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自己探究の旅 「アダルトチルドレンと私の気づき」
なんとなく生きづらい….その理由がわからなかった
「なんでこんなに生きづらいのだろう?」
そう思ったこと、ありませんか?
アダルトチルドレンとの出会い
自己探求の旅を続ける中で、インナーチャイルドを知り、アダルトチルドレン(AC)という概念に出会いました。その瞬間、まるで霧が晴れるような感覚がありました。「あぁ、だから私はこんなに生きづらかったのだ」と。
ずっと理由がわかりませんでした。頑張っているのに、なんだか苦しい。楽しいはずの場面でも、心から楽しめない自分がいる。でも、ACという言葉を知ったとき、点と点がつながるように腑に落ちました。
アダルトチルドレンとは
アダルトチルドレンとは、機能不全な家庭で育った影響を大人になっても引きずっている人のことを指すそうです。私はまさにそのタイプでした。
私の家庭は、夫婦喧嘩が多い環境でした。幼い頃から、親の仲を取り持とうとし、感情を押し殺して過ごしていました。場を明るくするクラウンタイプ、そして人の世話を焼くケアテイカータイプ。どちらの役割も無意識のうちに担っていました。
当時は、それが普通だと思っていました。でも、大人になって振り返ってみると、あれは心理的虐待だったのだと気づきました。子どもが親の感情を背負い、家庭のバランスを取ろうとすることが、どれほど大きな負担だったのか。「なるほど、だから私はこうなったのか」と納得できたのです。
アダルトチルドレンのタイプ
アダルトチルドレンには、いくつかのタイプがあると言われています。
ヒーロータイプ:責任感が強く、常に完璧を求められる役割。周囲の期待に応えようとし、頑張りすぎてしまう。
スケープゴートタイプ:家庭の問題の「原因」にされやすく、反抗的な態度をとることが多い。家族のストレスのはけ口になることが多い。
ロストワンタイプ:できるだけ目立たないように行動し、感情を表に出さず、静かに過ごすことが多い。
クラウンタイプ:家族の緊張を和らげるために、明るく振る舞い、冗談を言って場を和ませようとする。
ケアテイカータイプ:家族の世話役を担い、周囲を優先し、自分を後回しにしてしまう。
私は、クラウンタイプとケアテイカータイプの両方に当てはまる部分がありました。こうした役割を無意識に背負い続けていたのだと思います。
無意識にやってしまうこと 〜そこにある生きづらさ〜
普段の生活の中では、自分がACであることに気づきにくいものです。なぜなら、それが自分にとっては「普通」だからです。例えば、気づかぬうちに人の顔色を伺っていたり、誰かの機嫌を取るために冗談を言ったり、周囲の期待に応えようと頑張りすぎてしまったり…。
ロミの先生が言っていたのですが、「人間の体の水分は60〜80%なので、体が記憶していることがある」とのこと。つまり、幼少期に身についた反応や癖は、頭で理解していても簡単には抜けないのです。
たとえば、誰かの機嫌が悪いと、すぐに「私のせいかな?」と思ってしまう。何か頼まれると、断る前に「やらなきゃ」と反射的に動いてしまう。こうした反応は、長年の習慣として体に染みついているのです。
自己肯定感の低さ
特に強く共感したのが、「自己肯定感の低さ」です。どれだけ頑張っても、「まだ足りない」「もっとやらなければ」と思ってしまいます。
誰かに褒められても「そんなことはないです」と素直に受け取れず、逆にちょっとしたミスには大きく落ち込みます。「私なんてまだまだ…」が口癖のようになっていました。
完璧主義と自己犠牲
気を遣いすぎて疲れてしまいます。誰かが困っていると、自分のことよりも相手を優先してしまう。「私が頑張らなければ」「私が明るくいなければ」と、勝手にプレッシャーを背負い込んでしまいます。
少ししんどくても「大丈夫」と笑ってしまう癖。休みたいのに「サボっていると思われるかもしれない」と不安になる。こうして、自分の気持ちを無視するクセがついていたのだと思います。
気づきと変化 〜癒しの第一歩〜
気づくことが大事です。癒しの一歩は、そんな自分に気づき、受け入れていくしかありません。そこから自分とやっと向き合えるのだと思います。
「これは私が悪いのではなかったのだ」と気づいたとき、少しだけ心が軽くなりました。
ずっと「もっと頑張れ」と自分を追い込んでいましたが、「もう十分頑張っている」と思ってもいいのかもしれません。完璧でなくてもいいし、無理をしなくてもいいし、もっと自分を大切にしてもよいのだと。
これからの歩み
私もつい忙しいと無意識に頑張ってしまいます。気づけば予定を詰め込み、限界まで走り続けてしまうこともあります。でも、以前よりは自分の体が「もう無理だよ」と教えてくれるようになりました。
まだまだ模索中ですが、少しずつ「自分を大切にすること」を練習しています。
無理をしそうになったら、「それは本当にやりたいこと?」と自分に問いかける。疲れたら、きちんと休む。気を遣いすぎそうになったら、「私はどう思う?」と考える。
同じように生きづらさを感じている人がいたら、「大丈夫、あなたは悪くないですよ」と伝えたいです。少しずつ、一緒に楽になっていけたらと思います。
Mahalo~