長尺苗でやってきて 最初の春の満開ぶりは最高に美しく
心底感動したものだ
よく考えれば 最初の開花はそれまで育ててくれたナーサリーさんの
パワーだと分かろうものを 自分の腕前と勘違いし
「ふふふ、バラなんて簡単よ」と思いあがった自分を叱りたい
それなりに手入れはしたつもりだけど 翌年から樹勢は落ち始め
3年目には長尺だった枝を50センチほどに剪定
その後、日当たりのいい場所に置き場を変えたり
活性剤を投入したりリン酸肥料を遣ったりと 涙ぐましい私の努力は続く
それが功を奏したのかどうかわからないが 7年目にようやくアーチができるようになった
ただ、枝だけね
花をつけないのである
5月の彩シーズンに葉っぱだけのアーチ。。。なぜ??
この頃から もう過保護はやめよう、ロコちゃん好きにしてくれ
と思い始め 観葉植物として楽しむ事にした
過度の栄養補給もやめたよ
そうしたら
去年立派なベイサルシュートがドぉ~ンと2本!
3メートルくらい伸ばしてきた後、秋に花を咲かせた
もともとシュートを出しにくい品種なのと、秋に咲くタイプではないので
これにはビックリ!
もう一度言うがロココのココロがわからない
久しぶりに見る花は優雅そのもの
やや俯き加減のお顔からのぞくゴールデンアイもたまらない
一日中眺めていられるよ
そして今年、、、
雨の中様子を伺いに行ってみれば
盛大なブラインド祭りが開催されていた
嗚呼、今年も咲く気はないのね
でも そんな気まぐれなところもひっくるめて大好きさ。
楽しませてくれてありがとう