人生を変えた出会いー希望の光
諦めなかった私
新しいコンビニでの面接は、私にとって最後の挑戦のつもりでした。「これでダメならもう諦めよう」という気持ちを抱えながら店長と向き合いました。しかし、面接中に店長は優しく、けれど真剣な目で私を見て言ってくれました。
「お前みたいに、社会を嫌ってる目をしたやつを放っておけないから、ここで働きなよ。面倒を見てあげると。」
その言葉を聞いた時、すごく嬉しかったことを覚えています。初めて「私の存在を見てくれている人がいる」と感じた瞬間でした。どれだけの時間、私は心を閉ざし、大人や社会に対して反発するような態度をとっていたのだろうーーようやく自分の姿に気づいたのです。
店長は私を雇ってくれました。ただアルバイトとしてではなく、「見守る存在」として手を差し伸べてくれたのです。その優しさは、暗闇の中見つけた一筋の希望の光のようでした。「もう一度ここから始めてみよう」と心の中で小さな覚悟が芽生えたのを、今でも覚えています。
彼に声届くかな…….「ありがとう!!!!!!!」感謝です。
働き始めた日々、そして初めて語った自分のこと
採用された後は、私はひたすら働きました。慣れない仕事、接客業の大変さは想像以上でした。お客さんの中には理不尽なクレームを言う人や態度の悪い人もいて、最初は本当に苦痛でした。けれども、幼い頃から人の顔色を読むことは身についていたので、接客の場は自然と相手の表情を見ながら対応することができました。そのスキルのおかげで、なんとか仕事をこなせていたのだと思います。仲間と笑い合いながら話すのは楽しいひとときでした。
そんなある日、店長の奥さんがふと私に問いかけました。
「あなたはなんで高校を辞めたの?」「何を抱えているの?」
その質問に、一瞬ドキッと心臓が止まるような感覚がありました。誰もそんなふうに私に向き合ってくれる人がいなかったからです。
今まで抱えてきたことの、すべての話を聞いてくれた奥さんは、私の話に涙を流していました。その姿を見て驚いたのを覚えています。私のために泣いてくれる人がいるなんて、思いもしませんでした。自分の気持ちが「嬉しい」だったかは、それとも別の感情だったのかは今でもはっきりしません。ただ、「この人なら心を開けるかもしれない」と思ったのは確かです。話しながら、心の奥底に押し込めていたものが少しずづ解けていくのを感じました。
この体験を通して、私は初めて「話すこと」「人に気持ちを話すこと」がどれだけ大切なのかを実感しました。
言葉で癒される瞬間
今振り返ると、これが私にとってクカクカ(深い対話)の原点だったのだと思います。誰かと心の深い部分でつながり、感情や思いを言葉にすることで癒しが生まれるーーその経験が、のちに出会う”心と体を癒す方法”に惹かれる理由になったのかもしれません。
この時点ではまだロミロミという手法には出会ってはいませんでしたが、心と心を繋ぐ深い対話の価値を学んだのは、まさにこの時でした。そして、この気づきが、のちにロミロミに出会ったときに「これだ」と感じた理由に繋がっていったのだと思います。
この対話がもたらした新たな道
店長の奥さんとの対話は、私にとって「話すこと」の力に気づいた原点でした。心の奥底に溜め込んでいたものを言葉にすることで、少しずつ自分自身が癒されていくのを感じたのです。それは、心と心が繋がることで生まれる癒しの瞬間でした。
この経験は、私の中に「人と深く繋がること」への興味を芽生えさせ、のちに様々な気づきや出会いを引き寄せることになります。その中の一つが、スピリチュアルヒーラーとの出会いでした。店長の奥さんが教えてくれた「話すことの大切さ」はその後の人生でさらに深く広がり、3年後に訪れる新たな転機と繋がっていきます。
スピリチュアルヒーラーとの出会いー心と体の変化
彼女との出会いは私にとって不思議な体験でした。
スピリチュアルな世界は人によって賛否が分かれるかもしれませんが、私にとっては特別なものではなく、自然に存在するものだと感じていました。彼女のセッションはお話を聞いてくれる対話と、マッサージや触れることを含むセッションを行い、私の体と心を時ほぐしてくれました。(今思うと、どんな手法だったのかな….気になる….)
彼女のセッションを受けるたびに、長年苦しんでいたアトピー性皮膚炎が少しずつ改善していくのを感じました。一方で、顔に膿が出るなど浄化反応も起こり、体が溜め込んでいたものを手放そうとしているように見えました。その過程で、私は改めて「感情を溜め込むことは体にも影響を及ぼすんだ。」ということを、身をもって体感しました。
そしてこの体験を通じて、家族との関係や自分自身に向き合うことの大切さに気づくことができました。心と体はつながっているーーその事実を実感したのが、このスピリチュアルヒーラーとの出会いでした。
読んでいただきありがとうございました。Mahalo~